ブログ|愛媛県松山でマジックと催眠術を楽しめるカフェ&バー│スプレッドワン

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Kerzu(カズ)|催眠術師・マジシャン|愛媛・全国対応

 

Kerzu(カズ)
催眠術師・マジシャン

 

愛媛・松山|全国対応

 

企業イベント、学校行事、地域イベント、式典、パーティーなど、
会場や目的に合わせて構成する
催眠術・マジックのパフォーマンスを行っています。

 

子ども向けから大人向けまで、
年齢層や会場の雰囲気に応じて柔軟に構成します。

 

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プロフィール

 

愛媛県松山市を拠点に、
催眠術師・マジシャンとして活動。

 

落ち着いた雰囲気の中で進める演出を得意とし、
参加者の反応や空気感を重視したパフォーマンスを行っています。

 

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パフォーマンスについて

 

Kerzuは、
催眠術とマジックをそれぞれ独立したパフォーマンスとして行っています。

 

いずれも心理学や人の反応の仕組みを土台にした技術を用いており、
内容や場面に応じて、

 

・催眠術のみ
・マジックのみ
・両方を組み合わせた構成

と柔軟に対応します。

 

一方的に見せるのではなく、
その場の空気や参加者の反応を見ながら進めていくスタイルが特徴です。

 

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催眠術

 

 

催眠術は、
無理に何かをさせたり、意識がなくなるようなものではありません。

 

落ち着いた状態の中で、
集中や感覚の変化を体験していただく形で行います。

 

イメージとしては、
TVやYouTubeで行われているエンタメ催眠術のような内容です。

 

ショー形式の催眠体験から、
少人数向けの体験まで対応可能です。

 

内容によっては、
会場全体で体験できる参加型の構成にも対応しています。

 

初めての方でも安心して参加できる内容で構成しています。

 

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マジック

 

マジックでは、
視覚的な不思議さや意外性を通して、
自然に驚きや集中が生まれる演出を行います。

 

派手なものだけでなく、
メンタリストが行うような心理的な要素を使った内容も含まれます。

 

テーブルマジックからステージマジックまで対応し、
会場の規模や雰囲気に合わせて構成します。

 

内容によっては、
会場全体が関わる参加型の形式にも対応しています。

 

 

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用途別の対応

 

企業・団体向け

企業イベントや式典、パーティーでは、
会場の空気を和らげながら自然に一体感が生まれる構成を行います。

催眠術を軸に、内容に応じてマジックも取り入れ、
場の流れや反応を見ながら進行します。

 

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学校・教育・公的機関向け

学校行事や教育・文化施設では、
年齢や環境に配慮した内容で構成します。

 

 

催眠術やマジックは、
驚きや集中を通して体験として楽しめる形で行います。

 

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一般イベント・地域向け

地域イベントや一般向けの催しでは、
その場に集まった方が気軽に楽しめる演出を行います。

 

催眠術を軸に、
初めての方でも自然に楽しめる構成です。

 

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経歴・実績

 

2007年 松山市のBarにてマジシャンとして活動開始
2015年 出張マジシャンとして独立
2019年 催眠術&マジック Bar Spread Oneをオープン
2022年 Cafe & Bar Spread Oneとして三番町に移転

 

愛媛新聞カルチャースクール講師

 

催眠術を学問的に学ぶ団体にて講師経験あり

 

イベント、公演、学校、企業向け企画など
年間100件以上の出演実績

 

数百名規模の公演・イベントにも対応

 

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主な出演・協力実績(抜粋・順不同)

 

【企業・団体・施設】

TOTO松山ショールーム
TOTO高松ショールーム
YKK AP株式会社
トヨタカローラ愛媛
伊予商工会議所
四国ダクト協会
松山歯科医師会
松山西ライオンズクラブ
松山中央ライオンズクラブ
松山南ライオンズクラブ
松山城山ライオンズクラブ
東予ロータリークラブ
西条ロータリークラブ
松山にぎたつ倫理法人会
愛媛ビジネス倶楽部
マセラティ高松

など

 

【ホテル・ブライダル・会場】

ANAクラウンプラザホテル松山(全日空ホテル)
オークラホテル丸亀
東京第一ホテル
ホテルマイステイズ松山
ネストホテル松山
マリベールスパイヤ
松山モノリス
国際ホテル
大和屋
山の手ホテル
NAGARE STUDIO 流政之美術館

など

 

【イベント・公共施設】

ミス・ユニバースジャパン愛媛大会第1回
道後オンセナート
イロドリフェス
三津浜商店街(夜市)
いとまちマルシェ
松山空港
松山観光港
とべ動物園
フジグラン重信
松山三越

など

 

【教育・福祉・地域】

安倍学院高等学校レスリング部
東雲大学
松山市立たちばな小学校
伊予市立翠小学校
各児童館・児童クラブ
石井公民館
社会福祉法人コイノニア協会
(株)ライフネット

など

 

【メディア出演】

RNB南海放送「和牛のA4ランクを召し上がれ!」
eat愛媛朝日テレビ「スーパーJチャンネル」
eat愛媛朝日テレビ「ググっと瀬戸内」
eat愛媛朝日テレビ「ちかくナルナルなるちか!」
あいテレビ「よるマチ」
テレビ愛媛「ふるさと絶賛バラエティ いーよ!」
愛媛CATV「ひめころんのこころっとLIVE」
八西CATV
テレビ愛媛「ともしげプロデュース ~モグライダーと愉快な仲間たち~」

 

 

【その他】

YouTubeライブ
17Live
ポコチャ
大阪(チマミレアトリエ)
岡山県内パチンコ店
各種企業イベント・講演・研修

など

 

 

動画はこちらから

 

(2026年4月現在)

 

 

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活動拠点

 

松山市三番町にて、
催眠術とマジックを扱う
Cafe & Bar「Spread One」を運営

 

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出演形式・対応内容

 

対応人数:1名〜300名以上
出演時間:数分〜1時間程度(調整可能)
実施場所:全国対応(交通費別途)
対応形式:対面/オンライン/ライブ配信

 

イベントの目的や対象に合わせて、
内容を柔軟に構成します。

 

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ご依頼・ご相談

 

出演、講演、演出監修、催眠講座、企業研修など、
内容・ご予算に応じて柔軟に対応いたします。

 

お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

 

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最後に

 

人の“心”と“感覚”に触れる催眠術とマジックは、
その場でしか生まれない体験をつくります。

 

イベントや日常の中に、
少しだけ非日常が入り込む瞬間を。

 

その変化は、意外と静かに始まります。

 

オンライン対応!松山の体験カフェ・バーで学ぶ ― 催眠体験レッスン&マジックワークショップ

【松山市×オンライン対応】
体験カフェ・バー Spread Oneで学ぶ
― 催眠体験レッスン/マジック・ワークショップ/実践練習会

 

扉を開いた瞬間、温かな照明と心地よいざわめきに包まれる。

目の前で起きる“意識の変化”や“ありえない現象”に、
大人が思わず笑顔になり、時に胸が高鳴る。

Spread One(愛媛県松山市・体験カフェ&バー)は、
そんな感動を「体験」から「学び」へと変える特別な場所です。

 

しかも今は、松山市に足を運べない方のために オンライン参加 も可能。

店舗でも自宅でも、同じ臨場感を味わいながら一緒に学ぶことができます。

 

 


3つの学びのスタイル

 

1. 催眠体験レッスン

 

安全で正しい誘導、言葉のリズム、心に寄り添う感覚。

「本当にできるの?」という不安を乗り越え、
最初の“成功体験”を手にするところから始まります。

👉 詳細は 催眠・マジック関連の講座一覧 をご覧ください。
(料金・時間は各ページに掲載)

 

2. マジック・ワークショップ

 

カードやコイン、日用品を使い、その日から披露できる実践型の内容。

単なるタネ明かしではなく「人を惹きつける所作」「間の取り方」まで
一緒に体感できます。

👉 導入編は 教室紹介ページ(2ページ目) にも掲載しています。

 

3. 実践練習会

 

「覚えた」だけでは終わりません。実際に人前で使ってこそ自然になります。

仲間と披露し合い、講師のフィードバックを受けることで、
技術が確実に身についていきます。

👉 開催情報は 練習会ページ をチェックしてください。

 


オンラインでも、対面でも

 

  • 同じカリキュラム:オンラインも店舗も内容は変わりません。(一部、対面でしかできないものもございます)
  • Zoomを中心に対応:画面越しでも所作や表情を細かく確認しながら指導。
  • 選べる参加スタイル:臨場感を味わえる対面、移動ゼロで集中できるオンライン。どちらも同じ“熱量”で学べます。

スケジュールのご案内

 

Spread Oneで開催される 催眠術体験・マジック講座・練習会 の予定は、
以下のカレンダーからご確認いただけます。

 

  • 予定は変更になる場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 通常営業をしながらの開催もあります。
  • ご都合が合わない場合は、別日のご相談も可能です。

👉 最新の開催日程は スケジュール(カレンダー) をご覧ください。

 


受講手続き(オンライン/対面 共通)

 

  1. 内容を選ぶ
    – 講座・ワークショップ・練習会の詳細は各ページへ
    – 料金・時間は各ページでご確認ください
  2. スケジュール(カレンダー)から予約
    – 開催日程は カレンダー に一覧表示されています
    – 各日程の 予約フォーム からお申し込みください
    – フォームの 「備考」欄 に希望の参加方法をご記入ください
    例)「オンライン希望」「店舗参加希望」

 


想像してみてください

 

  • あなたの声とリズムに合わせて、相手の表情がすっと緩む瞬間。
  • カードが自然に変化し、周りの人が息をのむ一瞬。
  • 「自分でもできた!」という喜びが、自信に変わり、次の挑戦を後押しする。

 

Spread Oneで学べるのは、単なる技術ではなく 人の心を動かす体験 です。

 


Spread Oneを選ぶ理由

 

  • 松山市の体験カフェ・バーで学べる/全国から オンライン参加OK
  • 催眠体験レッスン/マジック・ワークショップ/実践練習会 を一貫提供
  • 初心者でも安心の少人数制・きめ細かいフィードバック
  • 「今日から人に見せられる」を実現する実践的プログラム
  • 四国唯一の「催眠術&マジック体験カフェ・バー」だからこその学び

 


最後に

 

技術は“点”。

体験を重ねると“線”になり、人に届いた瞬間、それは“面”へと広がります。

Spread Oneは、あなたの中に眠る可能性を安全に、確実に引き出す場所です。

 

オンラインでも、対面でも。

今の一歩が、未来の自信に変わります。

 

👉 興味を持った方は、
まずは 講座・ワークショップ・練習会一覧 からチェックしてください。

 

他にも様々な講座・教室・練習会がございます。

エンターテイメント催眠術・ヒプノセラピー(催眠療法)を受けられる皆さまへ

〜安心して体験いただくためのご案内〜

催眠とは、心と体にやさしく働きかける“意識の旅”です。

「手が動かない」
「味が変わる」などの
不思議な体験が起こることもあれば

「心がふっと軽くなった」
「眠れるようになった」という変化が生まれることもあります。

 

エンターテイメント催眠術は
見て楽しく、やって驚きの体験ができるもの。

ヒプノセラピー(催眠療法)は
自分の心と静かに向き合い、悩みやクセをやさしくほどいていく方法です。

 

この文章では、初めての方にも安心して催眠を体験していただくために
催眠の仕組みや受け方、注意点をやさしくまとめています。

 


催眠ってどんなもの?

 

皆さんがテレビやYouTubeで見たことのある催眠術。

その多くは、突然人が倒れたり笑ったりする
不思議でちょっと怖そうな印象かもしれません。

でも、実は催眠ってとても自然なものなんです。

 

催眠の流れは、たとえるなら――
映画の世界に入り込む感覚にとてもよく似ています。

映画を観ていると、ストーリーに引き込まれて、
悲しい場面で涙が出たり、怖いシーンで体がこわばったりすることってありますよね。

私たちは本当は「これは映画だ」と知っているのに
あえてその世界に入り込んで反応しています。

 

催眠もまさにそれと同じ。
催眠術師は「あなたの手が重くなっていくような気がしませんか?」と
やさしく提案をします。

そして、あなたが「なんとなくそうかも」とイメージを受け入れたとき
本当に手が重くなったように感じたり、実際に動かなくなったりするのです。

 


「かかるもの」じゃなく、「入っていくもの」

 

催眠は「かける」ものではありません。
正しくは、「自分から入っていく」ものです。

 

だからこそ、「かかるもんか!」という気持ちで構えてしまうと、
その時点で催眠術師の誘導よりも「拒否する意志」のほうが強くなってしまい
催眠は成立しません。

 

催眠術師は「あなたを操る人」ではなく
「あなたの中の力を引き出す案内人」です。

催眠は、あなたと催眠術師の信頼と協力によって成り立つ技術です。

 

「少しリラックスして、ちょっとだけ想像してみようかな」
それだけで、あなたの中にある変化のスイッチが動きはじめます。

 


催眠の深さと反応のちがい

 

催眠に入る深さやスピードは、人によって違います。

とくに初めての方は

「これで合っているのかな?」
「自分だけ何も起きてないかも」と

不安になることがあるかもしれません。

 

でも、それはとても自然なこと。
人によって反応の出方が違うのは当たり前です。

他の人と比べず、あなたのペースで、あなたの感覚を大切にしてください。

 

催眠が深まってくると、次のような変化が起こることもあります:

  • 体に力が入らなくなる
  • 身体が固まったように感じる
  • 味が変わる
  • 今いちばん推している存在が見えるように感じる
  • 未来の自分がリアルに浮かぶように思える

 

これらは、あなた自身のイメージ力や感受性が自然に働いた結果であり
すべてが正しい催眠体験です。

 


ヒプノセラピー(催眠療法)とは?

 

ヒプノセラピーは、催眠を使って心や体のバランスを整えていくセラピーです。

ストレスや不安、不眠、習慣、コンプレックス、人間関係の悩みなど
表面ではどうにもできなかった「無意識のパターン」に、やさしく働きかけていきます。

 

ヒプノセラピーは、ショーのような派手な体験ではなく、
深く静かに自分と向き合い、必要な気づきや癒しを得るための時間です。

 

「変わりたいけど変われない」
「もっと自分らしく生きたい」

そう思っている方にとって、ヒプノセラピーは心強い味方になります。

 


催眠中の意識について

 

催眠に入っても、意識がなくなることはありません。

「やりたくないことはやらない」「嫌なことは嫌だと思える」
その判断力は、催眠中もちゃんと残っています。

 

むしろ、催眠とは「自分の本音や本当の感覚に気づく時間」でもあります。
安心して、今のあなたのままで、体験してみてください。

 


安全に体験していただくために

 

催眠に入りやすいかどうかは、体調や心の状態にも関係しています。
寝不足や疲れがたまっているとき、強いストレスがあるときなどは、
集中しにくくなって催眠が浅くなることがあります。

 

また、現在治療中の病気やメンタルの不調がある方は、必ず事前にご相談ください。

 


酔っている方・周囲への影響について

 

催眠中は、自分の内側に静かに集中することがとても大切です。
しかし、酔いすぎているとその集中ができず、
自分が催眠に入っているかどうかもわからなくなってしまうことがあります。

 

また
酔っている方が反応が出ている人に声をかけたり、ちょっかいを出したりすることで
その人の大切な体験の流れを妨げてしまうこともあります。

 

安全で気持ちのよい空間を守るために、
お酒を飲みすぎている方、周囲への配慮が難しい方には、
催眠体験をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。

 


最後に ― まとめ

 

催眠術やヒプノセラピー(催眠療法)は、
あなたの中にある「集中力」や「想像力」を使って
心と体にやさしく働きかける技術です。

 

  • 催眠は「かかるもの」ではなく、「自分で入りにいくもの」。
    「かかるもんか」と構えてしまうと、その時点で催眠は成立しません。

 

  • 催眠はまるで映画のように、提案された世界に入っていく体験。
    催眠術師は操作する人ではなく、あなたを導く案内役です。

 

  • 反応の出方や催眠の深さは人それぞれ。どの体験もすべてが正解です。

 

  • ヒプノセラピーは、悩みや心のクセにやさしくアプローチする癒しの技術。
    変わりたい人の背中をそっと押してくれます。

 

  • 催眠中も意識はあり、やりたくないことはやらなくて大丈夫。あなたのペースで進みます。

 

  • 安心して集中するために、体調や周囲への配慮がとても大切です。
    特に酔っている状態では催眠に入りにくく、他の方への影響もあるためご遠慮いただく場合があります。

 

催眠とは、「あなた自身の可能性をそっと引き出す時間」です。

驚き、笑い、涙、癒し…そのすべてが
あなたにとって意味のある体験となりますように。

 

どうぞ安心して、今のあなたのままで
この不思議でやさしい世界を楽しんでみてください。

 

【防災の盲点】催眠で痛みや傷の治り方が変わる? 医療も薬も足りないとき、人間にできること

もし、大きな地震が起きて

病院にも行けず、薬も手に入らなくなったら……。

 

そんな状況を想像したことはありますか?

 

 

普段なら
けがをすれば病院へ行き、痛みがあれば薬を使い、必要な治療を受けられます。

しかし、大規模な災害では
病院そのものが被災したり、道路が寸断されたりして
医療を受けたくても受けられないことがあります。

水や食料だけでなく、医薬品や医療器具まで不足するかもしれません。

では、そんな状況で、私たちには何ができるのでしょうか。

 

実は、人間には、薬を使わずに痛みを弱めたり
場合によっては痛みを感じなくなったりする働きがあります。

さらに、意識への働きかけによって
骨折や傷の治り方にまで変化が現れたという研究もあります。

「そんなことが本当にあるの?」

そう思う方もいるでしょう。

しかし、これは単なる精神論ではありません。

麻酔薬が十分に普及していなかった時代の手術や
戦争中の兵士の治療にも、催眠に関係する方法が利用されてきました。

今回は、防災グッズや避難経路とは少し違う視点から
人間が持つ意識と身体の働きについて考えてみたいと思います。

 

催眠術は、人を驚かせるためだけのものではない

 

「催眠術」と聞いて、どんな場面を思い浮かべますか?

テレビで見たことがある方なら、人が突然動けなくなったり
普段とは違う反応を見せたりする場面を想像するかもしれません。

しかし、催眠には、そうしたエンターテインメントとは別に
医療や心理的な支援のために研究・活用されてきた長い歴史があります。

 

その一つが「ヒプノセラピー」です。

日本語では「催眠療法」といいます。

 

簡単にいえば、催眠を利用して、痛みや不安
心と身体のさまざまな反応に働きかける方法です。

 

 

例えば

強い不安を抱えている人や

長く続く痛みに悩んでいる人に対して、

その人の状態に合わせて催眠を活用することがあります。

ただ眠らせたり、リラックスさせたりすることが目的ではありません。

人間の意識や感覚、身体の反応に働きかけることで
苦痛への対処や回復を支援するものです。

そして、こうした催眠の医療的な利用は、決して最近始まったものではありません。

 

麻酔薬が十分になかった時代、催眠を使って手術が行われていた

 

今では、手術を受けるときに麻酔を使うことが当たり前になっています。
しかし、昔はそうではありませんでした。

現在のような麻酔技術が普及する以前
手術は患者にとって非常に大きな苦痛を伴うものでした。

そんな時代に、催眠に関係する方法を使って手術を行った医師がいます。

19世紀、インドで活動していたスコットランド出身の医師
ジェームズ・エスデイルです。

エスデイルは「メスメリズム」と呼ばれる方法を利用して
患者の痛みを抑えながら手術を行ったと報告しています。

メスメリズムとは、当時、人間の身体に特別な力が働くと考えられていた方法です。
現在の催眠とは理論が異なりますが、催眠の歴史につながる重要な技術です。

当時の記録には、手術中に強い痛みを示さなかった患者の事例が残されています。

その活動は注目を集め、1846年には、現地の政府が調査委員会を設置するほどでした。

実際に、当時の調査報告書は現在も残されており
麻酔の歴史を扱う専門資料館でも紹介されています。

 

 

もちろん、19世紀の記録を
現代の医学研究とまったく同じ基準で評価することはできません。

それでも、麻酔薬が十分に使えなかった時代に、人間の意識へ働きかけることで
痛みを変えようとする医療が実際に行われていたことは、注目すべき歴史です。

現代の私たちは、痛みを抑えるには薬が必要だと考えがちです。

しかし、医学の歴史を振り返ると
それだけではない方法も模索されてきたことがわかります。

 

戦争中の兵士にも、催眠療法が使われていた

 

医療が十分に受けられず、強い恐怖やストレスが続く環境。

その代表的なものの一つが、戦争です。

戦場では、身体のけがだけでなく、激しい恐怖や緊張によって
心や身体にさまざまな症状が現れることがあります。

例えば、戦闘が終わっても強い恐怖が続いたり、特定の音に過敏に反応したり
身体が思うように動かなくなったりすることがあります。

こうした症状は、極限状態を経験した人間の心と身体に起こり得る反応です。

そして、こうした兵士の治療にも催眠療法が利用されていました。

 

 

第二次世界大戦中、アメリカの軍病院では
戦闘によって深刻な心理的症状を抱えた兵士に対して
催眠療法を行う専門のプログラムが設けられていました。

治療の対象となったのは、強い不安や恐怖
心の負担が身体の症状として現れる状態などです。

例えば、身体に明らかな損傷が見つからなくても
強いストレスによって声が出にくくなったり
身体が動かしにくくなったりすることがあります。

こうした症状に対して、催眠を利用した治療が行われていたのです。

当時の治療経験をまとめた医学論文では
良好な治療結果が得られた事例が紹介されています。

戦争という過酷な環境で
催眠療法が実際に医療の一部として利用されていたことは
もっと知られてよい歴史だと思います。

ここまでの話だけでも、催眠に対する印象が少し変わってきませんか?

 

痛みは、傷の大きさだけで決まるわけではない

 

ここで、少し身近な話をしてみましょう。

例えば、料理中に指を切ってしまったとき。

切った瞬間はそれほど痛くなかったのに
傷口を見た途端、急に痛みが強くなった経験はありませんか?

反対に、スポーツや仕事に夢中になっているときは
多少のけがをしても、後から気づくことがあります。

なぜ、こんな違いが生まれるのでしょうか。

実は、痛みは身体の傷だけで決まるものではありません。

身体から送られる情報を
脳がどのように受け取るかによっても、感じ方が変わります。

例えるなら、テレビの音量に少し似ています。

同じ番組を流していても、音量を上げれば大きく聞こえ、下げれば小さく聞こえます。

痛みも、身体からの情報がそのまま一定の強さで感じられるわけではなく
脳や神経の働きによって調整されることがあるのです。

そして、催眠では、この痛みの感じ方に働きかけることができます。

痛みを弱く感じるだけでなく
場合によっては、ほとんど、あるいはまったく感じなくなることもあります。

医学では、こうした現象を「催眠性鎮痛」や「催眠性無痛」と呼んでいます。

難しい名前ですが、簡単にいえば、催眠によって痛みの感じ方が変わる現象です。

もちろん、誰でも同じように反応するわけではありません。

しかし、人間の意識への働きかけによって
痛みの体験そのものが大きく変化することがあるのです。

 

 

ここで大切なのは、痛みを感じないことと、けがが治っていることは別だという点です。

痛みが消えても、骨折や出血などの損傷まで消えるわけではありません。

だからこそ、催眠による痛みの変化と、身体そのものの回復は
それぞれ分けて研究されています。

 

催眠による痛みの変化は、実際に研究されている

 

催眠によって痛みが変化するという話を聞くと
「本人がそう思い込んでいるだけでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、催眠による痛みの調整は、長年にわたって医療の分野で研究されてきました。

2024年には、これまでに行われた複数の研究をまとめて
催眠が痛みにどのような影響を与えるのかを調べた分析が発表されています。

その結果、通常の治療に催眠を加えることで
慢性的な痛みや、手術・医療処置に伴う痛み
やけどの処置に伴う痛みなどが軽減する傾向が報告されました。

効果の大きさは治療内容や研究条件によって異なりますが
催眠を加えたことで、痛みの軽減が確認された研究が複数あるのです。

また、催眠による痛みの調整については、脳の活動を調べる研究も行われています。

痛みを感じているとき、脳のどの部分が働いているのか。

催眠によって痛みの感じ方が変わると、その活動にどのような変化が起こるのか。

 

 

1997年に発表された研究では、催眠によって痛みの不快さを変化させると
それに関係する脳の活動にも変化が現れることが示されました。

つまり、催眠による痛みの変化は、単なる不思議な体験としてではなく
脳の働きとも関係する現象として研究されているのです。

そして、研究されているのは、痛みだけではありません。

 

骨折の治り方まで変わる? 催眠と身体の回復に関する研究

 

ここからは、さらに興味深い話です。

催眠によって、痛みの感じ方だけでなく
骨折や傷の治り方そのものが変化する可能性も研究されています。

 

「痛みを感じなくなるのはわかるけど、傷が早く治ることまであるの?」

 

そう思うかもしれません。

 

しかし、実際に身体の回復状態を調べた研究があります。

 

 

骨折の治り方を調べた研究

1999年、アメリカの研究者たちは
催眠が骨折の治癒にどのような影響を与えるのかを調べました。

通常の治療を受けるグループと、それに加えて催眠を受けるグループを比較し
レントゲンなどで回復の経過を確認しました。

その結果、催眠を受けたグループでは
骨の修復がより進んでいることを示す結果が報告されました。

さらに、足首の動かしやすさや、階段を下りる能力など
身体の機能についても良好な結果が報告されています。

注目したいのは、本人が「治った気がする」と答えただけではなく
実際の骨の状態を調べていることです。

この研究は、催眠が痛みの感じ方だけでなく
身体の回復そのものにも影響する可能性を示しています。

 

手術後の傷を調べた研究

さらに2003年には、手術後の傷の治り方に
催眠がどのような影響を与えるのかを調べた研究が発表されました。

研究では

通常の治療を受けるグループ

心理的な支援を受けるグループ

催眠を受けるグループ

を比較しました。

 

そして、手術後の傷の状態を、医療スタッフによる診察や写真を使って確認しました。

その結果、催眠を受けたグループでは
ほかのグループよりも傷の治癒が進んでいたことが報告されました。

しかも、傷の評価を行った医療スタッフには
誰が催眠を受けたのか知らされていませんでした。

これは、評価する人の先入観が結果に影響しないようにするための工夫です。

ここで注目したいのは、催眠が単に痛みや不安を軽くするだけでなく
身体の修復そのものにも影響する可能性が示されたことです。

 

 

こうした研究はまだ限られていますが、実際の身体の回復を評価し
良好な結果が得られたことには意味があります。

人間の意識と身体の関係は、私たちが普段考えている以上に深いのかもしれません。

 

なぜ、意識への働きかけで身体の回復が変わるのか?

 

では、なぜ催眠によって身体の回復が変化する可能性があるのでしょうか。

この疑問を考えるために、まず身近な例を挙げてみます。

 

緊張すると、心臓がドキドキする。

怖いと感じると、身体が固くなる。

安心すると、肩の力が抜ける。

 

こうした経験はありませんか?

 

どれも、心で感じたことが身体の反応として現れている例です。

 

私たちの脳は、考えたり感じたりするだけでなく
心拍数や呼吸、身体の緊張などにも関係しています。

こうした身体の働きを自動的に調整している仕組みの一つが「自律神経」です。

 

例えば、車にはアクセルとブレーキがありますよね。

身体にも、活動しやすい状態へ向かわせたり
休息や回復に関係する働きを調整したりする仕組みがあります。
自律神経は、その調整に関わっています。

また、身体の回復には、血流や免疫、炎症など、さまざまな働きが関係しています。

炎症とは、けがをした場所を守ったり
修復したりするために起こる身体の反応のことです。

例えば、指を切ったときに周囲が赤くなったり、腫れたりするのも、その一例です。

こうした身体の働きは、脳や神経、ホルモンなどと複雑につながっています。

そのため、心理的な状態が身体の回復に影響する可能性は
医学の分野でも研究されています。

催眠によって骨折や傷の回復に違いが生まれた理由については
まだ研究が続けられています。

ただ、私たちの意識と身体が互いに影響し合っていることは
日常生活の中でも感じられるのではないでしょうか。

 

催眠は、言葉だけで行うものではない

 

催眠というと、目を閉じて
ゆっくりと言葉で誘導される場面を想像する方も多いと思います。

しかし、催眠は必ずしも
言葉による暗示やリラックスを必要とするものではありません。

 

例えば、緊張すると心臓が速く動いたり、怖いと感じると身体が固まったりしますよね。

反対に、何かを強くイメージしただけで、身体に変化が現れることもあります。

梅干しを口に入れるところを想像すると
自然に唾液が出てくるのも、その身近な例です。

もちろん、こうした日常の反応そのものが催眠というわけではありません。

ただ、私たちの意識やイメージが、身体の反応と深く関係していることはわかります。

 

 

催眠もまた、人間の意識や無意識、身体の反応に働きかけるものです。

そして、その働きかけには、言葉による説明だけでは捉えきれない側面もあります。

人間の意識や身体には、まだ十分に解明されていない部分が数多く残されているのです。

 

災害時、人間は普段と同じように考えられるのか?

 

ここで、もう一つ考えてみたいことがあります。

災害が起きたとき、人間の意識は普段と同じ状態なのでしょうか。

例えば、突然大きな音がしたとき、驚いて身体が固まったり
頭が真っ白になったりした経験はありませんか?

また、事故に遭いそうになった瞬間
時間がゆっくり流れるように感じたという話を聞いたことがあるかもしれません。

実は、強い恐怖やストレスを感じると
人間の注意や感覚、時間の感じ方などが変化することがあります。

普段なら気づくはずの音が聞こえにくくなったり
目の前のことだけに意識が集中したりする場合もあります。

これは、脳が周囲の情報をすべて同じように処理しているわけではないからです。

 

 

例えるなら、スマートフォンで一つのアプリを使っているとき
ほかの通知に気づかないことがあるのと少し似ています。

人間の脳も、何かに強く注意を向けると
別の情報に気づきにくくなることがあります。

そして、極限状態では、こうした変化がさらに大きくなる場合があります。

自分では冷静なつもりでも
普段とは違う判断をしてしまうことがあるかもしれません。

反対に、強いストレスの中でも、驚くほど落ち着いて行動できる人もいます。

人間の反応には個人差があります。

だからこそ、防災について考えるときには
外側の環境だけでなく、その状況を経験する
自分自身の意識や身体がどう変化するのかという視点も大切なのです。

 

医療も物資も足りないとき、内側の備えは役立つのか?

 

ここまで、催眠の歴史や研究、人間の意識と身体の働きについて紹介してきました。

では、これらは実際の防災にどうつながるのでしょうか。

大規模災害では、病院に行きたくても行けないことがあります。

薬が必要でも、すぐには手に入らない場合もあるでしょう。

避難生活が長引けば、痛みや不安
不眠などに悩まされる人も出てくるかもしれません。

そんな状況で、薬や医療機器だけに頼らない方法について知っておくことには
意味があるのではないでしょうか。

 

 

例えば、自分の緊張や不安に気づき、心身の状態を整える方法を知っておくこと。

あるいは、催眠を利用して、自分自身の感覚や反応に働きかける方法を学んでおくこと。

催眠には「自己催眠」と呼ばれる方法もあります。

これは、他人に催眠をかけてもらうのではなく、自分自身で催眠を利用する方法です。

例えるなら、誰かに手伝ってもらって自転車に乗るのではなく
自分でバランスを取れるようになることに少し似ています。

実際に医療の現場では、催眠によって痛みを軽減する効果が研究され
骨折や傷の回復についても良好な結果が報告されています。

こうした研究が、災害時の催眠の活用を考える手がかりになります。

ただし、医療機関で行われた研究と
医療や物資が不足する災害現場では条件が異なります。

また、催眠で痛みが軽くなっても、出血や感染
骨折などへの処置が不要になるわけではありません。

だからこそ、医療を受けられるときには必要な治療を受けながら
医療が十分に機能しない状況も想定して、人間が持つ働きについて知っておく。

そうした視点も、防災の一つとして考えられるのではないでしょうか。

 

愛媛県松山市でも考えたい、もう一つの防災

 

この話は、特定の地域だけに当てはまるものではありません。

地震、津波、台風、豪雨、土砂災害。災害の種類は違っても
医療や生活環境が大きく変わる可能性はあります。

愛媛県松山市でも、南海トラフ地震や大雨などへの備えが必要です。

松山市では、自宅や職場の周辺にどのような災害の危険があるのかを確認できる
「まつやま総合防災マップ」が公開されています。

避難場所や避難経路を事前に確認しておくことは、命を守るための大切な準備です。

しかし、今回考えてみたいのは、その先にあることです。

 

 

避難できたとしても、その後の生活がすぐに元へ戻るとは限りません。

医療が十分に受けられないかもしれない。

眠れない日が続くかもしれない。

不安や緊張が長く続くこともあるでしょう。

 

そんなとき、人間の意識や身体の働きについて知っていることが
何らかの助けになる可能性があります。

防災用品を準備することと、自分自身の心身について理解すること。

どちらも、日常のうちから考えておきたい備えではないでしょうか。

 

人間には、まだ知られていない可能性がある

 

私は普段、催眠術師・ヒプノセラピストとして
人間の意識や無意識、身体の反応について研究しています。

その中で興味深く感じるのは
人間には、本人が普段意識していない働きが数多くあるということです。

 

痛みを感じる仕組み。

緊張や恐怖によって変化する身体の反応。

注意の向け方によって変わる感覚。

 

そして、意識への働きかけが
身体の回復にどのような影響を与えるのかという問題。

こうしたテーマを掘り下げていくと、催眠が単なるエンターテインメントではなく
長い歴史の中で医療や心理療法とも関わってきたことが見えてきます。

愛媛県松山市三番町にあるCafe & Bar Spread Oneでは、催眠術やマジックを通して
普段は意識していない人間の感覚や反応の不思議を体験していただいています。

また、ご希望に応じて、ヒプノセラピーや催眠に関する学びの機会も提供しています。

店内では、自分自身の中で起こる催眠の不思議と
目の前で起こるマジックの不思議を、それぞれ違った形で楽しめます。

催眠術は無理に体験していただくものではなく、反応にも個人差があります。

初めての方も、見ているだけの方も楽しめる参加型のCafe & Barです。

 

今回の話は、防災というテーマから始まりました。

しかし、調べていくと、そこには人間の意識や身体の働きという
非常に奥深い世界が広がっています。

私たちは、普段当たり前に感じている自分の身体について
どこまで理解しているのでしょうか。

そして、まだ十分に知られていないその働きの中に
どのような可能性が残されているのでしょうか。

 

 


関連記事

災害時の心理的な負担やメンタル対策については、こちらの記事でも紹介しています。

【松山 防災 避難所】災害時に崩れるのは“心”だった|メンタル対策というもう一つの備え

参考研究・資料

・ジェームズ・エスデイルの外科手術に関する政府調査報告(1846年)

・ジョン・G・ワトキンズ「第二次世界大戦中の戦闘神経症に対する催眠療法」(2000年)

・ジナンデスら「催眠による骨折治癒の促進に関する研究」(1999年)

・ジナンデスら「催眠は手術後の傷の治癒を早めるか」(2003年)

・レインヴィルら「催眠による痛みの不快さと脳活動の変化に関する研究」(1997年)

・臨床的な痛みに対する催眠の効果を検討した研究分析(2024年)

・松山市「まつやま総合防災マップ」

 骨折治癒の研究 / 傷の治癒の研究 / 痛みに関する研究分析 / 戦時中の催眠療法 / 痛みと脳活動の研究 / 松山市の防災マップ

日本の催眠術には、もう一つの歴史があった|卑弥呼、陰陽師、気功、霊術へと続く意識の不思議

もし、目の前の人が何も言っていないのに
自分の身体が自然に動き始めたら、どう思いますか?

「そんなこと、本当にあるの?」

 

きっと、そう感じる方も多いでしょう。

しかし、人間の意識や身体に起こる不思議な変化は、今に始まった話ではありません。

 

 

約1800年前の日本には
「鬼道」と呼ばれる術に通じていたと記録される卑弥呼がいました。

平安時代には陰陽師の安倍晴明が活躍し
江戸時代には、想像の力を身体の養生に取り入れた白隠禅師がいました。

そして明治時代。

西洋から催眠術が伝わると、日本では大きなブームが巻き起こります。

大学で催眠術を研究する心理学者が現れる一方
気合術や霊術と呼ばれる技術も注目されるようになりました。

さらに、催眠術を扱っていた人々が
後に霊術と呼ばれる分野へ活動を広げた歴史もあります。

 

ここで、一つの疑問が浮かびます。

 

昔の人々が「神」「気」「霊」といった言葉で説明していた現象と
現代の催眠術には、どのようなつながりがあるのでしょうか?

その謎を考えるために、まずは私たち自身の身体で起こる
身近な不思議から見ていきましょう。

 

目次

梅干しを食べていないのに、なぜ唾液が出るの?

 

目の前に、大きな梅干しがあると想像してください。

 

箸でつまみ、口の中に入れます。

舌に触れた瞬間、あの強烈な酸っぱさが口いっぱいに広がる……。

 

どうでしょうか。

 

実際には何も食べていないのに、唾液が出てきた方もいるのではないでしょうか。

 

梅干しは目の前にありません。

それなのに、頭の中で想像しただけで、身体が反応することがあります。

 

 

 

ここで二つの言葉を紹介します。

私たちが考えたり、想像したり、物事の意味を受け取ったりする世界を

「情報空間」

実際の身体や物が存在する世界を

「物理空間」

と捉えることができます。

 

梅干しの例では、頭の中で起こったことが、唾液という身体の反応につながりました。

もちろん、実際には脳や神経、自律神経などの働きが関係しています。

しかし、大切なのは、目の前に存在しないものでも
意識の働きによって身体が反応することがあるという点です。

 

怖い映画を見て、心臓がドキドキする。

好きな人からの連絡を見て、自然に笑顔になる。

嫌な出来事を思い出しただけで、胃のあたりが重く感じられる。

 

私たちの身体は、目の前の出来事だけでなく
それをどう受け止めるかによっても変化します。

そして催眠には、言葉による暗示や想像だけでなく
術者自身の意識や身体の状態を整え、相手に働きかけるというアプローチもあります。

この視点を持つと
古代から伝わる精神文化や、気功、気合術、霊術などの歴史にも
興味深い共通点が見えてきます。

 

卑弥呼の鬼道|1800年前、人々を動かした不思議な力

 

日本の古代史に登場する、最も有名な女性の一人が卑弥呼です。

卑弥呼が活躍したのは、3世紀ごろ。今からおよそ1800年前のことです。

 

 

中国の歴史書『三国志』の「魏志倭人伝」には
卑弥呼について次のような記述が残されています。

「事鬼道、能惑衆」

一般に「鬼道に事え、能く衆を惑わす」と読まれます。

鬼道とは、当時の宗教的な実践を表す言葉と考えられています。

ただし、卑弥呼が実際にどのような儀礼を行っていたのか
その詳しい方法までは記録されていません。

注目したいのは
卑弥呼が宗教的な権威によって人々をまとめていたと考えられることです。

当時の人々にとって、神々や霊的な存在は
今の私たちが想像する以上に身近なものだったのでしょう。

日本には古くから、神霊が人に宿ったり
その人を通して神の意思が表れたりすると考える「神がかり」の文化もありました。

神がかりの伝承には
普段とは違う声で話す、身体が自然に動き始める、いつもの自分とは違う状態になる
といった体験が登場します。

ここで、現代の催眠術を思い浮かべてみてください。

催眠には「腕浮揚」と呼ばれる現象があります。
自分で持ち上げようとしているわけではないのに
腕が自然に浮き上がってくるように感じられる現象です。

自分の身体なのに、自分で動かしている感覚が普段とは違う。
実際に体験すると、その不思議さに驚く人もいます。

卑弥呼の鬼道と現代の催眠術が、同じ方法だったという記録はありません。

しかし、人間の意識や身体に起こる普段とは異なる変化に
人々が古くから関心を持っていたことは確かです。

昔の人々が神々との関係から理解していた体験を
現代の私たちは、催眠や心理学という別の視点から考えることもできるのです。

 

古代中国の「気」|目に見えないものを、どう捉えていたのか

 

日本の精神文化を理解するうえで、欠かせないのが中国から伝わった思想です。

中国では古くから
自然や人間の働きを「陰陽」や「五行」という考え方で説明してきました。

昼と夜、動きと静けさ、暑さと寒さ。

異なる性質が互いに関係しながら変化していくという発想です。

 

そして、もう一つ重要なのが「気」です。

「気が合う」「気が重い」「元気が出る」。

私たちが普段使っている言葉の中にも、「気」という考え方が残っています。

 

 

中国の伝統では、気は医学、養生、武術、宗教、身体修養など
幅広い分野で重視されてきました。現在「気功」と呼ばれる実践も
こうした長い歴史の中に位置づけられます。

気功というと、ゆっくり身体を動かす姿を想像する方が多いかもしれません。

しかし、実際にはさまざまな方法があります。

身体を動かすものもあれば、静かな状態で意識を働かせるものもあります。
自分自身の状態を整えることを目的とするものもあれば
他者への働きかけを重視するものもあります。

ここで注目したいのは、術者自身の状態です。

相手に何かをする前に、まず自分自身の意識や身体の状態を整える。
そのうえで、相手に働きかける。

こうした考え方は、気功の歴史を読み解くうえで重要です。

そして、催眠を言葉による暗示だけに限定せず
人間の意識や身体への働きかけとして捉えると
こうした技術との共通点も見えてきます。

中国の思想は、仏教やさまざまな身体修養の文化とともに日本へ伝わり
陰陽道や宗教儀礼、養生法などの中で独自に発展していきました。

 

安倍晴明と陰陽道|一枚の紙が、人の心を動かす?

 

陰陽師と聞いて、安倍晴明を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

映画や小説では
式神を操り、呪符や呪文を使って不思議な現象を起こす人物として描かれています。

しかし、陰陽師は単なる物語の登場人物ではありません。

古代日本には、暦や天文、占術などを担当する「陰陽寮」という官司が存在しました。

陰陽道は、中国から伝わった陰陽五行思想などを取り入れながら
日本の宗教や社会の中で独自に発展していきます。

 

 

安倍晴明は、10世紀から11世紀初めにかけて活躍した実在の陰陽師です。
当時の宮廷では、天文の観測、暦の作成、日時や方角の吉凶判断などが
政治や貴族の生活と深く結びついていました。

例えば、ある方角へ出かけることが縁起の悪い行動だと考えられた場合
外出を控えたり、別の場所に立ち寄ったりすることがありました。

こうした行動には「方違え」という習俗も関係しています。

現代の感覚では、不思議に思えるかもしれません。

しかし、当時の人々にとって、方角や日時には大きな意味がありました。

 

ここで、一つ想像してみてください。

何の変哲もない紙が一枚あります。
その紙に、大切な人からの特別な言葉が書かれていたらどうでしょう。

ただの紙だったものが、かけがえのない宝物になるかもしれません。

反対に、その紙に恐ろしい意味が与えられていたら
見ただけで不安を感じる人もいるでしょう。

紙そのものは変わっていません。変わったのは、その紙に対して受け取る意味です。

陰陽道では、呪符、方位、日時、儀礼、象徴などが重要な役割を持っていました。

そこには、目に見える物体だけでなく、その背後にある意味や認識が
人間の体験に関わるという視点が見えてきます。

人が何を信じ、どのような意味を受け取るかによって
感情や行動、身体の反応が変わる。

この関係は、現代の催眠を考えるうえでも興味深いものです。

 

密教・修験道・禅|身体を整えることで、意識も変わる

 

日本の宗教文化には、身体と意識を切り離さずに扱う実践が数多く存在します。
その代表的なものが、密教、修験道、禅です。

平安時代の初め、最澄や空海が中国から新しい仏教の教えを持ち帰り
日本の仏教に大きな変化をもたらしました。

空海が開いた真言宗では
身体・言葉・心を重視する「三密」という考え方が知られています。

密教では、真言を唱え、印を結び、仏の姿を心の中に思い描く観想などが行われます。
言葉、身体、イメージを組み合わせることで、精神的な修行を深めていきます。

 

一方、修験道は、日本の山岳信仰に仏教などの要素が結びついて発展した宗教文化です。

山伏と呼ばれる修行者たちは、山に入り、厳しい自然環境の中で修行を重ねてきました。

山を歩き続けること、冷たい水を浴びること、祈りを捧げること。
こうした身体を伴う実践は、修行者にとって精神的な意味を持つものでした。

 

また、鎌倉時代には栄西や道元らによって禅の教えが広まりました。
禅では、坐禅によって姿勢や呼吸を整え、心の働きと向き合います。

 

これらに共通しているのは、身体の状態と意識の状態が深く関係しているという点です。

 

 

私たちは、緊張しているときには呼吸が速くなり、身体に力が入ることがあります。
反対に、身体の状態が変わることで、感じ方や思考が変化することもあります。

つまり、意識が身体を変え、身体が意識を変える。

この双方向の働きは、催眠を理解するうえでも重要です。

密教や修験道、禅の歴史には、こうした関係を探求してきた長い伝統があります。

そして、その流れは、江戸時代の精神修養や
明治以降の催眠術・霊術を考えるうえでも重要な背景になります。

 

江戸時代の白隠禅師|頭の中で想像したものが、身体を包み込む

 

江戸時代の日本では
仏教、神道、陰陽道、民間信仰、養生法などが人々の暮らしの中に根づいていました。

 

 

病気になったとき、医師に診てもらうだけでなく
祈祷やお祓い、まじないなどに頼る人もいました。

また、身体を整えることと精神を整えることを結びつける考え方も
さまざまな形で存在していました。

 

その代表的な人物の一人が、江戸時代中期の禅僧、白隠慧鶴です。

白隠は、厳しい修行の中で心身の不調を経験したことを、自らの著作で語っています。
そして、内観や呼吸、身体感覚を重視した養生法について記しました。

1757年に刊行された『夜船閑話』には
修行と心身の状態に関する興味深い記述が残されています。

白隠が語った「軟酥の法」では、頭上に柔らかいものが置かれ
それが身体をゆっくり包み込むようなイメージが用いられます。

ここで注目したいのは、実際には存在しないものを思い描き
そのイメージを通して身体の感覚に働きかけていることです。

 

先ほどの梅干しの例を思い出してみてください。

梅干しを想像するだけで、唾液が出ることがあります。

同じように、温かさや柔らかさを思い描くことで、身体の感覚が変わることもあります。

白隠の『夜船閑話』では、こうした意識と身体の関係が
修行や養生という文脈で語られているのです。

さらに興味深いことに、白隠の内観法は
中国の道教における身体修養との関係からも研究されています。

日本の禅の中にも、中国から伝わった精神文化と結びつきながら
人間の意識と身体の関係を探求してきた歴史があるのです。

 

ヨーロッパで起きた大騒動|人の身体を変える「見えない力」は存在するのか?

 

日本で白隠が心と身体の関係を探求していたころ
ヨーロッパでも、人間の不思議な反応に注目する人物が現れました。

その人物こそ、フランツ・アントン・メスメルです。

 

 

18世紀後半、医師だったメスメルは「動物磁気」という理論を提唱しました。

彼は、人間や自然界には目に見えない流体のようなものが存在し
その働きによって身体に変化が生じると考えました。

そして、人々に独自の施術を行い、大きな注目を集めるようになります。

当時の人々にとって、目の前で起こる身体の反応は、驚くべきものだったのでしょう。

しかし、メスメルの理論は医学界でも議論を呼びました。

1784年には、フランス王室の命令によって調査委員会が設けられます。

調査の結果、メスメルが主張した特殊な流体の存在は確認されず
人間の想像の働きが現象に関係している可能性が指摘されました。

ここで興味深いのは、目に見えない流体の存在が確認されなかったことと
人々が体験した身体反応をどう理解するかは、別の問題だったという点です。

 

例えば、誰かに「これを飲むと身体が温かくなる」と言われたとします。
その言葉を信じることで、本当に温かく感じる人がいるかもしれません。

しかし、その感覚が生まれたからといって
飲み物に特別な成分が含まれているとは限りません。

反応が起こることと、その原因を正しく説明できていることは
必ずしも同じではないのです。

この問いは、その後の催眠研究にも大きな影響を与えました。

 

催眠術という言葉の誕生|眠っていないのに、なぜ「催眠」?

 

19世紀になると、スコットランドの外科医
ジェームズ・ブレイドが催眠現象の研究を始めます。

1843年、ブレイドは『Neurypnology』という書籍を出版しました。

彼はメスメルの動物磁気説とは異なり
注意の集中や神経の働きなどから現象を説明しようとしました。

ここから、現在の「Hypnotism(催眠術)」につながる言葉が広まっていきます。

 

 

ところで、催眠術という名前には少し不思議なところがあります。

「催眠」と聞くと、眠らせる技術のように思えますよね。

しかし、催眠を体験している人が、必ず眠っているわけではありません。

目を開けていることもあります。

周囲の声が聞こえていることもあります。

自分が何をしているのか理解しながら、不思議な身体反応を体験することもあります。

つまり、催眠は単純に「眠ること」と同じではないのです。

 

ブレイド自身も研究を進める中で
催眠現象を睡眠だけで説明することの難しさに向き合いました。

その後、フランスではシャルコーやベルンハイムらが催眠を研究し
医学や心理学の世界でさまざまな議論が行われるようになります。

こうしてヨーロッパで発展した近代催眠術は、やがて明治時代の日本へ伝わりました。

しかし、日本で待っていたのは
西洋の研究をそのまま受け入れる人々だけではありませんでした。

日本にはすでに、神がかり、幻術、気合、精神修養など
人間の不思議な反応を扱う独自の文化が存在していたのです。

 

明治時代|西洋の催眠術が、日本の幻術や気合術と出会う

 

明治時代、日本は西洋の学問や技術を急速に取り入れ始めました。

医学、心理学、哲学、物理学。

それまで日本ではなじみの薄かった学問が次々と紹介され
人々の世界の見方も大きく変わっていきます。

その中で、催眠術も日本へ伝わりました。

しかし、催眠術が広まると、ある疑問が生まれます。

 

 

「これは本当に西洋で生まれた新しい技術なのだろうか?」

「日本に昔から伝わる幻術や気合術と、何が違うのだろう?」

 

実際、明治時代にはこうした関係を論じる書籍が出版されました。

近藤嘉三による『魔術と催眠術』も、その一つです。

 

さらに、近代日本の催眠術史を研究した一柳廣孝の『催眠術の日本近代』では
催眠術と幻術、忍術、気合術、憑物信仰などの関係が取り上げられています。

これは、かなり意外な歴史ではないでしょうか。

西洋では医学や心理学の研究として発展した催眠術が
日本では昔から伝わる術を理解するための、新しい手がかりにもなったのです。

それまで神秘的な力として語られていた現象を
脳や神経、精神の働きとして説明しようとする人々が現れました。

一方で、西洋の催眠術を
日本に古くから存在していた技術と結びつけて理解しようとする人々もいました。

日本の催眠術は、こうした二つの流れが交わる中で広まっていったのです。

 

気合術師・浜口熊嶽|言葉だけではない働きかけ

 

明治時代の催眠術史を調べていくと
「気合術」という、現在ではあまり耳にしない言葉に出会います。

 

その歴史の中で名前が登場する人物が、浜口熊嶽です。

 

一柳廣孝の研究書『催眠術の日本近代』でも
浜口熊嶽は気合術師として取り上げられています。

気合術は、精神力や気合による働きかけを重視した
日本の近代における術の一つです。

 

 

ここで考えてみたいのは、術者の状態と相手の反応の関係です。

 

催眠術というと、術者が言葉で指示を出し
相手がその言葉に反応する様子を思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、人間の意識や身体の変化を考えるうえで
言葉だけが重要なわけではありません。

術者自身がどのような状態にあるのか。

相手との間にどのような関係が生まれているのか。

そして、相手の意識や身体にどのような反応が現れるのか。

こうした視点から気合術の歴史を読み解くことで
日本の催眠術が持つ独自の広がりが見えてきます。

浜口熊嶽が具体的にどのような方法を用いていたかについては
当時の記録に沿って考える必要があります。

しかし、明治時代に西洋催眠術と日本の気合術が比較されていたこと自体が
注目すべき歴史なのです。

 

明治36年、日本で催眠術が大流行|人々は何を求めていたのか?

 

1903年、明治36年。

日本では、催眠術が大きな注目を集めていました。

催眠術に関する書籍が数多く出版され
講義や実演なども行われるようになります。

当時の人々が期待していたのは
単に不思議な現象を見ることだけではありませんでした。

 

 

記憶力を高めたい。

集中力を身につけたい。

身体の不調を改善したい。

自分でも知らなかった能力を引き出したい。

 

こうした願いは、現代の私たちにも身近なものではないでしょうか。

 

「もっと自信を持ちたい」

「緊張せずに人前で話せるようになりたい」

「自分の可能性を広げたい」

 

時代が変わっても、人間が自分自身に期待することには、共通する部分があります。

 

しかし、催眠術が流行すると
その人気を利用して、さまざまな効果を宣伝する人々も現れました。

 

病気が治る。

特別な能力が身につく。

人生が変わる。

 

催眠術が万能の技術であるかのように語られることもあったのです。

 

その一方で、医師や心理学者たちは
催眠現象を学問として理解しようとしていました。

 

1904年には、国家医学会による『催眠術及ズッゲスチオン論集』が刊行されています。

この時代の日本では、催眠術が医学、心理学、民間療法、娯楽、精神修養など
さまざまな分野に広がっていたのです。

そして、催眠術の流行は、やがて行政による規制にもつながっていきます。

 

催眠術は本当に禁止されたのか? 明治41年の規制

 

「昔の日本では、催眠術が禁止されていた」

そんな話を聞いたことがあるかもしれません。

実際、1908年には催眠術に関する規制が設けられました。

 

警察犯処罰令の第2条第19号には
「濫ニ催眠術ヲ施シタル者」という規定がありました。

 

ここで重要なのは、「濫ニ」という言葉です。

これは、むやみに、みだりに、という意味です。

つまり、催眠術という技術そのものを全面的に禁止したのではなく
その濫用を取り締まる規定だったのです。

 

では、なぜこのような規制が必要になったのでしょうか。

背景には、催眠術の大流行がありました。

さまざまな人が催眠術を名乗って活動し
民間療法や商業活動にも広がっていく中で
行政が対応を必要とする問題が生まれていたのです。

そして、この時代から大正期にかけて
催眠術を取り巻く世界は少しずつ変化していきます。

催眠術を教えていた人物が
精神療法や霊術と呼ばれる分野へ活動を広げる例も現れました。

この変化は、単なる名前の違いだけではありません。

日本に古くから存在していた身体技法や精神修養と
西洋から伝わった催眠術が、互いに関係しながら発展していくことになったのです。

 

福来友吉と千里眼事件|催眠研究は、思いがけない方向へ

 

明治時代の日本で、催眠術を学問として研究した人物の一人が、福来友吉です。

福来は東京帝国大学で心理学を研究し
催眠状態における人間の意識や知覚に関心を持っていました。

 

1905年には『催眠心理学概論』を刊行しています。

しかし、その後、福来の研究は思いがけない方向へ進みます。

それが、明治末期に日本社会を騒がせた「千里眼事件」です。

この事件に登場するのが、御船千鶴子という女性です。

千鶴子は、義兄の清原猛雄から催眠術を受けていた人物でした。

国立国会図書館の解説によると
清原は千鶴子に催眠術を施し、透視ができるという暗示を与えたとされています。

その後、千鶴子は、封をした袋の中身などを見通すことができるとされ
研究者たちの注目を集めるようになりました。

福来も千鶴子の能力に関心を持ち、実験を行います。

しかし、実験には難しい問題がありました。

千鶴子は、他人が見ている前では集中できないとされ
別室で実験を行うことがありました。

すると、実験を見守る側は、本当に中身を見通しているのか
それとも別の方法で情報を得ているのかを確かめにくくなります。

研究者たちは、封印した実験物を使うなど、さまざまな方法を試みました。

しかし、結果をめぐる疑問は解消されず
福来の主張は学界で広く認められることにはなりませんでした。

1913年、福来は『透視と念写』を出版します。
その後、東京帝国大学から休職を命じられ、1915年に退職しました。

この事件は、当時の日本社会に大きな影響を与えました。

ここで注目したいのは、催眠術が単に身体を動かしたり
感覚を変えたりする技術としてだけではなく
人間の知覚や意識の限界を探る方法としても注目されていたことです。

 

「人間は、どこまで感じ取ることができるのか?」

「普段は意識していない能力が、特別な状態で現れることはあるのか?」

 

当時の研究者たちは、こうした問いにも向き合っていたのです。

 

催眠術から霊術へ|日本で起きた、もう一つの大きな変化

 

明治末期から大正時代にかけて
日本では「霊術」と呼ばれるさまざまな技術が広まっていきました。

霊術という言葉を聞くと、幽霊や心霊現象を想像する方もいるかもしれません。

しかし、当時の霊術は、それだけを意味するものではありませんでした。

催眠術、気合術、手当て、精神修養、身体の自動運動、民間療法。

こうした多様な実践が、霊術と呼ばれる世界に含まれていました。

この歴史について
宗教学者の吉永進一は『民間精神療法書誌(明治・大正編)』の中で
「催眠術から霊術へ」という項目を設けています。

また、一柳廣孝の『催眠術の日本近代』でも
催眠術が霊術へ展開していく過程が詳しく研究されています。

つまり、催眠術と霊術の関係は、現代になって誰かが思いついた話ではありません。

 

明治から大正にかけて、実際に人々や技術の交流があり
活動の名称や説明が変化していったことが、歴史研究の対象になっているのです。

ただし、すべての術者が規制を逃れるために名前を変えたというわけではありません。

催眠術への社会的な評価の変化
新しい技術としての宣伝
宗教や精神修養との結びつきなど

背景にはさまざまな事情がありました。

 

 

ここで、少し考えてみてください。

同じような身体の反応が起こっても
ある人はそれを「催眠」と呼び、別の人は「気」や「霊」の働きとして説明する。

もしそうだとしたら、名前だけを見て別々の技術だと判断することはできません。

その人が何を行い、相手にどのような反応が起こっていたのか。

そこまで見ていくことで、初めて技術の共通点や違いが見えてくるのです。

 

森田正馬が見抜いたもの|催眠術と霊術は別物なのか?

 

この時代、催眠術と霊術の関係について、興味深い意見を述べた医師がいます。

精神科医の森田正馬です。

森田は、後に「森田療法」として知られる治療法を発展させた人物です。

 

1921年、森田は当時流行していた霊術や気合術などについて
催眠術との関係から批判的に論じました。

森田は、霊術家たちが行っている技術の中に
催眠術や暗示療法と共通する働きかけを見ていたのです。

これは、注目すべき記録です。

なぜなら、当時の医師が、催眠術と霊術を
まったく無関係なものとして扱っていたわけではないことがわかるからです。

もちろん、森田は医師としての立場から、霊術を批判的に評価していました。

一方、霊術家たちは、気や精神力、霊的な働きなど
さまざまな言葉で自分たちの技術を説明していました。

しかし、説明に使う言葉が異なっていても
人間の意識や身体に働きかけるという点には共通する部分がありました。

この時代の歴史を調べていくと催眠術と霊術が
単純に二つの別々の世界として存在していたわけではないことが見えてきます。

 

霊動|自分の意思とは別に、身体が動き始める

 

霊術の歴史を調べていくと、「霊動」という言葉に出会います。

霊動とは、本人が意識的に動かそうとしていないにもかかわらず
身体が自然に動くように感じられる現象です。

 

例えば、座っているときに身体が揺れ始める。

手が自然に動く。

普段とは違う姿勢になる。

 

こうした現象は、霊術の世界で特別な意味を持つものとして扱われてきました。

ここで思い出していただきたいのが、催眠における身体の自動的な動きです。

催眠では、手が自然に浮き上がってくるように感じられることがあります。

また、身体の一部が動かなくなったり
自分で動かしている感覚が普段とは違ったりすることもあります。

ここで重要なのは、身体が動くことだけではありません。

その動きを、本人がどのように感じているのか。

私たちは普段、手を動かすときに「自分が動かしている」という感覚を持っています。

しかし、催眠では、その感覚が変化することがあります。

自分の身体なのに、自然に動いているように感じる。

 

この不思議な体験は、人間の意識と身体の関係を考えるうえで
非常に興味深いものです。

霊術の世界でも、こうした身体の変化が重視されてきました。

催眠と霊術の歴史を一緒に考えることで
昔の人々が何を体験し、どのように理解していたのかを
より広い視点から考えられるようになります。

 

太霊道と田中守平|大正時代、人々を魅了した霊術

 

大正時代の霊術を語るうえで、田中守平の「太霊道」は欠かせません。

太霊道は、当時の日本で知られた霊術体系の一つです。

 

 

田中守平は、独自の思想と実践を通して
精神と身体の関係を重視する活動を展開しました。

その活動は、宗教や精神修養との関係からも研究されています。

一柳廣孝の『催眠術の日本近代』では
太霊道と大本教の関係も取り上げられています。

大本教は、出口なおや出口王仁三郎らによって発展した宗教運動です。

当時の日本では、宗教、精神修養、民間療法、霊術などが
現在の私たちが想像する以上に近いところで関係していました。

そして、人間の意識や身体の可能性に対する関心が、こうした活動を支えていたのです。

太霊道や霊術には、それぞれ独自の思想や実践があります。

重要なのは、それぞれの術者が何を重視し
どのような働きかけを行っていたのかを見ていくことです。

そうすることで、現代の催眠との共通点も、より具体的に理解できるようになります。

 

日本で生まれ、世界へ広がった霊気療法

 

日本の霊術史を調べていくと、現在では世界各地で知られる技術にも出会います。

それが「霊気療法」、一般に「レイキ」と呼ばれているものです。

創始者として知られるのは、臼井甕男です。

 

霊気療法の伝承では、臼井が1922年に京都の鞍馬山で修行を行い
その体験をきっかけに霊気療法を始めたとされています。

その後、臼井のもとで学んだ人々を通して、霊気療法は受け継がれていきました。

ここで注目したいのは、霊気療法が生まれた時代です。

 

 

当時の日本では
すでに催眠術、気合術、霊術、精神修養、民間療法などが広く知られていました。

霊気療法も、こうした精神文化が活発だった時代に登場したのです。

そして、霊気療法は日本国内だけにとどまらず、海外へも広がっていきました。

西洋から催眠術が日本へ伝わった一方で
日本で生まれた霊気療法は世界へ広がっていった。

この歴史は、人間の意識や身体への働きかけが
国や文化を越えて関心を集めてきたことを示しています。

 

昭和初期|霊術家が3万人? 人々を惹きつけたものとは

 

大正時代から昭和初期にかけて、霊術は大きな社会的関心を集めました。

1928年に刊行された『破邪顕正 霊術と霊術家』には
当時の霊術家が3万人に達したという記述があります。

この数字は、当時の文献に書かれたもので
実際の人数を確認した統計ではありません。

しかし、それほど多くの術者が存在すると語られるほど
霊術が注目されていたことは興味深いことです。

 

では、なぜ人々は霊術に惹きつけられたのでしょうか。

そこには、健康への願い、精神的な不安、自分の能力を高めたいという思いなど
さまざまな理由があったと考えられます。

 

病気や不調を何とかしたい。

もっと強い精神力を身につけたい。

自分の中に眠っている可能性を知りたい。

 

こうした願いは、今の私たちにも共通するものではないでしょうか。

 

 

一方、霊術や民間療法が広がるにつれて
医療との関係や効果の宣伝方法などが問題視され、行政による規制も進みました。

それでも、人間の意識や身体の可能性を探求する活動が
完全になくなったわけではありません。

催眠術、精神修養、身体技法、宗教的な実践など
それぞれの分野で活動は続いていきました。

 

旧日本軍と精神教育|極限状態で、人間の意識はどう働くのか?

 

人間の意識や身体の働きに関心を持っていたのは
催眠術師や霊術家、医学者だけではありませんでした。

意外に思われるかもしれませんが、戦前の日本軍でも
人間の精神状態は重要なテーマとして扱われていました。

 

例えば、戦場という極限状態を想像してみてください。

大きな音が響き、周囲では予測できない出来事が次々と起こる。

強い恐怖や緊張に襲われれば、普段なら冷静に判断できることでも
難しくなるかもしれません。

反対に、危険な状況でも集中力を保ち、落ち着いて行動できる人もいます。

同じ状況に置かれても、精神状態によって
人間の判断や行動には違いが生まれるのです。

 

では、こうした精神の働きを、訓練によって変えることはできるのでしょうか。

実際、旧日本軍では
兵士の精神力や士気、規律、忍耐力などを重視した教育が行われていました。

その一例として、1926年(大正15年)8月には
海軍省教育局から『教育参考資料 第20号 精神教育』という資料が刊行されています。

この資料は、現在も昭和館のデジタルアーカイブに書誌情報と目次が公開されています。

全66ページの資料には
士官教育、特務士官・准士官教育、下士官兵教育などが収録されています。

 

その中には

 

「自己修養」

「堅忍不抜ノ精神ヲ養成スルコト」

「体育ノ実施ニヨル精神教育」

 

といった項目もあります。

 

 

ここで注目したいのは、身体を鍛えるだけではなく
精神のあり方も教育の対象として考えられていたことです。

私たちは普段、身体の能力を高めるには運動や練習が必要だと考えます。

しかし、どれほど身体を鍛えていても、強い恐怖で動けなくなったり
緊張によって普段の力を発揮できなくなったりすることがあります。

逆に、精神状態が変わることで、同じ身体でも行動や反応が変化することがあります。

このような意識と身体の関係は、催眠を考えるうえでも興味深いテーマです。

ただし、当時の軍隊における精神教育は
軍人としての規律や服従、集団行動、責任感などを
身につけさせることを目的としていました。

 

今回取り上げた『精神教育』という資料も、催眠術の実験記録ではありません。

軍隊で精神教育が行われていたことと
催眠術が特殊な軍事技術として研究されていたことは、分けて考える必要があります。

それでも、人間の精神状態が身体や行動にどのような影響を与えるのかという問題が
宗教や医学、霊術だけでなく、軍事教育の分野でも重視されていたことは
歴史の興味深い一面です。

そして戦後になると、催眠術は医学や心理学の研究とともに
テレビなどを通じて一般の人々にも知られるようになっていきます。

 

戦後の催眠術|研究室からテレビの世界へ

 

戦後になると、日本の催眠術はさらに多様な形で発展していきます。

医学や心理学では、催眠状態や暗示への反応について研究が進められました。

 

一方で、一般の人々にとって催眠術は
テレビなどで見かける不思議なパフォーマンスとしても知られるようになります。

 

 

名前が思い出せなくなる。

手が動かなくなる。

普段とは違う感覚が生まれる。

 

こうした催眠現象は、多くの人々に驚きを与えてきました。

 

しかし、催眠術の面白さは、単に不思議な現象を見せることだけではありません。

自分自身の身体や感覚に、普段とは違う反応が起こること。
そして、その反応を自分自身で体験できることです。

 

例えば、目の前で誰かの手が動かなくなる様子を見ると
不思議に感じるかもしれません。

しかし、実際に自分の手が動かしにくくなったらどうでしょう。

「動かそうと思っているのに、なぜ?」

きっと、普段は考えもしなかった自分自身の身体の働きに
興味が湧くのではないでしょうか。

催眠は、見るだけでも面白いものです。
しかし、自分で体験することで、さらに違った世界が見えてくることがあります。

 

日本の催眠研究は、現在も続いている

 

戦後の日本では、催眠を学術的に研究する団体も発展していきました。

1956年10月15日には催眠研究会が設立され
1963年11月17日には日本催眠医学心理学会へと名称が変更されました。

現在も同学会は、医学、歯学、心理学などの分野における
催眠の科学的研究を目的として活動しています。

また、日本催眠学会の公式沿革によると
1959年には藤本正雄が『催眠術入門』を出版し
1960年には日本催眠学会を商号として登記しました。

そして
1984年11月10日、日本催眠学会が学術団体として正式に設立されました。

1985年には第1回学術大会が開催され
1986年には学会誌『催眠と科学』が創刊されています。

こうした活動を通して、日本の催眠研究は現在まで続いているのです。

 

 

研究対象も、単に人が催眠にかかるかどうかという話だけではありません。

痛みの感じ方。注意や記憶の働き。身体の動きと、自分が動かしているという感覚。
意識と無意識の関係。

催眠を研究することは、人間そのものを理解することにもつながっているのです。

 

催眠を深く研究すると、見えてくるものが変わる

 

ここまで歴史をたどってきましたが
最初に思い浮かべていた催眠術のイメージは、少し変わったでしょうか。

催眠術というと、目の前の人に言葉をかけて
不思議な現象を起こすものだと思われがちです。

もちろん、それも催眠の一つの形です。

しかし、歴史を調べていくと、人間の意識や身体への働きかけには
さまざまな考え方が存在してきたことがわかります。

古代の人々は、神々との関係から不思議な体験を理解しました。

中国では、気や陰陽という考え方を通して、人間と自然の関係を探求してきました。

日本では、陰陽道、密教、修験道、禅などの文化が発展しました。

そして明治時代、西洋から伝わった催眠術が
日本の幻術や気合術、精神修養と出会います。

その後、催眠術を扱っていた人々の一部は
霊術と呼ばれる分野でも活動するようになりました。

こうして見ていくと、歴史上の名称や説明は異なっていても
人間の意識や身体の変化に関心を向けてきたという大きな共通点があります。

さらに、術者自身の状態を整え、相手に働きかけるという視点から考えると
言葉による暗示だけでは捉えきれない催眠の広がりも見えてきます。

昔の人々が使っていた言葉と、現代の私たちが使う言葉は違います。

しかし、名前が変わったからといって
人間の意識や身体の働きそのものが変わるわけではありません。

そして、ここで大切なのは
単に昔の技術を現代の言葉に置き換えることではありません。

それぞれの時代の人々が、何を体験し、何を理解しようとしていたのか。

そこに目を向けることで、催眠の歴史は、単なる年代や人物の紹介ではなくなります。

 

催眠を研究すると、奥が深い

 

自分の意思で動かしていると思っていた身体が、思いがけない反応をする。

目の前にないものを想像するだけで、感覚が変わる。

同じ出来事を体験しても、人によって受け取り方や身体の反応が違う。

私たちは普段、自分の身体や意識について、よく理解しているつもりで生活しています。

しかし、実際には、まだ知らないことがたくさんあります。

なぜ、人は想像しただけで身体が反応するのでしょうか。

なぜ、自分の意思とは別に身体が動いているように感じることがあるのでしょうか。

そして、術者自身の状態は
相手との関わりや反応にどのような影響を与えるのでしょうか。

こうした疑問を追いかけていくと、心理学や脳科学だけでなく
歴史、宗教、哲学、身体技法など、さまざまな分野へとつながっていきます。

最初は、単に「不思議な現象を起こす技術」だと思っていたものが
調べれば調べるほど、人間の意識そのものを探求する世界へと広がっていくのです。

 

 

催眠を研究すると、本当に奥が深い。

それは、誰かを思いどおりに動かす方法を探すことではありません。

人間には、どのような反応や可能性があるのか。

私たちが普段当たり前だと思っている意識や身体の働きには
どのような秘密が隠されているのか。

その不思議を、一つずつ知っていくことなのだと思います。

そして、その世界は、歴史の中だけに存在するものではありません。

今、この瞬間の私たち自身の中にもあるのです。

 

Spread Oneで、自分自身の不思議を体験してみませんか?

 

「催眠術って、本当にかかるの?」

「自分にも、そんな不思議なことが起こるの?」

 

そう思った方にこそ、実際に体験していただきたい世界があります。

 

 

愛媛県松山市の「Cafe & Bar Spread One」では
催眠術やマジックを通して
日常ではなかなか味わえない不思議な体験をお届けしています。

 

催眠術は、誰かが体験している姿を見るだけでも面白いものです。

しかし、自分自身の身体や感覚に、普段とは違う反応が起こったとき
その驚きはさらに大きなものになるかもしれません。

歴史の中で人々が探求してきた、意識と身体の不思議。

その一端を、ぜひご自身で体験してみてください。

 

Cafe & Bar Spread One

愛媛県松山市三番町7丁目7-1 村上ビル1F

公式サイト:https://www.spread-one.com/

公式LINE:https://lin.ee/MRXbeuF

ウェブ予約 : https://forms.gle/EupBEGAiXtuPWAFQ6

電話:070-4498-5433

 

主な参考資料

一柳廣孝『催眠術の日本近代』(青弓社)

吉永進一『民間精神療法書誌(明治・大正編)』

国立国会図書館「千里眼実験を読む」

白隠慧鶴『夜船閑話』(1757年)

『警察犯処罰令』(1908年)

海軍省教育局『教育参考資料 第20号 精神教育』(1926年)

日本催眠医学心理学会「日本催眠医学心理学会の概要」

日本催眠学会「日本催眠学会の設立経緯」

催眠にかかりやすい人には才能がある? 想像力・集中力・感性に隠された驚きの秘密

「催眠術にかかる人って、騙されやすい人なんじゃないの?」

「自分は疑い深いから、絶対にかからないと思う」

 

催眠術の話になると、こんな言葉を耳にすることがあります。

 

 

テレビや動画で、催眠術にかかった人の手が動かなくなったり
目の前にないものが見えるように感じたりする姿を見て
「本当にそんなことが起こるの?」と驚いた経験はありませんか?

 

一方で、同じ催眠術を受けても
すぐに反応する人もいれば、ほとんど変化を感じない人もいます。

 

では、この違いは一体どこから生まれるのでしょうか。

 

実は、催眠にかかりやすいことは
決して「騙されやすい」「意志が弱い」という意味ではありません。

 

その背景には
私たちが普段何気なく使っている想像力や注意力
そして自分でも気づいていない感覚の働きが関係していると考えられています。

例えば、想像しただけで口の中に唾液が出てきたり
映画を見ているだけなのに涙がこぼれたり。

私たちの身体は、目の前で実際に起きていない出来事にも反応することがあります。

もし、そのような心と身体の関係によって、普段とは違う感覚まで体験できるとしたら?

 

今回は、心理学や脳科学の研究、芸術やスポーツとの共通点
そして日常生活の身近な例を交えながら
催眠にかかりやすい人の特徴と、人間の意識に隠された不思議を探っていきます。

 

催眠にかかる人は、本当に騙されやすいのか?

 

まず、一つの誤解を解いておきましょう。

 

催眠術にかかることと、騙されやすいことは同じではありません。

 

催眠術というと、相手の意志を奪い
自由に操るようなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、実際の催眠は、それほど単純なものではありません。

 

例えば、催眠術には「両手がくっついて離れなくなる」という現象があります。

目の前で見ている人からすると、少し不思議な光景です。

 

「本当に離れないの?」

「力を入れれば離せるんじゃないの?」

 

そう思うかもしれません。

 

ところが、体験している本人は
手が本当にくっついたように感じたり
離そうとしても思ったように動かなかったりすることがあります。

しかも、意識がなくなっているわけではありません。

多くの場合、周囲の声も聞こえていますし、自分が何をしているのかも分かっています。

それなのに、普段とは違う身体の反応が起こる。

 

この「分かっているのに、いつもと違う」という感覚こそ
催眠術の面白さの一つです。

催眠への反応しやすさは、知能の低さや人格の弱さを示すものではありません。

むしろ注目したいのは
人間の意識と身体が、私たちの想像以上に複雑な関係を持っているということです。

 

科学が研究してきた「催眠感受性」の不思議

 

では、なぜ催眠にかかりやすい人と、そうでない人がいるのでしょうか。

この違いを研究するために使われてきたのが
「催眠感受性(Hypnotizability)」という考え方です。

少し難しい言葉ですが、意味はそれほど複雑ではありません。

簡単に言えば、催眠中の暗示によって
感覚や身体の動き、知覚などにどのくらい変化が現れるかということです。

 

例えば、同じ催眠術を受けても、

  • 手が重くなったように感じる人
  • 腕が自然に持ち上がるように感じる人
  • 想像したものを鮮明に感じる人
  • 痛みの感じ方が変化する人

など、反応にはさまざまな違いがあります。

 

こうした個人差を調べるために、スタンフォード大学の研究者たちは
「スタンフォード催眠感受性尺度(Stanford Hypnotic Susceptibility Scale)」などの
評価方法を発展させてきました。

 

 

研究では
催眠感受性が高い人、低い人、その中間に位置する人がいることが知られています。

一般的な説明では
催眠感受性が特に高い人は全体の約10〜15%程度と紹介されることがありますが
実際の割合は評価尺度や調査対象によって異なります。

ここで覚えておきたいのは
催眠感受性が高い人だけが催眠を体験できるわけではないということです。

ある暗示には強く反応しても、別の暗示にはあまり反応しない人もいます。

例えば、歌が得意な人が必ずダンスも得意とは限らないように
催眠にも人それぞれの反応の特徴があるのです。

また、催眠感受性は、単純にトランスの深さだけを表すものでもありません。

「自分はどんな催眠現象を体験しやすいのだろう?」

そんな疑問を持つこと自体が、自分の感覚を知る面白い入り口になるかもしれません。

 

想像しただけで身体が変わる? レモンを使った小さな実験

 

ここで、少しだけ試してみましょう。

 

目の前に、よく冷えた黄色いレモンがあると想像してください。

そのレモンを包丁で半分に切ります。

切り口からは、みずみずしい果汁がじわっとにじみ出ています。

そのレモンを口元に近づけて、思い切りかじってみてください。

 

……どうでしょうか?

 

口の中に唾液が出てきたり、酸っぱさを想像して顔が少し動いたりしませんでしたか?

実際にはレモンを食べていません。

目の前にレモンがあるわけでもありません。

それなのに、身体が反応することがあります。

 

 

これは、想像した内容が感覚や身体の反応と結びつくことを理解するための
身近な例です。

催眠でも、このような想像と身体の関係が一つの重要な要素になると考えられています。

 

例えば、「手のひらの上に重たい本が乗っている」と想像すると
実際に手が重くなったように感じることがあります。

反対に、「腕が風船に引っ張られている」と想像すると
腕が軽くなり、自然に持ち上がるように感じる人もいます。

もちろん、誰もが同じように反応するわけではありません。

また、想像力が豊かであれば必ず催眠にかかりやすい
という単純な関係でもありません。

それでも、想像しただけで身体の感覚が変わることがあると知ると
催眠術が少し身近なものに感じられるのではないでしょうか。

 

集中すると、私たちの世界は変わる

 

催眠を理解するうえで、もう一つ重要なのが「注意」の働きです。

 

例えば、騒がしい場所にいるときのことを思い出してください。

周囲では何人もの人が話しているのに
自分の名前が呼ばれると、不思議とはっきり聞こえることがあります。

また、面白い映画を見ているときには、周囲の物音が気にならなくなることもあります。

これは、私たちが周囲のすべての情報を同じ強さで意識しているわけではないためです。

 

何に注意を向けるかによって、気づきやすい情報や感じ方が変わるのです。

催眠でも、こうした注意の働きが重要だと考えられています。

 

アメリカ心理学会(APA)の催眠研究部門では
催眠を、注意の集中、周辺への意識の低下
暗示への反応性の高まりを特徴とする意識状態として定義しています。

ただし、催眠がどのような仕組みで成立するのかについては
現在も複数の理論が研究されています。

また、普段から集中力が高い人が、必ず催眠にかかりやすいとは限りません。

単純に集中力の強さだけで決まるのではなく
注意の向け方や暗示への反応など、複数の要素が関係すると考えられています。

ここには、催眠ならではの面白さがあります。

普段は自分の意志で動かしている身体が
催眠中には「自然に動いた」と感じられることがあるのです。

自分の身体なのに、自分で動かした感じがしない。

こうした主観的な感覚は、催眠研究でも注目されている現象の一つです。

 

スポーツ選手の「ゾーン」と催眠は似ている?

 

スポーツ選手が試合中、まるで時間がゆっくり流れているように感じる。

音楽家が演奏に夢中になり、周囲のことを忘れてしまう。

俳優が役に入り込み、普段の自分とは違う感情を自然に表現する。

こうした経験を聞いたことはありませんか?

 

 

スポーツの世界では、深い集中状態を「ゾーン」と呼ぶことがあります。

心理学では、活動に深く没頭している状態を
「フロー(Flow)」という概念で研究しています。

フローは、心理学者ミハイ・チクセントミハイによって
広く知られるようになった考え方です。

例えば、好きなことに夢中になっているとき
気がつけば何時間も経っていたという経験はないでしょうか。

反対に、退屈な時間は、ほんの数分でも長く感じられます。

同じ時間でも、体験している本人の感じ方は大きく異なります。

 

催眠でも、時間の感じ方や身体の感覚が普段とは違って感じられる場合があります。

もちろん、ゾーンやフローと催眠が同じ現象だと証明されているわけではありません。

フローは活動への没頭を中心とする概念であり
催眠では暗示への反応が重要な特徴となります。

それでも、人間の注意や感覚が状況によって変化するという点では
興味深い比較ができるでしょう。

私たちは普段、自分の意識や身体を十分に理解しているつもりで生活しています。

けれども、実際には
まだ知らない自分自身の反応が数多く存在しているのかもしれません。

 

映画で涙を流す人は、催眠にかかりやすい?

 

映画を見て、思わず涙がこぼれたことはありますか?

 

登場人物は実在しないかもしれません。

物語が作り話であることも分かっています。

それなのに、胸が苦しくなったり、思わず笑顔になったり、涙がこぼれたりします。

 

考えてみると、不思議なことです。

頭では作り話だと分かっているのに、心は本当に反応しているのです。

 

 

心理学では、ある対象や体験に深く入り込む傾向を
「没入傾向(Absorption)」と呼ぶことがあります。

催眠研究では、この没入傾向と催眠感受性の関係も調べられてきました。

研究によっては両者に関連が見られますが
その関連は必ずしも強いものではなく、測定方法や条件によっても違いがあります。

つまり、映画に感動しやすい人が、必ず催眠にかかりやすいとは限りません。

それでも、「作り話だと分かっているのに、実際に感情が動く」という人間の性質は
催眠の不思議を理解するうえで、とても面白い入り口になります。

催眠は、単に想像と現実を混同してしまうことではありません。

想像した内容や暗示によって、本人にとって実感を伴う体験が生まれる場合がある。

その点にこそ、催眠の魅力があります。

 

催眠術を信じていないと、かからないの?

 

「催眠術を信じていないと、かからないんですか?」

 

これは、よく聞かれる質問の一つです。

 

催眠術師への信頼や、体験に参加しようとする気持ち
暗示に対する期待などは、催眠への反応に影響する可能性があります。

しかし、何でも無条件に信じなければならないわけではありません。

初めて催眠を体験する人が半信半疑なのは、ごく自然なことです。

 

例えば、初めてジェットコースターに乗るときのことを考えてみてください。

「本当に怖いのかな?」

「思ったより楽しいかもしれない」

そんな気持ちが入り混じっていても、実際に乗ってみると
予想していなかった感覚が生まれることがあります。

 

催眠も、少し似ています。

 

頭の中で「絶対にかかるはずだ」と思い込む必要はありません。

大切なのは、「自分にはどんな反応が起こるんだろう?」という
好奇心を持って体験に向き合うことです。

もちろん、好奇心があれば必ず催眠に反応するという意味ではありません。

催眠は、信じるか信じないかを競うものではないのです。

自分の感覚を、少し違った角度から体験してみる。

そんな気持ちで向き合うことが、催眠を楽しむ一つの方法なのかもしれません。

 

トランスが深いほど、催眠にかかりやすい?

 

催眠について調べていると、「トランス」という言葉を目にすることがあります。

トランスとは、普段とは異なる注意や意識の状態を説明するときに使われる言葉です。

催眠の世界では、「浅いトランス」「深いトランス」といった
表現が使われることもあります。

ただし、トランスの深さをどのように定義し
測定するかについては、研究者や理論によって違いがあります。

また、トランスの深さと
暗示に対する反応の強さを完全に同じものとして扱うことはできません。

例えば、目を開けたまま会話をしていても
暗示に対してはっきりとした反応が現れる人がいます。

反対に、目を閉じて静かに座っていても
期待された催眠現象が起こらないこともあります。

つまり、催眠は見た目だけでは判断できないのです。

大切なのは、本人がどのような体験をしているのかということ。

ここを理解すると、催眠術の見方が少し変わってくるかもしれません。

 

 

催眠にかかりにくい人も、練習で変わる?

 

「以前、催眠術を受けたけれど、何も起こらなかった」

そんな経験をした人もいるかもしれません。

しかし、一度反応がなかったからといって、今後もずっと同じとは限りません。

催眠感受性には比較的安定した個人差が見られる一方で
体験する環境、暗示の内容、期待、慣れなどによって反応が変わる可能性も
研究されています。

 

例えば、自転車に初めて乗ったときのことを思い出してみてください。

最初は、どこに力を入れればよいのか分からず、何度も足を地面についてしまいます。

ところが、何度か挑戦するうちに、ある瞬間、自然にバランスが取れることがあります。

催眠も、最初は自分の感覚をどう受け取ればよいのか分からない場合があります。

「これで合っているのかな?」

「もっと何かを感じなければいけないのかな?」

そんなふうに考えているうちに、小さな変化に気づきにくくなることもあるでしょう。

 

体験を重ねることで、暗示への向き合い方や
自分の感覚への気づき方が変わる可能性はあります。

ただし、自転車の練習と催眠感受性の変化は
同じ仕組みで起こるわけではありません。

また、練習すれば誰もが
必ず高い催眠感受性を獲得できると証明されているわけでもありません。

だからこそ、誰かと反応を比べる必要はないのです。

自分には自分の反応がある。

その違いを楽しむことも、催眠体験の大切な魅力です。

 

催眠にかかると、意識がなくなったり戻れなくなったりする?

 

催眠術に興味はあっても、少し怖いと感じる人は少なくありません。

 

特に多いのが

「意識がなくなるのではないか」

「自分の意志でやめられなくなるのではないか」

という不安です。

 

しかし、催眠は一般に、睡眠や意識消失とは異なります。

 

催眠中も周囲の状況を認識し、会話ができる人は多くいます。

また、催眠術師の指示にすべて従わなければならないわけでもありません。

催眠を受けたからといって、本人の意思や判断力が完全に失われるわけではないのです。

催眠体験を終える際には、通常の注意状態へ戻るための案内が行われます。

催眠状態が永久に続いて戻れなくなる
という考え方を支持する科学的根拠はありません。

 

一方で、催眠がすべての人にとって常に快適で
どのような状況でも危険がないというわけではありません。

不快な感覚や心理的な負担が生じる可能性もあるため
本人の同意や安心できる環境、適切な配慮が大切です。

「自分はどんな感じになるんだろう?」

そんな気持ちで、無理なく体験していただくことが大切なのです。

 

自分の身体なのに、自分でも知らない反応がある

 

ここまで読んで、少し不思議に感じたことはありませんか?

 

私たちは普段、自分の身体は自分の意思で動かしていると思っています。

もちろん、それは間違いではありません。

しかし、実際には、意識していなくても起こる反応がたくさんあります。

突然大きな音がすると、思わず身体が動く。

緊張すると、心臓が速くなる。

好きな音楽を聴くと、自然に気分が変わる。

そして、想像しただけで、身体に感覚が生まれることもある。

こうした反応を考えると、人間の意識と身体の関係は、思っている以上に複雑です。

 

 

催眠術は、その関係を普段とは違った形で体験する機会にもなります。

「動かそうと思っていないのに、手が動いたように感じる」

「想像していただけなのに、本当に重く感じた」

そんな体験は、自分の身体や意識について新しい疑問を生み出してくれます。

 

催眠の面白さは、単に不思議な現象を見せることだけではありません。

自分自身の中に、まだ知らなかった感覚があると気づくことにもあるのです。

 

Spread Oneで体験する、催眠の不思議

 

愛媛県松山市のSpread Oneでは、マジックと催眠術を間近で体験していただけます。

催眠術を初めて見る方の中には
「本当にかかるのかな?」と不思議そうな表情をされる方もいらっしゃいます。

でも、それで構いません。

最初から信じ込もうとする必要も、特別な能力を身につけておく必要もありません。

ただ、自分の中にどんな感覚が生まれるのか、少し楽しみにしてみてください。

 

 

例えば、想像したことによって身体の感覚が変わったり
普段なら意識して動かしているものが自然に動くように感じられたり。

人によって反応はさまざまです。

すぐに変化を感じる人もいれば、ゆっくりと気づく人もいます。

同じ催眠術でも、体験している本人の感じ方は一人ひとり違います。

だからこそ、催眠は面白いのです。

 

テレビや動画で見るだけでは分からない、自分自身の内側で起こる不思議。

それを実際に体験してみると、催眠に対する印象が変わるかもしれません。

 

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まとめ|催眠にかかる力は、自分の可能性を知る入り口

 

催眠にかかりやすいことは
騙されやすさや意志の弱さを意味するものではありません。

催眠感受性には個人差があり
その背景には注意、想像、期待、感覚の処理など
さまざまな要素が関係すると考えられています。

想像力が豊かな人、何かに深く没頭できる人、感覚の変化に敏感な人。

 

そうした特徴と催眠には興味深い接点がありますが
一つの性格や才能だけで催眠への反応が決まるわけではありません。

 

そして、催眠にすぐ反応しないからといって
感性が乏しいということでもありません。

 

人間の感覚には、それぞれ違った豊かさがあります。

 

大切なのは、誰かと比較することではなく
自分自身の中で何が起こるのかに興味を持つことです。

 

催眠術は、そのための一つの入り口になるかもしれません。

 

「自分には、どんな反応が起こるんだろう?」

 

その小さな好奇心から、まだ知らなかった自分自身との出会いが始まります。

 

Spread Oneで、そんな不思議な体験を楽しんでみませんか?

 

Cafe & Bar Spread One

愛媛県松山市三番町7丁目7-1 村上ビル1F

公式サイト:https://www.spread-one.com/

公式LINE:https://lin.ee/MRXbeuF

ご予約:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesnabkRIboxjgOzCZSSN-DpzUu3E-_0gw3d81m5fynOtHMwQ/viewform

 

参考資料

「気」とは何か? 古代から伝わる生命エネルギーの謎を、気功・脳科学・催眠から探る

「なんとなく、この人とは気が合う」

「あの人のそばにいると、不思議と安心する」

「今日は気分が重い」

 

 

私たちは普段、何気なく「気」という言葉を使っています。

 

元気、気力、気配、気持ち、気遣い、気合い。

 

日本語には、驚くほど多くの「気」が存在します。

しかし、改めて考えてみると、不思議ではありませんか?

 

そもそも「気」とは、一体何なのでしょうか?

 

目に見えるわけでも、手でつかめるわけでもありません。
それなのに、人の雰囲気を感じ取ったり
身体の内側に何かが流れるような感覚を覚えたりすることがあります。

気功の世界では、手のひらに温かさや磁石のような反発感を感じたり
触れていない相手の身体が反応したりする体験も語られています。

こうした現象には、どのような仕組みが関係しているのでしょうか。

古代から受け継がれてきた「気」という考え方をたどりながら
現代の脳科学や心理学、そして催眠との意外な共通点を探っていきましょう。

 

「気」という考え方は、どこから生まれたのか?

 

「気」は、古代中国の思想の中で発展してきた重要な概念です。

 

古代中国では、人間も自然も
絶えず変化し続ける存在として捉えられていました。

風が吹き、雲が流れ、季節が巡り、植物が育ち、人間が呼吸する。

こうした自然や生命の働きを理解するために用いられてきた考え方の一つが「気」です。

 

中国思想における気は、人間の身体の中だけに存在するものではありません。
天地自然を含め、さまざまな存在や変化を説明するためにも用いられてきました。

 

例えば、陰陽思想では、世界の現象を
「陰」と「陽」という相互に関係する働きから捉えます。

昼と夜、寒さと暑さ、静けさと活動。

これらは単に対立するものではなく
互いに関わりながら変化していくものと考えられました。

 

 

また、中国の伝統医学では
気の巡りやバランスが健康と深く関係すると考えられています。

ここで知っておきたいのは、古代中国でいう「気」が
現代物理学で使われる「エネルギー」と必ずしも同じ意味ではないということです。

気には、生命の働き、自然の変化、身体の状態など、幅広い意味が含まれています。

つまり、「気」は単なる目に見えないエネルギーという言葉だけでは捉えきれない
奥深い概念なのです。

 

世界各地に存在する「生命エネルギー」という考え方

 

生命を支える目に見えない働きについて考えてきたのは、中国だけではありません。

 

インドには「プラーナ」という概念があります。

プラーナは生命や呼吸と深く関わる言葉で
ヨーガやインドの伝統思想において重要な位置を占めています。

また、ヨーガの伝統には、プラーナが流れるとされる「ナーディー」という経路や
身体と意識の働きに関係すると考えられてきた「チャクラ」という概念もあります。

 

日本でも「気」は
武道や伝統芸能、日常生活に至るまで、さまざまな場面で大切にされてきました。

 

西洋にも、生命には物質的な仕組みだけでは説明できない特別な働きがあると考える
「生気論(バイタリズム)」という思想が存在しました。

 

それぞれの概念は、異なる文化や歴史の中で発展したものであり
すべてが同じものを指しているわけではありません。

それでも、世界各地の人々が、古くから生命の働きや
人間の意識について探究してきたことには、共通する関心が見えてきます。

現代のように神経やホルモンの仕組みがわかっていなかった時代
人々は自分の身体に起こる変化を観察し、その意味を理解しようとしていました。

こうした探究の中から発展してきた実践の一つが、気功です。

 

気功とは、身体と意識に働きかける技術

 

気功というと、ゆっくり身体を動かしたり
深く呼吸したりする姿を思い浮かべる方も多いでしょう。

 

気功には

姿勢や身体の状態を整える「調身」

呼吸を整える「調息」

意識を整える「調心」

という考え方があります。

 

例えば、緊張すると肩に力が入り、呼吸が浅くなり、心拍が速くなることがあります。

反対に、呼吸や身体の状態が変わることで
気持ちが落ち着いたり、緊張が和らいだりすることもあります。

このように、意識と身体は互いに影響し合っています。

 

 

しかし、気功は単なる呼吸法やリラクゼーションだけではありません。

 

気功には、自分自身の身体や意識に働きかける「内気功」と
他者に働きかける「外気功」という区分もあります。

外気功では、施術者自身の意識や状態を整え
相手に働きかけることが重視されます。

その体験として、身体が温かくなる、力が抜ける、自然に身体が動く
何かに押されるように感じるなど、さまざまな反応が語られています。

中には、直接触れられていないにもかかわらず
身体に変化を感じるという体験もあります。

では、人間の身体には、どのような感覚の仕組みが備わっているのでしょうか。

 

手のひらに感じる「気」は、一体何なのか?

 

両手を向かい合わせたとき
手のひらの間に温かさや、磁石のような反発感を感じたことはないでしょうか。

 

気功やエネルギーワークでは
こうした感覚を「気感(きかん)」と呼ぶことがあります。

 

 

人によっては

ピリピリする
膨らむように感じる
何かが流れているように感じるなど

表現もさまざまです。

こうした感覚を考えるうえで参考になるのが
脳科学で研究されている身体感覚の仕組みです。

私たちの身体には、皮膚の温度や圧迫感を感じる働きだけでなく
筋肉や関節の状態、心拍や呼吸などを感じ取る仕組みがあります。

 

その一つが「内受容感覚(ないじゅようかんかく)」です。

これは、心拍や呼吸、空腹感など、身体の内側の状態を感じ取る働きを指します。

例えば、普段は足の裏をあまり意識していなくても
そこに注意を向けると、床に触れている感覚や体重のかかり方がはっきりしてきます。

足の裏に突然何かが生まれたわけではありません。
それまで意識していなかった感覚に、注意が向いたのです。

気功中に感じる温かさや圧迫感にも
皮膚感覚や身体内部の感覚、注意の働きなどが関係している可能性があります。

そして、人間の感覚は
実際に身体へ加えられた刺激だけで決まるものでもありません。

 

想像しただけで身体が反応する? 脳と意識の不思議な関係

 

例えば、酸っぱい梅干しを想像してみてください。

真っ赤な梅干しを口に入れ、思い切りかじったところを思い浮かべてみましょう。

 

どうでしょうか。

口の中に唾液が出てきた方もいるのではないでしょうか。

実際には梅干しを食べていないのに、想像しただけで身体が反応することがあります。

 

 

また、大勢の人の前で話す場面を想像するだけで
緊張したり、心拍が速くなったりすることもあります。

 

私たちの脳は、目の前で起きている出来事だけでなく
記憶や想像、これから起こることへの予測にも反応します。

 

現代の認知科学には「予測処理」という考え方があります。

 

これは、脳が外からの情報をただ受け取るのではなく
過去の経験や現在の状況をもとに予測を行いながら
感覚を処理しているという考え方です。

例えば、誰かに肩を触れられると思っているとき
実際に触れられる前から身体が身構えることがあります。

このように、意識や予測が身体の反応に関係することは
催眠を理解するうえでも重要です。

そして、人間の意識や身体の状態は
自分自身の中だけで完結しているわけではありません。

 

人の「気」は、他人にも伝わるのか?

 

誰かが強く緊張していると、こちらまで緊張してしまう。

反対に、落ち着いた人と一緒にいると、自然に安心する。

こうした経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。

 

心理学や神経科学では
人間同士の状態が影響し合う現象について研究が行われています。

 

その一つが「対人同調」です。

 

例えば、二人が会話や共同作業をしているとき
身体の動きだけでなく、心拍や呼吸などの生理的なリズム
さらには脳活動にも一定の同期が見られることがあります。

 

 

2024年に発表された、親子や恋人同士の脳活動を対象とした研究の統合分析でも
人間同士の相互作用に伴う脳活動の同期が報告されています。

また、2026年に発表された対人の生理的同期に関する総説では
こうした現象が社会的な関わりの中で生じることを整理する一方
その心理的な意味については引き続き研究が必要であるとしています。

つまり、人と人との関わりによって
身体や脳の活動が互いに関連した変化を示すことが、実際に研究されているのです。

 

そして、気功やエネルギーワークの世界でも
施術者自身の状態が重要視されています。

まず自分自身の意識や身体の状態を整え、そのうえで相手に働きかける。

この考え方は、人間同士の関係や身体の相互作用を考えるうえでも興味を引くものです。

もっとも、研究で観測される対人同調が
そのまま気功で語られる「気の伝達」を証明しているわけではありません。

それでも、私たちの身体や意識が他者との関わりの中で変化するという事実は
「気」という現象を考えるうえで重要な手がかりになります。

 

気功と催眠術は、アプローチが違うだけなのか?

 

催眠術というと
言葉による暗示で相手に働きかけるものを想像する方が多いかもしれません。

例えば、「手が重くなっていく」「身体の力が抜けていく」といった言葉を通じて
感覚や身体反応の変化を引き出す方法です。

 

しかし、催眠には言葉による暗示だけに頼らず
非言語的に働きかけるアプローチも存在します。

 

一方、気功では、術者自身の意識や状態を重視し、相手に働きかけます。

ここで注目したいのは、両者のアプローチが異なっていても
結果として似たような現象が現れることです。

例えば、身体が自然に動く、力が抜ける、温かさや圧迫感を感じる
普段とは違う意識状態になるなどです。

 

入り口は違っていても
結果として共通する身体反応や意識の変化が起こることがあるのです。

 

 

もちろん、同じような現象が起こるからといって
その仕組みまで完全に同じとは限りません。

しかし、気功と催眠をまったく別のものとして捉えるだけでなく
人間の意識や身体に働きかける異なるアプローチとして見てみると
興味深い共通点が見えてきます。

 

現代科学は「気」をどこまで解明しているのか?

 

では、気功や「気」に関する研究は、現在どこまで進んでいるのでしょうか。

 

米国の国立補完統合衛生センター(NCCIH)では
気功について、痛み、睡眠、身体機能、心理面などに関する研究を紹介しています。

 

例えば、一部の研究では、気功の継続的な実践によって
痛みや睡眠、心身の状態が改善する可能性が示されています。

ただし、研究によって結果は異なり
対象となる症状や研究の規模によっても評価は変わります。

また、身体を動かしたり呼吸を整えたりする気功の健康効果と
外気功によって他者に働きかける現象は、分けて考える必要があります。

現在の科学では、伝統的に語られる「気」が
独立した物理的エネルギーとして確認されているわけではなく
外気功の非接触作用についても十分な科学的合意は得られていません。

 

一方で、人間の意識や身体感覚、他者との相互作用については
研究が積み重ねられています。

 

古くから伝えられてきた体験を、現代の科学がどのように説明できるのか。

そして、まだ十分に解明されていない部分には、どのような仕組みが関係しているのか。

そこには、これからも探究していく価値があるのではないでしょうか。

 

「気」とは、私たちがまだ知らない何かなのか?

 

ここまで、「気」という概念をさまざまな角度から見てきました。

 

古代中国の思想としての気

インドのプラーナやチャクラ

気功によって生まれる身体感覚、脳の予測処理、人と人との同調

そして催眠との共通点。

 

それぞれに異なる歴史や研究背景がありますが
いずれも人間の生命や意識、身体の働きを考えるうえで興味を引くテーマです。

私たちは普段、自分の身体を自分の意思で動かしていると思っています。

しかし、実際には心拍や呼吸、反射、無意識の身体反応など
自分で細かく指示しなくても働いている仕組みが数多くあります。

また、意識や注意の向け方が変わるだけで
普段は気づかなかった感覚が現れることもあります。

そう考えると、私たちが「気」と呼んできたものの中には
すでに科学的に説明できる働きもあれば
今後さらに研究が必要な現象や考え方も含まれているのかもしれません。

そして何より、私たち自身が
自分の身体や意識についてまだ知らないことを数多く持っているのです。

 

目に見えないものを、実際に感じるということ

 

音楽を聴いて鳥肌が立つ。

誰かの言葉で胸が締めつけられる。

大切な人のそばにいるだけで安心する。

 

私たちの身体は、想像以上にさまざまなものに反応しています。

 

普段は当たり前だと思っている感覚も
少し視点を変えるだけで、とても不思議なものに見えてきます。

気功やエネルギーワーク、催眠術もまた
そうした人間の意識や身体の働きに触れる一つの方法です。

頭で知識として理解することと、自分自身の身体で実際に何かを感じることは
また違った体験になります。

 

 

愛媛県松山市の催眠術&マジック Cafe & Bar「Spread One」では
テレビで見るような催眠術やマジックだけでなく
さらに踏み込んだ意識や身体へのアプローチも行っています。

その一つが、今回ご紹介した気功やエネルギーワークに通じる技術です。

言葉による暗示だけではなく
触れずに身体が反応したり、自分の意思とは関係なく身体が動いたり
普段とは違う感覚が生まれたりすることもあります。

こうした技術も催眠の延長線上にあるものとして取り入れており
興味のある方には実際に体験していただいています。

テレビで見る催眠術とはまた違う、人間の意識と身体の不思議な世界。

「気」とは何なのか。

その答えを探す入口は、遠い世界ではなく
私たち自身の身体と意識の中にあるのかもしれません。

ぜひSpread Oneで、その不思議な感覚を体験してみてください。

想像するだけで身体は変わる? 脳科学と催眠術・催眠療法から解き明かす想像力の不思議

想像しただけで身体が変わる?
人間の想像力と脳、催眠の不思議な関係

 

「人間の想像力には、どれくらいの限界があるのでしょうか?」

 

例えば、今から少しだけ、頭の中で想像してみてください。

 

目の前に、真っ赤なリンゴがあります。

 

そのリンゴを手に取ると、表面はつるつるしていて、少し冷たい感触があります。

 

手のひらには、リンゴの重さも感じられます。

 

そして、そのリンゴを口元に運び、思い切りかじってみてください。

 

「シャリッ」という音とともに、甘酸っぱい果汁が口の中に広がります。

 

どうでしょうか。

 

実際には、目の前にリンゴはありません。
手で触れてもいませんし、食べてもいません。

それなのに

リンゴの色や形
手触り
味まで

思い浮かべられた方もいるのではないでしょうか。

もちろん、想像の仕方には個人差があります。

頭の中に鮮明な映像が浮かぶ人もいれば
映像としては浮かばなくても、リンゴの特徴や味を思い出せる人もいます。

 

 

ここで、一つの疑問が生まれます。

実際には存在しないリンゴを
私たちはどうして頭の中で体験できるのでしょうか。

そして、もっと不思議なのは

こうした想像が、単なる頭の中の出来事で終わらないことです。

実は、想像したことによって、感情や身体の反応が変化する場合があります。

さらには、実際に身体を動かさなくても
運動をイメージすることで筋力が向上したという研究まで存在するのです。

では、人間の想像力とは、いったい何なのでしょうか。

 

コンピューターの「ビット」で考える、人間の想像力

 

コンピューターの世界には、「ビット」という言葉があります。

ビットとは、情報を表すための基本的な単位です。

 

例えば、1ビットでは「0」と「1」の2通りを表せます。
2ビットなら4通り、3ビットなら8通りというように
ビット数が増えるほど、表現できる組み合わせも増えていきます。

また、パソコンなどでは
「32ビット」「64ビット」という言葉を耳にすることもあります。

これらは、コンピューターの設計や情報処理の仕組みに関係するものです。

では、人間の想像力は何ビットなのでしょうか。

実は、現在の科学では、人間の想像力全体を一つのビット数で表すことはできません。

脳の情報処理や記憶については、情報量を数値化する研究もあります。
しかし、それらをそのまま人間の想像力全体の大きさとして扱うことはできないのです。

ただし、ビットという考え方を例えとして使うと
想像力の面白い特徴が見えてきます。

 

例えば、コンピューターゲームを考えてみましょう。

ゲームの中には、山や海、街、人間、動物など、さまざまなものが登場します。

しかし、どれほど広大なゲームでも、実際に表現できる世界は
プログラムやデータ、コンピューターの性能などによって制限されています。

 

 

一方、人間はどうでしょうか。

 

昨日訪れた場所を思い出すことができます。

一度も行ったことのない国を想像することもできます。

空を飛ぶ自分、海の底を歩く自分、100年後の未来
現実には存在しない生き物まで思い浮かべられます。

しかも、その世界を想像するために、実際に飛行機に乗ったり
建物を建てたりする必要はありません。

もちろん、人間の脳にも処理能力や記憶の限界があります。
想像力が文字どおり無限であると証明されているわけではありません。

それでも、私たちには、目の前に存在しないものを思い描き
過去の経験を組み合わせて新しい世界をつくり出せるという特徴があります。

そして、この能力は
空想や物語を楽しむためだけに使われているわけではありません。

 

「海」と聞いたとき、あなたは何を思い浮かべますか?

 

今度は「海」という言葉を思い浮かべてみてください。

どのような海が浮かんだでしょうか。

青い水面でしょうか。

砂浜に打ち寄せる波でしょうか。

夕日に照らされた海でしょうか。

あるいは、潮の香りや波の音
足元に触れる冷たい水の感覚まで思い出した方もいるかもしれません。

 

同じ「海」という言葉でも、人によって思い浮かべるものは異なります。

 

子どもの頃に家族と遊んだ海を思い出す人もいれば
旅行先で見た美しい景色を思い出す人もいるでしょう。

反対に、海で怖い経験をした人は、不安な気持ちになるかもしれません。

 

 

つまり、私たちは言葉を単なる文字や音として受け取っているだけではありません。

その言葉に結びついた記憶、感覚、感情なども一緒に呼び起こしているのです。

例えば、「懐かしい海の香りがするね」と言われた瞬間
昔の思い出がよみがえり、気持ちが穏やかになることがあります。

一方、「あのときの怖かった海を覚えている?」と言われれば
同じ海という言葉から、まったく違う感情が生まれるかもしれません。

このように、言葉は記憶や想像を呼び起こすきっかけになります。

 

そして、ここからさらに興味深いことがわかります。

 

頭の中で思い浮かべたことは
気持ちだけでなく、身体にも影響する場合があるのです。

 

レモンを想像しただけで、唾液が出るのはなぜ?

 

例えば、目の前に大きなレモンがあると想像してください。

鮮やかな黄色で、表面には小さな凹凸があります。

そのレモンを包丁で半分に切ると、切り口から果汁がにじみ出てきます。

そして、そのレモンを口の中に入れ、思い切りかじってみてください。

酸っぱい果汁が舌いっぱいに広がります。

 

どうでしょうか。

 

口の中に唾液が出てきたり、思わず顔をしかめたりした方はいないでしょうか。

 

もちろん、すべての人に同じ反応が起こるわけではありません。

しかし、実際にはレモンを食べていないのに
想像によって唾液の分泌などの身体反応が起こることがあります。

これは、私たちの脳が
過去の経験から「レモンは酸っぱい」ということを学習しているためです。

レモンを食べた経験がある人は、その記憶を手がかりに、酸っぱさを予測できます。

その結果、実際に口の中へレモンが入っていなくても
身体が反応する場合があるのです。

 

 

同じようなことは、日常生活でも起こっています。

 

例えば、大勢の人の前で話す場面を想像しただけで
心臓がドキドキしたことはないでしょうか。

まだ誰の前にも立っていないのに
手に汗をかいたり、お腹が痛くなったりすることがあります。

反対に、安心できる場所や大切な人との思い出を想像すると
緊張が和らぐこともあります。

 

ここで重要なのは、身体が反応するきっかけは
必ずしも目の前で実際に起こっている出来事だけではないということです。

 

頭の中で思い描いた出来事も、現実の身体反応に影響することがあります。

ただし、脳が現実と想像をまったく区別できないわけではありません。

私たちは通常、実際にレモンを食べているのか
頭の中で想像しているだけなのかを区別できます。

それでも、現実の体験と想像した体験では
一部の神経活動が重なることがあります。

この重なりが、想像によって
身体反応が生じる仕組みを理解するうえで重要になります。

 

実は、想像するだけで筋力が向上した研究まである

 

ここまでの話を聞くと
「想像によって唾液が出たり、心臓がドキドキしたりするのはわかる」と
感じるかもしれません。

しかし、想像が身体に与える影響は、それだけではありません。

実際に筋肉を動かさず、頭の中で運動をイメージするだけで
筋力が向上したという研究も存在します。

1992年、研究者のYueとColeは
運動を頭の中で繰り返すことが筋力にどのような影響を与えるのかを調べました。

実験では、指の筋肉を実際に動かしてトレーニングするグループと
筋肉を動かさずに力を入れる様子を頭の中でイメージするグループなどを比較しました。

4週間にわたって週5回のトレーニングを行った結果
実際にトレーニングしたグループだけでなく
運動をイメージしたグループでも筋力の向上が確認されました。

報告された筋力の増加は
実際のトレーニング群で平均約30%
イメージトレーニング群で平均約22%でした。

何もトレーニングしなかったグループでは、平均約3.7%の変化でした。

これは、単に「運動した気分になった」という話ではありません。

実際に測定した筋力に変化が現れたのです。

では、どうして筋肉を動かしていないのに、力が強くなったのでしょうか。

私たちが身体を動かすとき、筋肉だけが働いているわけではありません。

脳から神経を通じて筋肉へ指令が送られ、その指令に応じて筋肉が収縮します。

つまり、筋力を発揮するためには
筋肉そのものの働きに加えて
脳や神経系が筋肉をどのように動かすかも重要になります。

運動をイメージするときにも
実際の運動に関係する脳のネットワークの一部が活動します。

研究者たちは、こうした神経系の働きの変化が
筋力向上に関係した可能性を指摘しています。

さらに、2014年には、Brian Clarkらの研究グループが
手首と手を固定して動かしにくくした状態で
運動をイメージすることが筋力の低下に
どのような影響を与えるのかを調べました。

通常、身体の一部を長期間動かさずにいると、筋力は低下していきます。

しかし、この研究では、4週間の固定期間中に
運動イメージを行わなかったグループで筋力が平均約45.1%低下したのに対し
週5回の運動イメージを行ったグループでは、平均約23.8%の低下に抑えられました。

つまり、この実験では、運動を頭の中で繰り返すことによって
筋力の低下が約半分に抑えられたのです。

もちろん、これらは特定の筋肉や実験条件で得られた結果です。

誰でも想像するだけで筋力が22%向上するという意味ではありませんし
あらゆる運動能力が同じように変化するわけでもありません。

また、身体を動かせない状況で運動イメージを活用する場合も
必要な医療やリハビリテーションに代わるものではありません。

それでも、これらの研究は、想像が単なる気休めではなく
身体を動かす神経系の働きに関係していることを示しています。

私たちが「頭の中だけのこと」と考えている想像が
実際の身体能力にまで影響する場合があるのです。

 

 

この運動イメージと筋力の関係については
Spread Oneの別の記事でも詳しく紹介しています。

関連記事:イメージで筋トレ? ― 催眠が教えてくれる心と身体の不思議な関係

 

なぜ、頭の中の出来事が現実の身体に影響するのか?

 

ここまで、レモンを想像すると唾液が出ることや
運動をイメージすることで筋力が変化した研究を紹介してきました。

一見すると、まったく違う現象のように思えるかもしれません。

しかし、共通していることがあります。

それは、脳が受け取った情報や、頭の中でつくり出したイメージが
身体の働きに関係しているということです。

私たちは普段、「頭の中で考えること」と「身体に起こること」を別々に捉えがちです。

例えば、「レモンを想像すること」は心の働きであり
「唾液が出ること」は身体の働きだと考えます。

しかし、実際には、心の働きと身体の働きは切り離されているわけではありません。

レモンの味を思い出すときにも、過去の経験や感覚に関係する神経活動が生じます。

緊張する場面を想像するときにも、その状況を予測する脳の働きが
自律神経系などを通じて身体反応に関係することがあります。

運動をイメージするときにも
実際の運動と一部共通する神経ネットワークが活動します。

つまり、私たちの身体は
外から入ってきた刺激にだけ反応しているわけではありません。

脳が過去の経験を思い出したり、これから起こることを予測したり
頭の中で状況を思い描いたりすることも、身体の反応に関係しているのです。

 

例えば、映画を見ているときのことを考えてみてください。

映画の中で主人公が高い崖の上に立っていると
自分がそこにいるわけではないのに、手に汗を握ることがあります。

怖い場面では心臓がドキドキし、悲しい場面では涙が出ることもあります。

私たちは映画館の椅子に座っているだけです。

それでも、目の前の映像や物語を通して、身体に反応が生まれます。

このことからも、私たちが体験する現実は
外の世界から受け取った情報だけで成り立っているわけではないとわかります。

そこには、脳が情報をどのように受け取り
解釈し、意味づけるかという働きが深く関係しているのです。

 

私たちは、目の前の世界をそのまま見ているわけではない

 

私たちは普段、自分の目で見ている世界を、そのまま現実だと感じています。

目の前に机があれば、机が見えます。

誰かが話しかけてくれば、その声が聞こえます。

暑ければ暑いと感じ、寒ければ寒いと感じます。

しかし、私たちが体験しているのは
外の世界から入ってきた情報を脳が処理することで成立する知覚です。

 

例えば、目に入ってきた光は、網膜で神経信号に変換されます。

その信号が脳へ送られ、さまざまな処理を経ることで
私たちは色や形、動きなどを知覚します。

つまり、目の前にあるものを見るという
ごく当たり前の体験にも、脳の働きが必要なのです。

さらに、脳は受け取った情報だけでなく、過去の経験や予測も利用しています。

例えば、暗い部屋で洋服が掛かっているのを見て
一瞬、人が立っているように感じたことはないでしょうか。

実際には洋服なのに、脳が限られた情報から
「人かもしれない」と判断したために、そのように見えることがあります。

近づいてよく見ると、洋服だったとわかります。

これは、脳が外から入ってくる情報を受け取るだけでなく
その意味を推測しながら世界を理解していることを示す身近な例です。

 

 

こうした考え方に関係する研究領域の一つに
「予測処理(Predictive Processing)」があります。

予測処理とは、脳が過去の経験などをもとに予測をつくり
感覚情報と照らし合わせながら知覚や行動を調整していると考える理論的枠組みです。

例えば、いつも同じ時間に帰宅する家族がいるとします。

玄関から物音が聞こえたとき、姿を確認する前から
「帰ってきたのかな」と思うことがあるでしょう。

これは、過去の経験から、今起こっていることを予測している例です。

脳の知覚も、これと似た考え方で説明されることがあります。

ただし、脳の働きのすべてが
予測処理だけで説明できると確定しているわけではありません。

ここで重要なのは、私たちの体験には、目の前の刺激だけでなく
記憶や期待、予測も関係しているということです。

想像は、現実とは完全に切り離された、何の影響もない出来事ではありません。

私たちが現実を体験するときに使っている脳の仕組みの一部は
想像するときにも働いているのです。

 

現実の世界には制約がある。でも、頭の中では?

 

例えば、今からフランスのパリへ行こうと思ったら、どうすればよいでしょうか。

飛行機を予約し、必要な準備をして、実際に移動しなければなりません。

時間もお金も必要です。

 

ところが、頭の中でパリを想像するだけならどうでしょうか。

 

 

エッフェル塔を思い浮かべ、その周辺を歩いている自分を想像することは
今この場所にいながらでもできます。

さらに、パリからニューヨークへ移動することも
月の上を歩くことも、現実には存在しない街をつくり出すこともできます。

実際の世界では、私たちは距離や時間
重力などの物理的な条件に従って行動しています。

一方、頭の中で思い描く世界では
そうした条件に必ずしも従う必要はありません。

 

この違いを説明するとき
「物理空間」と「情報空間」という言葉を使うことがあります。

ここでいう物理空間とは
私たちの身体や物が存在し、物理法則に従って出来事が起こる世界のことです。

一方、情報空間とは、この記事では
言葉や記憶、知識、想像、意味などの情報を扱う領域を説明するための表現です。

 

例えば、実際にパリへ行くことは、物理空間での移動です。

一方、パリの風景を頭の中で思い浮かべることは
記憶や想像といった情報の働きとして考えられます。

ただし、情報空間という言葉は、研究分野によって意味が異なります。
また、頭の中に物理空間とは別の世界が実在すると
科学的に証明されているわけではありません。

ここで重要なのは、言葉そのものではありません。

 

現実に身体を移動させることと、頭の中で移動する場面を想像することでは
必要な条件が違う
という点です。

 

そして、さらに興味深いことがあります。

頭の中で想像していることは、物理的な移動を必要としないにもかかわらず
その想像によって現実の身体が反応することがあるのです。

レモンを想像すると唾液が出る。

緊張する場面を想像すると心臓がドキドキする。

運動を繰り返しイメージすることで、筋力に変化が現れることがある。

これらは、想像と身体が無関係ではないことを示しています。

ただし、想像がそのまま物理的な出来事になるわけではありません。

想像によって生じた脳や神経系の活動が
身体の働きに影響する場合があるということです。

そして、この関係を考えるうえで、催眠という現象も興味深い題材になります。

 

催眠とは何か? 不思議なショーだけではない、もう一つの側面

 

催眠術と聞くと
テレビで見かけるような不思議な現象を思い浮かべる方も多いでしょう。

手が動かなくなる。

身体が重くなったり、反対に軽く感じられたりする。

自分の名前が一時的に思い出せなくなる。

こうした現象は、催眠をわかりやすく体験できる例の一つです。

しかし、催眠は、こうした不思議な現象を起こすことだけが目的ではありません。

 

催眠は
注意の向け方や暗示への反応、想像、知覚、身体感覚などと関係する現象です。

 

 

アメリカ心理学会(APA)の第30部会が示した定義では
催眠は、注意が集中し、周囲への意識が相対的に弱まり
暗示に反応しやすくなる特徴を持つ意識状態として説明されています。

ここでいう「暗示」とは、言葉などを通じて
ある感覚や考え、行動の変化を促す働きかけのことです。

例えば、「手がだんだん重くなっていく」という言葉を聞いたとき
実際に重りを持っていなくても、手が重く感じられる人がいます。

ただし、催眠の仕組みについては、研究者の間でもさまざまな考え方があり
すべてが解明されているわけではありません。

そして、催眠には、エンターテインメントとしての活用だけでなく
医療や心理支援の分野で研究されてきた側面もあります。

その一つが、催眠療法(ヒプノセラピー)です。

 

催眠療法(ヒプノセラピー)では何が行われているのか?

 

例えば、誰かから「リラックスしてください」と言われたとします。

ところが、そう言われるほど、かえって身体に力が入ってしまうことはないでしょうか。

「力を抜かなければ」と意識することで、余計に緊張してしまうのです。

 

一方、静かな海辺にいる自分を想像してみてください。

穏やかな波の音が聞こえ、心地よい風が吹いています。

砂浜に座り、ゆっくりと呼吸をしている自分を思い浮かべます。

すると、人によっては、無理に力を抜こうとしなくても
自然と呼吸が落ち着いたり、身体の緊張が和らいだりすることがあります。

 

これは催眠そのものを意味するわけではありませんが
想像や注意の向け方が身体感覚に関係することを理解するための身近な例です。

催眠療法では、こうした注意やイメージ、暗示などの働きを
本人の目的に合わせて活用することがあります。

 

例えば、痛みへの対処、不安の軽減、ストレスへの対応などです。

実際に、催眠を利用した心理的介入については
痛みや一部の心理的・身体的症状に対する研究が行われています。

ただし、効果の大きさや科学的根拠の強さは対象によって異なり
あらゆる症状に効果があると証明されているわけではありません。

また、医療的な問題がある場合
催眠療法は必要な診察や治療の代わりになるものではありません。

ここで重要なのは、催眠が単なるリラクゼーションとも異なるということです。

催眠中には、リラックスする人もいれば
集中力が高まり、特定の感覚やイメージに強く注意が向く人もいます。

つまり、催眠は必ずしも
「眠っているような状態」や「何も考えていない状態」ではないのです。

そして、催眠療法では、単に不思議な反応を起こすことよりも
本人が抱える問題や目的に合わせて、適切な方法を選ぶことが重要になります。

 

エンターテインメント催眠と催眠療法の共通点

 

では、ショーで行われる催眠術と、催眠療法は、まったく別のものなのでしょうか。

 

目的や進め方は異なりますが
注意、期待、暗示、想像、身体感覚といった共通する要素があります。

 

例えば、ショーでは「手が重くなる」という暗示によって
実際に手が重く感じられることがあります。

一方、催眠療法では、本人の目的に応じて、身体の緊張が和らぐ感覚や
痛みの感じ方の変化などを目指す場合があります。

どちらも、言葉やイメージをきっかけとして
本人の中に感覚や反応の変化が生まれる可能性があるという点では共通しています。

ただし、同じ暗示を使えば、誰にでも同じ反応が起こるわけではありません。

また、催眠療法では、単に反応を引き出すことよりも
その人が抱える問題や目的に合わせて
安全性や適切性を考えながら進めることが重要になります。

 

エンターテインメント催眠は
人間の感覚や身体反応の不思議さを、目に見える形で体験してもらうもの。

 

催眠療法は
催眠の特徴を、本人の心身の問題への対処や変化を支えるために活用するもの。

 

このように考えると、両者の違いがわかりやすくなります。

そして、どちらの場合も
催眠術師や施術者が相手の身体を自由に操っているわけではありません。

実際に感覚や身体反応の変化を体験しているのは、本人自身です。

 

「わかっているのに、そう感じてしまう」という不思議

 

例えば、怖い映画を見ているときのことを考えてみてください。

私たちは、画面の中の出来事が本当に起こっているわけではないと理解しています。

それでも、突然何かが飛び出してくる場面では
思わず身体が跳ねたり、声が出たりすることがあります。

 

頭では「これは映画だ」とわかっている。

それなのに、身体は反応してしまう。

 

こうした経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。

催眠中の体験にも、これと似た部分があります。

 

例えば、「手が磁石のように引き寄せられる」と暗示された人が
実際には磁石など存在しないと理解していても
手が引き寄せられるように感じる場合があります。

もちろん、映画を見て驚くことと、催眠暗示に反応することは
同じ現象ではありません。

しかし、どちらも「頭で理解していること」と「実際に感じること」が
必ずしも完全には一致しないという点で共通しています。

さらに、催眠では、身体の動きに対する本人の感じ方が変わることもあります。

 

例えば、普段なら自分で腕を上げたとき、「自分の意思で腕を上げた」と感じます。

ところが、催眠中には、腕が動いたにもかかわらず
「自分で動かしたというより、自然に動いた」と感じる人がいます。

 

このような、自分が行動を起こしているという感覚を「主体感」と呼びます。

 

催眠を理解するうえでは、実際に身体が動いたかどうかだけでなく
その動きを本人がどのように体験しているのかも重要なのです。

私たちは、自分の感覚や身体の動きを
すべて意識的に決めているわけではありません。

 

例えば、熱いものに触れたとき、とっさに手を引っ込めることがあります。

急に大きな音がすると、思わず身体がびくっとすることもあります。

 

こうした反応の中には、意識的に考えるより先に起こるものがあります。

ただし、これらの反射と催眠暗示による反応は
仕組みが同じというわけではありません。

それでも、私たちの身体には
意識的に細かく指示しなくても働く仕組みがあることは確かです。

催眠は、そうした人間の注意や感覚、
行動の仕組みを考えるうえでも興味深い現象なのです。

 

想像力は、現実から離れるためだけのものではない

 

想像力というと
空想や夢物語のようなものを思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、ここまで紹介してきたように
想像力は私たちの日常生活とも深く関係しています。

 

スポーツ選手が本番前に動きをイメージする。

大切な発表の前に、話す内容を頭の中で練習する。

料理をするときに、完成した味や盛り付けを思い浮かべる。

旅行の計画を立てながら、訪れる場所の景色を想像する。

 

これらはすべて、まだ目の前では起こっていないことを、頭の中で思い描く行為です。

想像することで、私たちは未来の行動を準備したり、過去の経験を活用したりできます。

 

さらに、想像の内容によっては、気持ちや身体の反応にも変化が生まれます。

ただし、想像すれば何でも実現するという意味ではありません。

例えば、走る姿を想像することと、実際に走ることは違います。

運動イメージによって筋力が向上した研究があるからといって
あらゆる運動や身体能力が想像だけで十分に鍛えられるわけでもありません。

現実の行動には、実際の経験や練習が必要です。

それでも、想像することが現実の身体や行動に影響する可能性があるという事実は
私たちが自分の能力を考えるうえで重要な意味を持っています。

頭の中で起こることと、身体で起こることは、完全に別々のものではないのです。

 

人間の想像力は、結局何ビットなのか?

 

最初の問いに戻りましょう。

「人間の想像力は何ビットなのでしょうか?」

残念ながら、その答えを一つの数字で示すことはできません。

人間の脳は、コンピューターのように
想像力全体を単純なビット数で表せる仕組みではないからです。

また、想像力が無限であると科学的に証明されているわけでもありません。

しかし、今回紹介してきたことから
想像力には、数字だけでは説明しきれない興味深い特徴があるとわかります。

目の前に存在しないリンゴを思い浮かべることができる。

実際には行ったことのない場所を想像できる。

レモンを食べていないのに、酸っぱさを思い出して唾液が出ることがある。

身体を動かさずに運動をイメージすることで、筋力に変化が現れることがある。

そして、催眠では、言葉や暗示をきっかけとして
普段とは違う感覚や身体反応を体験することがある。

こうして並べてみると、私たちの想像力は
単に頭の中で映像をつくる能力ではないことが見えてきます。

それは、過去の経験を思い出し、まだ起こっていない未来を考え
身体の反応や行動にも関係する、人間の重要な能力の一つなのです。

 

Spread Oneで体験する、想像と身体の不思議な関係

 

ここまで読んで
「理屈はわかったけれど、本当にそんなことが起こるのだろうか」と
思った方もいるかもしれません。

それは自然な疑問です。

特に催眠術は、映像や文章で見聞きするだけでは
実際にどのような感覚が生まれるのか、なかなか想像しにくいものです。

例えば、誰かが「手が動かなくなった」と話していても
それを見ている人には、本人がどのように感じているのかまではわかりません。

「本当に動かせないように感じるの?」

「自分で動かさないようにしているのとは違うの?」

「意識ははっきりしているの?」

こうした疑問は、催眠を体験することで、より具体的に考えられるようになります。

 

 

愛媛県松山市のCafe & Bar Spread Oneでは
催眠術やマジックを通して、人間の知覚や感覚
身体反応の不思議さに触れられる体験を提供しています。

また、ご希望に応じて、催眠療法(ヒプノセラピー)にも対応しています。

催眠術は、必ずしも全員に同じ反応が起こるものではありません。

しかし、だからこそ
自分自身にどのような反応が生まれるのかを知ることにも意味があります。

頭ではわかっているのに、身体が違う反応をする。

いつもと同じ自分なのに、普段とは違う感覚が生まれる。

そんな体験を通して、これまで当たり前だと思っていた
「意識」「想像」「身体」の関係を、少し違った角度から見られるかもしれません。

人間の想像力が何ビットなのかは、まだわかりません。

しかし、その想像力が私たちの身体や感覚と深く結びついていることは
さまざまな研究から明らかになっています。

そして、その不思議さは、知識として理解するだけでなく
実際に体験してみることで、さらに身近なものになるのではないでしょうか。

 

想像することと、実際に感じること。その境界では、何が起こるのか。

Spread Oneでは、そんな人間の不思議な可能性に触れる時間をお楽しみいただけます。

店舗のご案内・体験プランについては、Spread One公式サイトをご覧ください。


参考文献・関連研究

Yue, G. & Cole, K. J.(1992)
Strength increases from the motor program: comparison of training with maximal voluntary and imagined muscle contractions.
Journal of Neurophysiology, 67(5), 1114–1123.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1597701/

Clark, B. C., Mahato, N. K., Nakazawa, M., Law, T. D. & Thomas, J. S.(2014)
The power of the mind: the cortex as a critical determinant of muscle strength/weakness.
Journal of Neurophysiology, 112(12), 3219–3226.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4269707/

Kosslyn, S. M., Ganis, G. & Thompson, W. L.(2001)
Neural foundations of imagery.
Nature Reviews Neuroscience, 2, 635–642.
https://doi.org/10.1038/35090055

Oakley, D. A. & Halligan, P. W.(2013)
Hypnotic suggestion: opportunities for cognitive neuroscience.
Nature Reviews Neuroscience, 14, 565–576.
https://doi.org/10.1038/nrn3538

Elkins, G. R., Barabasz, A. F., Council, J. R. & Spiegel, D.(2015)
Advancing research and practice: the revised APA Division 30 definition of hypnosis.
International Journal of Clinical and Experimental Hypnosis, 63(1), 1–9.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25365125/

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イメージで筋トレ? ― 催眠が教えてくれる心と身体の不思議な関係
https://www.spread-one.com/archives/2758

意識の力を抜くと、何が起こるのか?

意識の力を抜くと、何が起こるのか?

 

「頑張ってリラックスする」という矛盾を
脳科学・心理学・HBC・催眠術から考える

「もっと力を抜いてください」

そう言われて、

「いや、別に力なんて入れてないけど?」

と思ったことはないでしょうか。

肩や首に力が入っている。
呼吸が少し浅くなっている。
人と話すとき、相手の反応を必要以上に確認している。
失敗しないように、頭の中で何度も先のことを考えている。

ところが、それを毎日のように繰り返している本人にとっては
それが「普通」です。

 

だから誰かから、

「ちょっと力が入りすぎているよ」

と言われても、本人にはその感覚がない。

 

「そんなことない」

と、本気で思っていることもあります。

 

ここに、意識の面白さがあります。

私たちは、自分の中で起きていることを、すべて意識できているわけではありません。

 

そして、さらに面白いことがあります。

「力を抜こう」

「リラックスしよう」

「気にしないようにしよう」

「考えないようにしよう」

そう意識すればするほど、逆にその対象へ注意が向き
力が入ってしまうことがあるのです。

 

つまり、

「力を抜こう」と頑張った瞬間、

すでに「頑張る」という別の力が入っている。

 

もしかすると私たちは、「力を抜くこと」さえ
力ずくでやろうとしているのかもしれません。

 

その感覚を説明する前に、一枚の葉っぱを思い浮かべてみてください。

静かな小川に浮かび、その流れに運ばれていく一枚の葉っぱです。

この葉っぱには、あとでもう一度戻ってきます。

 

 

「考えないようにする」と、なぜ考えてしまうのか

簡単なことを試してみましょう。

今から10秒間、

「白熊のことだけは考えないでください」

どうでしょう。

 

もう白熊が頭に浮かんでしまった人もいると思います。

 

心理学者ダニエル・ウェグナーは、このような思考抑制について研究し
1994年に「Ironic Processes of Mental Control(精神的コントロールの皮肉過程)」という
理論を提示しました。

 

 

簡単にいうと、「考えないようにする」ためには
「今、それを考えていないだろうか?」と確認する必要がある

ということです。

 

白熊を考えないためには、どこかで白熊を探してしまう。

 

同じことは、日常でも起こります。

 

「緊張するな」と思う。

すると、「今、緊張していないか?」を確認する。

 

「失敗するな」と思う。

すると一度、「失敗」という状態を頭の中に表現する。

 

「気にするな」と思う。

すると、「何を気にしてはいけないのか」を確認する。

 

そして、「リラックスしなければ」と思う。

すると、「ちゃんとリラックスできているだろうか?」という
自己監視が始まります。

 

だから、「気にしないようにしよう」と思っている時点で
すでにかなり気にしていることがあります。

 

「力を抜かなければ」と思っている時点で
力が抜けているかを監視している。

 

ここに、「意識で自分をコントロールすること」の面白い矛盾があります。

 

身体だけではなく、「意識」に力が入る

 

「力が入る」と聞くと、筋肉を想像するかもしれません。

肩が上がる。拳を握る。眉間にしわが寄る。

もちろん、それも「力」です。

でも、今回扱いたいのはもう少し広い意味です。

 

「ちゃんとしなければ」

「理解しなければ」

「失敗してはいけない」

「正しく感じなければ」

「何かを起こさなければ」

 

こうした、自分を強くコントロールしようとする状態です。

 

 

催眠術を行っていると、この違いが分かりやすく見えることがあります。

 

何かを想像してもらったとき、

「これで合っていますか?」

「もっと集中した方がいいですか?」

「こういう感じになればいいんですか?」

「自分で何か起こした方がいいですか?」

と、「正解」を探そうとする人がいます。

 

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。

 

ただ、

「何かを起こそうとしなくても大丈夫です」

「ただ、『そうなんだ』くらいで」

と伝えると、それまでとは違った感覚や反応に気づく人もいます。

 

催眠への反応には個人差があります。
「力を抜けば必ず催眠にかかる」という意味ではありません。

 

ただ、「ちゃんと反応しなければ」「何かを感じなければ」と
意識が監視し続けていることで
もともと生じていた小さな感覚を見落としてしまうことは考えられます。

 

現代の催眠研究でも
催眠への反応には注意、期待、暗示、想像、知覚、主体感、認知制御など
複数の要素が関係すると考えられています。

 

つまり催眠は、「意識がなくなる」という単純な現象として見るよりも、

「意識的な判断と、自分の中から生じる反応はどう関係しているのか」

を考える入口として見ると、とても興味深いのです。

 

日本人が考えた
「Human Brain Computer」というモデル

 

ここで、人間の意識や反応を考えるうえで興味深いモデルがあります。

 

日本の技術者・発明家として知られる中山正和が提唱した
「HBC(Human Brain Computer)モデル」です。

 

中山は、人間の発想や思考の仕組みを考えるため
脳の働きを一つの情報処理システムとして捉えました。

人間は、目の前で起きたことに対して
毎回ゼロから考えて反応しているわけではありません。

 

これまでに経験したこと。
記憶してきたこと。
繰り返し聞いてきた言葉。
頭の中に浮かぶイメージ。
いつの間にか身についた考え方。

そして、それらをもとに行われる判断。

 

こうしたものが複雑に重なりながら
私たちの思考や行動は作られています。

 

 

催眠を深く研究していくと
こうした「人間はどのように情報を受け取り
どのように反応しているのか」という問題を避けて通れなくなります。

 

なぜ、同じ言葉を聞いても人によって反応が違うのか。

なぜ、頭では「できる」と分かっているのに、身体が違う反応をすることがあるのか。

なぜ、ある人には何でもない言葉が、別の人には強く響くのか。

なぜ、過去の経験によって、同じ出来事の受け取り方が変わるのか。

そして

なぜ「何とかしよう」と意識的に頑張るほど、逆にうまくいかなくなることがあるのか。

 

こうした現象を考えていくと、催眠だけを切り離して考えることは難しくなります。

 

心理学、認知科学、脳科学、発達、学習、記憶、注意、知覚。

さまざまな分野から人間を見ることで、催眠という現象も別の角度から見えてきます。

 

HBCも、そうした人間の反応を考える一つの視点として非常に興味深いモデルです。

 

HBCでは、人間の反応をどう考えるのか

 

HBCでは、人間の情報処理を大まかに、

「いのち」
↓
「刷り込み」
↓
「イメージ記憶」
↓
「コトバ記憶」
↓
「計算」

という重なりとして捉えます。

 

最も基本となる「いのち」は、外から刺激を受け
それに反応する生命としての基本的な働きです。

そこへ経験が積み重なり、「刷り込み」が形成される。

 

さらに、イメージとしての記憶、言葉としての記憶が加わり
その上に物事を比較したり、予測したり
論理的に考えたりする「計算」が重なっていく。

 

ここで面白いのは、

「人間は、目の前で起きたことだけに反応しているわけではない」

という見方です。

 

たとえば、同じ犬を見ても、

「かわいい」

と思う人もいれば、

「怖い」

と思う人もいます。

目の前にいる犬は同じです。

 

しかし、その人が過去に犬とどんな経験をしたのかによって
そこから生まれるイメージや身体反応は変わることがあります。

 

人間関係でも同じです。

 

誰かから少し強い口調で何かを言われたとき、

「普通に注意された」

と受け取る人もいれば、

「嫌われたかもしれない」

と感じる人もいます。

 

つまり私たちは、外から入ってきた情報だけで世界を見ているのではありません。

 

今まで何を経験してきたのか。

どんな言葉を聞いてきたのか。

何を怖いと感じてきたのか。

何を安心だと感じてきたのか。

何を成功や失敗として記憶してきたのか。

何を「当たり前」だと思ってきたのか。

 

そうしたものを通して、今起きていることを受け取っています。

 

しかも、そのすべてを毎回意識しているわけではありません。

 

何度も繰り返されたものほど
「自分はこう考えている」という感覚さえなくなっていくことがあります。

 

それが、

「自分にとっての普通」

になっていくからです。

 

そして、この「普通」になってしまったものほど
自分では気づきにくくなります。

 

これは、最初に出てきた、

「力が入っていますよ」

と言われても、

「いや、力なんて入っていないけど?」

と感じる話にもつながってきます。

 

3歳、9歳、10〜20歳
――人はいつ「自分の普通」を作るのか

 

HBCの考え方を発達の流れに重ねてみると、さらに興味深くなります。

HBCを用いた説明では
おおまかに3歳頃までの「刷り込み」
9歳頃までの「イメージ記憶」「コトバ記憶」
そして10〜20歳頃に発達していく論理的な「計算」という捉え方があります。

 

ただし、この年齢をそのまま、

「3歳でここが完成する」

「9歳でここが完成する」

「20歳で脳が完成する」

という絶対的な境界として考える必要はありません。

 

現在の発達神経科学では
人間の脳はそのように決まった年齢で一段ずつ完成していくとは考えられていません。

発達する時期は機能や神経系によって異なります。
幼少期には非常に大きな変化が起こりますが、青年期にも脳の発達は続きます。
そして成人になってからも、学習や経験によって脳や神経系は変化します。

 

つまり、

「幼少期にすべてが決まってしまう」

わけではありません。

 

しかし一方で、幼い時期から積み重ねられる経験が
その後の発達に大きく関係することも分かっています。

ここで重要なのは、「何歳で完成するか」という数字そのものよりも、

「経験が積み重なることで、それが少しずつ『自分にとっての普通』になり
やがて意識しなくても働く反応の土台になっていく」

ということです。

 

最初は意識していたことでも、何度も繰り返すうちに意識しなくなる。

自転車に乗る。

文字を書く。

スマートフォンを操作する。

慣れた道を歩く。

会話する。

こうしたことを毎回、一つひとつ言葉にして考えてはいません。

 

そして、もっと分かりにくいところでも同じことが起こります。

 

人との距離の取り方。

緊張したときの反応。

何かを言われたときの受け取り方。

「失敗するかもしれない」と考える癖。

「ちゃんとしなければ」と思う癖。

 

それらも長く繰り返されれば、

「そう考えている」

というより、

「それが普通」

になっていくことがあります。

だからこそ、自分では気づきにくいのです。

 

 

「立てない」と言われても、なぜ普通なら立てるのか

 

ここから、催眠という角度で考えてみます。

普通に起きている人へ突然、

「あなたは椅子から立てません」

と言ったとします。

 

多くの人は、

「いや、普通に立てるでしょ」

と思います。

 

そして実際に立ちます。

でも少し考えてみると、不思議です。

 

「立てない」という言葉は、耳から入っています。

その意味も理解しています。

頭の中では「立てない」という状態をイメージすることもできます。

それでも通常は、その言葉通りの身体反応にはなりません。

 

そこには、

「そんなわけがない」

「自分は立てる」

「これはただ言われているだけだ」

「立とうと思えば立てる」

といった判断が加わっています。

 

HBCの言葉で考えるなら
こうしたところに「計算」という働きを重ねて見ることができます。

入ってきた言葉をそのまま受け取るのではなく
これまでの経験や記憶、知識などと照らし合わせ、

「これはどういう意味なのか」

「本当にそうなのか」

と評価する。

 

普段の生活では、こうした働きは非常に重要です。

言われたことを何でもそのまま信じていたら、日常生活そのものが成り立ちません。

 

ところが催眠では、この関係が少し面白くなります。

催眠への反応が生じているとき、人によっては、

「本当にそうなるのか?」

「自分でやっているだけでは?」

「これは正しい反応なのか?」

と逐一分析するよりも
暗示によって生まれるイメージや感覚そのものへ注意が向きやすくなることがあります。

 

たとえば、

「身体が重くなっていく」

と言われたとき、

「身体の重量が物理的に増えるわけがない」

と分析することもできます。

 

一方で、

「重いって、どんな感じだろう」

とその感覚に注意を向けることもできます。

すると、人によっては本当に身体が重く感じられる。

 

「手が動かしにくい」

という暗示なら、

頭では、

「動かそうと思えば動くはず」

と分かっている。

それなのに、実際に動かそうとすると、いつもとは違う感覚がある。

 

こうしたところに、催眠のおもしろさがあります。

もちろん、誰にでも同じ反応が起こるわけではありません。
催眠への反応には個人差があります。

 

また、現代の催眠研究でも、

「理性を担当する脳が眠るから催眠にかかる」

というような単純な説明はされていません。

 

注意、期待、想像、暗示、知覚、記憶、主体感、認知制御。

さまざまな働きが関係すると考えられています。

 

だからHBCを、脳の正確な配線図として見る必要はありません。

むしろ、このモデルを催眠という角度から眺めたときに面白いのは、

「人間の反応には、言葉やイメージから生まれる反応だけではなく
それを『そんなわけがない』『こうでなければならない』と評価し
修正しようとする意識的な働きも重なっている」

ということです。

 

そして、これは催眠術だけの話ではありません。

「緊張しないようにしよう」

「失敗しないようにしよう」

「気にしないようにしよう」

「ちゃんとリラックスしよう」

そう考えるたびに、自分の状態を確認する。
評価する。必要なら修正しようとする。

ところが、その「確認」や「修正」が強くなりすぎると、

「力を抜こうとしている自分」が、ずっと自分を監視し続けることになります。

 

ここで、最初の話へ戻ってきます。

 

「そんなことはない」が、自分自身を見えなくする

 

誰かから、

「肩にかなり力が入っていますよ」

と言われる。

 

でも本人には、その感覚がない。

だから、

「そんなことはない」

と思う。

 

「考えすぎじゃない?」

と言われても、

「別に考えてない」

と思う。

 

「かなり緊張しているように見えるよ」

と言われても、

「全然緊張してない」

と思う。

 

本人が嘘をついているわけではありません。

 

本人にとっては、それが本当に「普通」なのです。

 

自分にとって当たり前になったものほど、自分では見つけにくい。

 

ずっと肩に力が入っていれば、「力が入っている状態」が基準になります。

いつも人の顔色を確認していれば、それが普通になります。

何かを始める前に必ず失敗を想像していれば、それも普通になります。

いつも「ちゃんとしなければ」と思っている人にとっては
それさえ「頑張っている」という感覚ではないかもしれません。

 

そして、その「普通」を基準にして、新しく入ってきた情報を判断します。

 

「洗脳されている人ほど気づかない」は本当なのか

 

ここで、よく使われる「洗脳」という言葉について考えてみます。

「洗脳されている人ほど、自分が洗脳されていることに気づかない」

という言い方があります。

 

確かに、外から見れば不自然に思える考え方でも
本人にとっては筋が通っていることがあります。

ただし、日常的な思い込みや習慣と
一般に「洗脳」と呼ばれる強制的な思想・行動の変容を
同じ現象として扱うことはできません。

ここで注目したいのは「洗脳」という言葉そのものではありません。

 

もっと身近な、

「自分がすでに持っている前提を通して、新しい情報を見る」

という人間の性質です。

 

私たちは毎回、世界をゼロから判断しているわけではありません。

過去の経験。

記憶。

期待。

感情。

所属する集団。

成功体験。

失敗体験。

誰かから繰り返し言われたこと。

 

こうしたものを材料にして、目の前の出来事を解釈しています。

だから、

「自分は客観的に見ている」

と思っていても、完全に何の前提も持たずに見ているわけではありません。

 

さらに、一度信じた情報が訂正されたあとにも
その情報が判断へ影響を残すことがあります。

心理学では、こうした現象が
「継続的影響効果(continued influence effect)」として研究されています。

 

ただし、

「反対の証拠を見せると必ずもっと信じ込む」

というほど単純でもありません。

 

適切な訂正によって、人は考えを更新することもできます。

 

大切なのは、

「あの人は洗脳されている」

と他人を見ることではありません。

むしろ、

「自分にも、自分ではまだ見えていない『普通』があるかもしれない」

と考えてみることです。

 

では、「意識の力を抜く」にはどうすればいいのか

 

ここまで読んで、

「だったら意識の力を抜けばいい」

と思ったかもしれません。

 

ところが、ここで最初の問題に戻ります。

「よし、今から意識の力を抜こう」

そう思った瞬間、また意識で自分を操作し始めています。

 

「リラックスしよう」

「何も考えないようにしよう」

「もっと気楽になろう」

 

これでは、

「リラックスできているか?」

「考えていないか?」

「気楽になれているか?」

という、新しい監視が始まります。

 

そこで、最初に思い浮かべてもらった一枚の葉っぱへ戻ります。

 

小川に、一枚の葉っぱを落としてみる

 

山の中を、小さな川が流れています。

激流ではありません。

水の音が静かに聞こえるくらいの、緩やかな小川です。

 

そこへ、一枚の葉っぱを落としてみます。

 

葉っぱは、

「右へ行かなければ」

とは考えません。

 

「もっと早く進まなければ」

とも考えません。

 

岩にぶつかっても、

「失敗した」

とは考えません。

 

水が右へ流れれば右へ。

左へ流れれば左へ。

 

岩に当たれば、少し回る。

 

流れが弱くなれば、そこでしばらく漂う。

 

また水が動けば、そのまま進んでいく。

 

ただ、流れています。

 

ところが私たちは、ときどきその葉っぱを指でつまんで、

「そっちじゃない」

「もっと早く」

「止まるな」

「ちゃんと流れろ」

と動かそうとします。

 

その指を、少しだけ離してみる。

 

これが、「意識の力を抜く」という感覚に近いのかもしれません。

何もしないわけではありません。

思考を止めるわけでもありません。

すべてを諦めるわけでもありません。

 

ただ、

必要以上に流れを操作しない。

 

 

「そうなんだ」で、一度終わらせてみる

 

嫌な考えが浮かんだ。

「考えちゃダメ」

ではなく、

「そういうことを考えてるんだな」

 

緊張している。

「リラックスしないと」

ではなく、

「今、緊張してるんだな」

 

身体に力が入っている。

「力を抜かなきゃ」

ではなく、

「ここに力が入ってるんだな」

 

不安になった。

「不安になってはいけない」

ではなく、

「今、不安なんだな」

 

そこで、一度終わらせてみる。

すぐ直さない。

消さない。

追い出さない。

すぐに原因を探さない。

無理にポジティブへ変換しない。

「そうなんだ」

くらいで置いてみる。

 

これは、「何でも受け入れて我慢する」という意味ではありません。

起きていることを、まず起きていることとして見る。

必要なら、そのあとで行動すればいい。

手放すという言葉も同じです。

「手放そう、手放そう」

と頑張らなくていい。

手放すとは、何かを遠くへ投げ捨てることではなく、

「握っている手を開くこと」。

それくらいでいいのかもしれません。

 

「眠らなければ」と思うほど、眠れなくなる

 

この構造が非常に分かりやすく現れるものがあります。

睡眠です。

 

 

明日は朝が早い。

「早く寝ないと」

 

時計を見る。

「あと6時間しかない」

目を閉じる。

「寝ないと」

少し経つ。

「まだ寝てない」

また時計を見る。

「あと5時間半しかない……」

 

いつの間にか、「眠る」という自然に起こる現象が
「成功させなければならない課題」へ変わっています。

 

眠ろうとする。

眠れたか確認する。

まだ眠れていない。

焦る。

さらに眠ろうとする。

この循環です。

 

不眠への心理的アプローチには
「paradoxical intention(逆説志向)」という方法があります。

 

「何としてでも眠らなければ」という努力や
睡眠に対するパフォーマンス不安を弱める方向へ切り替える考え方です。

2022年の系統的レビュー・メタ解析では10の研究が検討され
受動的な対照条件との比較では
不眠症状や睡眠に関するパフォーマンス不安への有効性が示されました。

一方で、研究の質や比較条件には限界があり
万能な方法と断定できるものではありません。

 

ここでも出てくるのは、

「もっと頑張る」

とは少し違う方向です。

 

「米軍式睡眠法」が面白いのも同じところ

 

SNSなどで「米軍式睡眠法」と呼ばれる方法を見たことがあるかもしれません。

 

顔の筋肉。

肩。

腕。

胸。

脚。

身体の各部分に残っている緊張を、順番に緩めていく方法です。

 

一般に知られているこの方法は
第二次世界大戦期に米海軍航空兵のリラクゼーション訓練に関わった
陸上競技コーチ、バド・ウィンターの著書『Relax and Win』を通して
広く知られるようになりました。

 

インターネットでは「2分で眠れる」「6週間で96%が成功した」
といった数字も広く紹介されています。

ただし、これらの数字を
現在の査読付き臨床研究によって確立された医学的事実として扱うのは
慎重になる必要があります。

 

それでも、この方法には今回のテーマと重なる面白いところがあります。

「眠れ」

と力ずくで眠ろうとするのではなく
身体に残っている余計な緊張を、一つずつ緩めていく。

眠りそのものを直接コントロールしようとするのではなく
眠りを邪魔しているかもしれない「力み」を減らしていく。

この方向です。

 

瞑想は「何も考えないこと」ではない

 

瞑想にも、よくある誤解があります。

 

「頭を空っぽにする」

「雑念を完全になくす」

「何も考えない」

 

しかし、多くのマインドフルネス系の実践では
思考を完全に消すことを目標にはしません。

 

考えが浮かぶ。

「あ、考えていた」

と気づく。

 

注意を戻す。

 

また考える。

 

また気づく。

 

戻す。

 

つまり、

「考えてはいけない」

ではなく、

「考えていることに気づく」。

 

この差は、小さいようでかなり大きい。

 

リラックスとは、必ずしも「ぼーっとすること」でもありません。

力みは少ない。

でも、気づいている。

静かだけれど、意識はある。

 

この状態は、今回の「意識の力を抜く」という話を考えるうえで
一つのヒントになります。

 

 

意識の力を抜けば「無意識が100%働く」のか?

 

ここも誤解しやすいところです。

 

「意識を休ませれば、無意識が100%働く」

「催眠になると意識が止まる」

「右脳だけが働く」

 

こうした単純な説明を、現在の脳科学が支持しているわけではありません。

 

脳の中に、「意識担当」と「無意識担当」という
二つの装置がきれいに分かれているわけでもありません。

 

それでも、私たちの行動や知覚の多くに
意識的な処理だけではない自動的な処理が関わっていることは重要です。

 

歩く。

話す。

物をつかむ。

慣れた動作をする。

姿勢を調整する。

人の表情を読む。

 

そのすべてを、一つひとつ言葉で計算しているわけではありません。

 

だから、

「意識的に強くコントロールすることが、いつでも最善とは限らない」。

 

スポーツ。

演奏。

会話。

睡眠。

呼吸。

瞑想。

そして

催眠への反応。

 

もちろん、これらすべてが同じ神経メカニズムで起きているわけではありません。

 

ただ、

「うまくやらなければ」

という過剰な自己監視が、自然な反応を邪魔することがある。

そこには、今回の話を横断する一つの共通点があります。

 

もしかすると必要なのは、「もっと頑張ること」ではない

 

何かがうまくいかないと、

 

もっと集中しよう。

もっと考えよう。

もっと頑張ろう。

もっとコントロールしよう。

 

私たちは、そう考えがちです。

 

もちろん、それが必要な場面もあります。

でも、ときには逆かもしれません。

すでに十分頑張っている。

むしろ、頑張っていることに本人だけが気づいていない。

だから、さらに頑張る。

さらに確認する。

さらにコントロールする。

そして、さらに力が入る。

そんな循環もあります。

 

そういうとき、新しく、

「力を抜かなければ」

という課題まで追加しなくていい。

 

「あ、自分はいま、何とかしようとしているんだな」

と気づく。

 

それだけでもいい。

 

川の流れを変える前に、自分が葉っぱをつまんでいたことに気づく。

 

そこからです。

 

マジックと催眠術から見えてくる「自分の意識」

 

愛媛県松山市三番町のSpread Oneでは
マジックと催眠術という二つの異なる不思議を、参加型の体験として扱っています。

 

 

マジックでは、

「ちゃんと見ていたはずなのに」

という「見る不思議」が起こります。

 

催眠術では、

「頭では分かっているのに、身体の感覚が不思議」

「自分で動かしているはずなのに、いつもとは少し違う」

という「自分の中に起きる不思議」を感じることがあります。

 

もちろん、マジックと催眠術は同じ仕組みではありません。

 

催眠術への反応にも個人差があります。
無理に催眠術をかけることもありませんし、参加せずに見ているだけでも構いません。

 

でも、この二つには面白い共通点があります。

 

それは、

「自分は自分のことを全部分かっている」

という感覚を、少し揺らしてくれること。

 

私たちは、目に入ったものをすべて意識しているわけではありません。

 

身体の反応をすべて意識的に作っているわけでもありません。

 

自分の判断が何から影響を受けているのかも
すべて把握しているわけではありません。

 

だからこそ、意識をもっと強くすることだけが答えとは限らない。

 

ときには、

「こうならなければ」

を置いてみる。

 

「正しく感じなければ」

も置いてみる。

 

そして、自分の中で何が起きるのかを見てみる。

 

マジックで体験する「見る不思議」。

 

催眠術で体験する「自分の中に起きる不思議」。

 

瞑想で観察する意識。

 

睡眠で経験する、意識では直接命令しにくい身体。

 

HBCというモデルから見えてくる、経験、記憶、イメージ、言葉、判断の重なり。

 

そして現代の心理学や脳科学が研究し続けている、意識的な処理と自動的な反応。

 

分野も、研究方法も、説明の仕方も違います。

 

けれど、それらをさまざまな角度から眺めていくと、一つの問いが残ります。

「私たちは、自分自身のことをどこまで意識できているのだろう?」

 

Spread Oneで大切にしているのも
何かを無理に信じてもらうことではありません。

 

マジックも、催眠術も。

まず、自分で見る。

興味があれば参加してみる。

そして、自分の中で起きたことを、自分で確かめてみる。

 

「へぇ、こんなこともあるんだ」

それくらいでもいい。

 

道後温泉や愛媛・松山観光のあと、デートや友人との時間
一人で少し変わった体験をしてみたいときにも
三番町の体験型Cafe & Barとして
普段とは少し違う角度から「自分の意識」に触れられる場所です。

 

 

答えを急いで決めなくてもいい。

最初に思い浮かべた、小川に浮かぶ一枚の葉っぱ。

流れを変えようとせず、

行き先を決めようとせず、

少しだけ、

つまんでいた指を離してみる。

 

そして、

「そうなんだ」

と眺めてみる。

 

すると、ずっと自分では「普通」だと思っていたものの中に、

まだ自分でも気づいていなかった何かが――

静かに見えてくるのかもしれません。

 

テレビ愛媛「ともしげプロデュース」にSpread Oneが登場!モグライダーが松山で催眠術&マジックを体験

テレビで見る催眠術。

 

「本当にこんなことが起きるの?」

 

「自分だったらどうなるんだろう?」

 

そう思いながら見たことがある方もいるのではないでしょうか。

 

2026年9月18日(金)にテレビ愛媛で放送された
「ともしげプロデュース ~モグライダーと愉快な仲間たち~」に
愛媛県松山市三番町にある当店
催眠術&マジック Cafe & Bar「Spread One」が登場しました。

 

 

今回Spread Oneに来店されたのは
モグライダーのともしげさん・芝大輔さん
そして、ぱーてぃーちゃんの信子さん。

番組では、ともしげさんが初MC・初監修を務め、企画・構成・演出・MCまで担当。
相方の芝さん、信子さんとともに愛媛・松山を巡っていきます。

そして放送を最初から見てみると
Spread Oneに到着するまでのロケ先にも
個人的には少し不思議なつながりがありました。

 

最初に向かったのは、松山・石手寺

番組のスタートは、約1300年の歴史を持つ松山市の「石手寺」。

マントラ洞窟を巡るところから始まり、最初から予定通りには進まない展開に。

そして続いて登場したのが、年間400杯ものラーメンを食べるという
ともしげさんが選んだ「松山ラーメンBEST3」です。

 

松山ラーメンBEST3。
そこにはSpread Oneとの意外なつながりも

番組で登場したのは、

瓢太(ひょうた)公式Instagram

豚珍行(とんちんこう)公式Instagram

ブタイチ 松山二番町店 公式Instagram

の3軒。

 

実は、この3軒を見ている途中から、少し懐かしい感覚になりました。

 

最初に登場した「瓢太」は
現在のSpread Oneと同じ三番町の通り沿いにあるお店。

そして次に登場した、松山の老舗中華そば店「豚珍行」。

現在の三番町へ移転する前のSpread Oneは、この「豚珍行」の近くにありました。

現在のSpread Oneと同じ通りにある「瓢太」。

移転前のSpread Oneの近くにある「豚珍行」。

そして3軒目は、二郎系ラーメンの「ブタイチ 松山二番町店」へ。

 

偶然なのですが、番組を見ていると
現在のSpread Oneと移転前のSpread One
それぞれに馴染みのある場所が続けて登場しました。

そして、このあと訪れた場所にも、もう一つ意外なつながりがありました。

 

「いきものふれあい学校」にも、Spread Oneとの縁が

ラーメンの次に一行が向かったのは
松山市朝生田町のジョー・プラにあるいきものふれあい学校 松山店。

 

50種類以上の生き物と触れ合える室内施設で
番組では、ともしげさん流の「本当に怖い箱の中身はなんだろな」にも挑戦しました。

 

そして、ここにもSpread Oneとのちょっとした縁があります。

Spread Oneをオープンした当初、店内に麒麟の絵を描いてくれた方がいました。

その方が、実は「いきものふれあい学校」の元スタッフ。

もちろん、今回のロケとは直接関係ありません。

 

 

それでも放送を振り返ってみると
現在のSpread Oneと同じ通りにある「瓢太」
移転前のSpread Oneの近くにある「豚珍行」
オープン当初に関わってくれた方につながる「いきものふれあい学校」。

 

そして、その先で一行が向かったのが――

現在のSpread Oneでした。

 

狙って組まれたルートではないと思います。

だからこそ、個人的には少し面白いものを感じました。

 

そして最後に、現在のSpread Oneへ

一行がSpread Oneへ到着した時点で、ロケはかなり押していました。

 

 

正直、

「この時間で、どこまでできるかな?」

という状態。

 

催眠術もマジックも、もう少し時間があれば他にもいろいろできました。

 

 

それでも、限られた時間の中でSpread Oneらしいものを。

実際に催眠術とマジックを体験していただきました。

そして後日、放送を最初から見て納得。

「なるほど、ロケが押していた理由はこれか(笑)」

石手寺から始まり、ラーメン3軒、生き物との触れ合い。

あれだけいろいろなことが起きていれば、時間が押すのも分かります。

 

Spread Oneでの撮影時間は短かったのですが
放送では催眠術もマジックもいい感じに使っていただいていました。

 

「令和のカリスマ超能力者」が登場!?

番組でSpread Oneのパートに付けられていたのは、

「令和のカリスマ超能力者が登場!」

という、なかなか強烈な紹介。

 

 

さらに番組紹介には、

「そのスゴさに芝&信子も驚愕…ともしげはまさかの号泣!?」

という気になる言葉まで。

では、本当に超能力なのか。

 

 

もちろん、Spread Oneで「本物の超能力」として
何かを見せているわけではありません。

ここで扱っているのは、マジックと催眠術。

そして、人間がもともと持っている感覚や反応です。

 

 

それでも目の前で起きると、

「え?」

「なんで?」

「分かっているのに……」

となる。

 

頭で理解することと、自分の目の前や身体で実際に体験すること。

その間には、思っている以上に大きな違いがあります。

 

マジックは「見る不思議」。催眠術は「自分に起きる不思議」

Spread Oneでは、マジックと催眠術の両方を体験できます。

 

目の前という近い距離で起きるマジック。

しっかり見ていたはずなのに、分からない。

これは「見る不思議」です。

 

そして催眠術。

こちらは、自分自身が体験する側になることがあります。

何が起きているのかは分かっている。

 

意識もある。

それなのに、

「なぜか身体が……」

「さっきまでと感覚が違う……」

そんな、自分でも予想していなかった反応が起きることがあります。

こちらは「自分に起きる不思議」です。

 

もちろん、催眠術の反応には個人差があります。

全員に同じ現象が起きるわけではありませんし
無理に催眠術をかけることもありません。

興味があれば参加してみる。

少し不安なら、まずは友人の体験を見てみる。

見て楽しむだけでも大丈夫です。

 

「ともしげさんはこうなった。じゃあ、自分だったら?」

番組を見て、

「本当に催眠術ってこうなるの?」

と思った方もいるでしょう。

 

でも、その次に出てくるのが、

「じゃあ、自分だったら?」

という疑問です。

 

テレビやYouTubeで催眠術を何度見ても、この答えだけは分かりません。

友人には起きたことが、自分には起きないかもしれない。

逆に、自分では予想していなかった反応が起きるかもしれない。

催眠術は、その人によって反応が違います。

 

だからSpread Oneでは、全員に同じことをして
同じ結果を見せることを目的にはしていません。

その日、その人、その場にいるメンバー。

そこで起きる反応によって、体験そのものが変わっていきます。

 

「聞いたことのない催眠術」「見たことのないマジック」も

催眠術と聞くと、

「椅子から立てない」

「身体が動かなくなる」

といった、テレビでよく見る現象を思い浮かべる方も多いと思います。

 

でも、それだけではありません。

Spread Oneでは、その日の状況や反応に合わせながら、

「そんな催眠術、聞いたことない」

と思うようなものまで、さまざまな体験を行っています。

 

マジックも同じです。

「そんなマジック、見たことない」

「今、目の前で何が起きた?」

見るつもりで来た人が、気づけば参加している。

自分が体験するつもりだったのに、友人の反応を見ている方が面白くなってくる。

 

マジックを見る人。

催眠術を体験する人。

それを隣で見て笑っている人。

その全員が同じ時間を共有します。

 

Spread Oneは、マジックを見るだけではなく
催眠術にも参加できる体験型のCafe & Barです。

 

愛媛観光や道後温泉の「そのあと」に、もう一つの松山体験を

Spread Oneがあるのは、愛媛県松山市三番町。

 

 

地元・松山の方はもちろん
愛媛観光や道後温泉への旅行をきっかけに来店される方もいます。

 

「せっかく松山まで来たなら、普通の観光だけでは終わりたくない」

「テレビで見る催眠術を、一度くらい自分でも体験してみたい」

「マジックバーには行ったことがある。でも催眠術はない」

 

そんな方にも来店いただいています。

 

デートでも、友人同士でも、一人でも。

ドリンクを楽しみながら、まずは目の前でマジックを見る。

興味が出てきたら、今度は自分が催眠術を体験する側になってみる。

最初から全部に参加すると決める必要はありません。

その場で「やってみたい」と思ったところから参加していただけます。

 

偶然つながった場所。そして、最後にSpread Oneへ

石手寺から始まった今回のロケ。

松山ラーメンBEST3
生き物との触れ合いを経て
最後に到着したのがSpread Oneでした。

 

振り返ってみれば
その途中には現在のSpread One、移転前のSpread One
そしてオープン当初に関わってくれた方へとつながる場所が
偶然いくつも登場していました。

 

そして最後に
モグライダーのともしげさん・芝大輔さん
ぱーてぃーちゃんの信子さんが、催眠術とマジックを体験。

 

テレビで放送されたのは
あの日、あのメンバーだからこそ生まれた一つの体験です。

 

人が変われば、反応も変わります。

同じことが起きるとは限りません。

だから番組を見て、

「自分だったらどうなるんだろう?」

と思った方へ。

 

「自分だったらどうなる?」を確かめてみたい方へ

 

マジックを見るだけでも、催眠術に参加してみても大丈夫です。

誰と来るのか、どんな反応が起きるのかによって、その日の体験も変わります。

Spread Oneの体験内容・システム・料金を見る

 

Cafe & Bar Spread One
〒790-0003 愛媛県松山市三番町7丁目7-1 村上ビル1F
TEL:070-4498-5433

 

テレビで「見る不思議」は、ここまで。

次は、目の前で見るのか。

それとも、自分自身で体験するのか。

ただし、あなたに何が起きるのかは――

まだ、こちらにも分かりません。

催眠術 実践マスター講座

目次

催眠術 実践マスター講座

手順を覚えるだけではなく
「目の前の人に合わせて使える催眠術」へ。

 

対面2日間の集中実践+受講後60日以内・全4回の実践フォロー。
催眠を「知っている」から、相手に合わせて「使える」へ。

 

催眠術を学ぶとき、多くの人が最初に覚えるのは「手順」です。

こう話して、こう誘導して、こう暗示する。

もちろん、基本的な手順を覚えることは大切です。

しかし、実際に人を相手にすると、すべてが手順通りに進むとは限りません。

すぐに反応する人もいれば、ゆっくり反応する人もいます。

身体が固まる人もいれば、重く感じる、軽く感じる、自然に身体が動いていくなど
別の反応が現れる人もいます。

 

同じ言葉でも、人によって受け取り方や反応は変わります。

 

だからこそ大切なのは、

「この人には、今どんなことが起きているのか」

「この反応なら、次に何をすればいいのか」

「この方法で反応しないなら、何を変えればいいのか」

を考えられることです。

 

「催眠術 実践マスター講座」は
決められた手順をそのまま繰り返すための講座ではありません。

 

目の前の相手を観察し
その人の反応に合わせて催眠を組み立てていくための実践講座です。

 

こんな方におすすめです

 

・催眠術を基礎から本格的に学びたい
・実際に人を催眠へ誘導できるようになりたい
・本や動画だけでは分からない部分を実践で学びたい
・一つではなく複数の催眠誘導を身につけたい
・人による反応の違いを理解したい
・相手が反応しなかったときの対応方法を知りたい
・軽いトランスから、より深いトランスまで学びたい
・意識、無意識、身体反応などに興味がある
・コミュニケーションや対人関係にも催眠の考え方を活かしたい
・マジックやパフォーマンスに催眠を取り入れたい
・ヒプノセラピーについても基礎から触れてみたい
・将来的にショー催眠やヒプノセラピーを専門的に学びたい

 

学んだ催眠は、どんな場面で活かせるのか

 

催眠術は、単に「人を眠らせる技術」ではありません。

人がどのように言葉を受け取り、どのように注意を向け、どのようにイメージし
身体や感覚に反応が現れるのかを観察する技術でもあります。

家族や友人との催眠体験、コミュニケーション、マジックやパフォーマンス
接客や対人サービスなど、さまざまな場面で考え方を活かすことができます。

また、自分自身の注意や感覚、無意識的な反応について知るきっかけにもなります。

ヒプノセラピーに興味がある方にとっては
その入口として催眠の基本的な仕組みを理解することにもつながります。

なお、医療・心理支援その他専門資格や法令が関係する分野で利用する場合は
それぞれの資格・法令・専門領域の範囲内で行う必要があります。

 

この講座で大切にしていること

 

催眠では、相手を観察することが非常に重要です。

表情、呼吸、姿勢、筋肉の緊張や弛緩、身体の動き、声、集中の状態、反応の速さ。

こうした変化を見ながら、その人に合った方法を選択していきます。

一つの台本を覚えて、誰に対しても同じように進めるのではありません。

 

「なぜこの反応が起きているのか」

「なぜ今、この誘導を選ぶのか」

「反応しなかった場合、次に何をするのか」

 

という実践的な判断力まで身につけていくことを大切にしています。

 

 

講座内容

 

催眠・トランス・暗示の基礎

 

催眠とは何なのか。

トランスとはどのような状態なのか。

暗示とはどのように働くのか。

実践を行ううえで必要となる基本的な考え方から学びます。

 

ラポールと催眠に入りやすい状態づくり

 

催眠は、技法だけで成立するものではありません。

相手との信頼関係、安心感、コミュニケーション、集中しやすい環境なども大切です。

催眠を行う前の段階から、実践的に学びます。

 

カタレプシーや身体に現れるさまざまな反応

 

催眠では、身体が固まる、動かしにくくなるといった反応だけでなく
身体の一部が重く感じる、軽く感じる、自然に持ち上がる
自分で意識的に動かそうとしなくても動いていくなど
さまざまな身体反応が現れることがあります。

 

この講座では、カタレプシーをはじめ
こうした催眠に伴う身体反応を実際に扱いながら
反応の引き出し方や観察方法を学びます。

 

大切なのは、単に「身体が固まった」「勝手に動いた」
という現象を起こして終わることではありません。

 

「どのような反応が起きているのか」

「その反応がどのように変化しているのか」

「そこから何を読み取るのか」

「次にどの誘導へ進めるのか」

 

といったことまで観察し、相手の反応に合わせて
次のアプローチを選択できるよう実践していきます。

 

複数のトランス誘導

 

催眠誘導には、一つだけの正解があるわけではありません。

複数の誘導方法を学びながら、それぞれの特徴と使い分けを実践します。

 

軽いトランス・中程度のトランス・深いトランス

 

催眠の深さによって、現れやすい反応や体験は変わります。

それぞれの特徴を理解しながら、トランスを深めていく考え方や方法を学びます。

 

相手のタイプ・反応に合わせた誘導

 

同じ誘導を行っても、全員が同じように反応するわけではありません。

相手の反応を観察しながら、誘導方法、言葉、テンポ、進め方などを
調整する方法を実践します。

 

うまくいかないときの対応

 

催眠を実践していると、想定していた反応が起こらないことがあります。

そこで「この人は催眠にかからない」と終わらせるのではなく、

何が原因なのか。

どこを変えればいいのか。

別の方法ならどうか。

という視点から状況を考え、対応できる力を身につけていきます。

 

暗示の組み立て方

 

同じ内容でも、言葉の選び方や伝え方によって受け取られ方は変わります。

相手の状態や反応を観察しながら、どのように暗示を組み立て
伝えていくのかを学びます。

 

簡単なヒプノセラピー

 

ヒプノセラピーについても、基本的な考え方と簡単な実践に触れます。

本講座ではヒプノセラピーの専門家養成を目的とするのではなく
催眠を学ぶうえで必要となる基礎的な理解を中心に扱います。

より専門的なヒプノセラピーについては、別の専門講座として扱います。

 

2日間で終わらない理由

 

催眠は、説明を聞いただけで完成する技術ではありません。

実際に人に試してみることで、

「ここが分からなかった」

「思っていた反応と違った」

「この場合はどうすればいいのか」

という疑問が生まれます。

その疑問こそが、実践力を伸ばすための大切な材料になります。

そのため、この講座では2日間の本講座だけで終わらせず
その後の実践まで含めて学べる形にしています。

 

受講後60日間の実践フォロー

 

本講座終了後60日以内に、全4回のフォローを行います。

1回あたり1〜2時間程度。

対面またはオンラインで受講できます。

目安として約2週間ごとに、

学ぶ
↓
自分で実践する
↓
疑問や失敗を持ち帰る
↓
フォローで修正する
↓
もう一度実践する

という流れを繰り返します。

本講座で学んだことを「知っている」で終わらせず
実際に使える技術へ変えていくための期間です。

 

新講座スタート記念・期間限定特典

 

2026年10月31日までにお申し込みいただいた方には、通常の4回のフォローとは別に、

「60分・マンツーマン個別実践フィードバック」

を1回追加します。

実際に催眠を行ってみて分からなかったこと、苦手な部分、誘導方法
相手への対応などを個別に確認します。

 

Spread Oneの催眠講座

 

Spread Oneでは、経験や目的に合わせて段階的に催眠を学べます。

 

催眠体験教室

まずは実際に催眠をやってみたい方向け。

難しい理論よりも、実際に体験しながら催眠に触れていきます。

 

催眠体験スクール

催眠の仕組みや基本的な手順を理解したい方向け。

ラポール、カタレプシー、催眠誘導、暗示など、基本的な流れを学びます。

 

催眠術 実践マスター講座

相手の反応を観察しながら
自分で判断して催眠を組み立てられるようになることを目指す実践講座です。

 

ショー催眠マスター講座

ステージやパフォーマンスとして催眠を扱いたい方向けの専門講座です。

ショーとして成立させるための考え方や実践を、より専門的に学びます。

 

ヒプノセラピー専門講座

ヒプノセラピーをより専門的に学びたい方向けの講座も今後展開予定です。

 

講師

KERZU(カズ)

 

催眠術師・マジシャンとして、催眠やパフォーマンスを実践するとともに
催眠術の講座・教室を行っています。

講座では単に手順を覚えるのではなく、

「なぜこの反応が起きたのか」

「なぜこの方法を選ぶのか」

「反応しなかった場合に何を変えるのか」

という実践的な考え方を大切にしています。

 

開催概要

 

講座名:催眠術 実践マスター講座

受講料金:198,000円(税込)

本講座:対面2日間

時間:1日2〜4時間程度

開催場所:Spread One(愛媛県松山市)

実践フォロー:本講座終了後60日以内・全4回

フォロー時間:1回1〜2時間程度

フォロー方法:対面またはオンライン

期間限定特典:2026年10月31日までのお申し込みで
60分のマンツーマン個別実践フィードバック1回を追加

受講人数に応じて、日程を分けて開催する場合があります。

 

開催日について

 

開催日は、お申し込み後にご希望を確認しながら調整します。

2日間は必ずしも連続した日程である必要はありません。

 

お支払いについて

 

受講料金は198,000円(税込)です。

お支払いは事前の銀行振込となります。

原則として、開催日の2日前までに当方で入金確認ができるようお振込みください。

土日祝日等、金融機関の営業日の関係で入金確認ができない場合がありますので
その場合は開催日の2日前より前の金融機関営業日までにお振込みください。

振込手数料は受講者様のご負担となります。

ご入金を確認した時点で、正式な受講確定となります。

 

キャンセル・日程変更について

 

お申し込み前に「キャンセル・日程変更規定」を必ずご確認ください。

日程変更については、追加料金なしで別日への変更が可能です。

[キャンセル・日程変更規定はこちら]

 

よくあるご質問

 

催眠術をまったく経験したことがなくても受講できますか?

はい。基礎から扱いますので、未経験の方でも受講できます。

 

自分自身が催眠にかかりにくくても受講できますか?

はい。

自分自身の催眠への反応と、催眠を誘導する技術は同じものではありません。

実践を通して、相手の反応を観察しながら学んでいきます。

 

一人でも申し込めますか?

はい。お一人でのお申し込みも可能です。

 

2日間は連続で受講する必要がありますか?

必ずしも連続である必要はありません。

日程については、お申し込み後に調整します。

 

愛媛県外からでも受講できますか?

はい。

本講座はSpread Oneでの対面受講となりますが
その後の4回のフォローはオンラインでも受講できます。

 

ショー催眠まで学べますか?

本講座でも催眠を実践するために必要な幅広い内容を扱いますが
ステージでの構成や演出など、ショー催眠をより専門的に学びたい場合は
「ショー催眠マスター講座」をご用意しています。

 

ヒプノセラピーも学べますか?

基本的な考え方と簡単な実践は本講座でも扱います。

より専門的なヒプノセラピーについては、別の専門講座で扱います。

 

この講座を受ければ、誰にでも同じように催眠をかけられるようになりますか?

催眠への反応には個人差があるため
すべての人に同じ反応が起こることを保証するものではありません。

だからこそ、この講座では一つの方法だけではなく
相手の反応を観察しながら方法を選択・調整する力を身につけることを重視しています。

 

お申し込み

受講をご希望の方は、下記のお申し込みフォームより必要事項をご入力ください。

内容を確認後、開催日程およびお支払いについてご案内します。

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「かけ方」から、「対応できる力」へ。

決められた手順を覚えるだけではなく、

目の前の人を観察し、

反応を読み、

必要な方法を選び、

状況に合わせて変えていく。

催眠を「知っている」から「使える」へ。

そのための実践講座です。

催眠術×婚活|松山で体験する「人と人とのコミュニケーション」

「初対面の人と、何を話したらいいんだろう」

 

婚活や交流会に参加するとき
そんなことを考えた経験がある方もいるのではないでしょうか。

趣味や仕事、休日の過ごし方。

相手を知るためには大切な会話ですが
初対面だからこそ緊張して
いつものように話せなかったり
次に何を聞けばいいのか分からなくなったりすることもあります。

 

では、「何を話そう」と考える前に
目の前でちょっと不思議なことが起きたらどうでしょう。

 

「え、今の何?」

「本当に動かないの?」

「自分もやってみたい」

 

同じものを見て、一緒に驚いて、笑う。

そこには、あらかじめ用意してきた質問とは違う
その瞬間だから生まれる会話があります。

 

2026年8月25日(火)
えひめ結婚支援センター主催の
「ひめringセミナー Vol.9 ~催眠術を楽しむ体験会~」に
愛媛県松山市三番町にある催眠術&マジック Cafe & Bar「Spread One」から
催眠術師・マジシャンのKerzu(カズ)が出張します。

 

 

今回のテーマの一つは、

「催眠術×コミュニケーション」

ただ催眠術を見るだけではなく
実際に体験しながら、人と人との間では
普段どんなことが起きているのかにも触れていきます。

 

催眠術は、無理やり「かける」ものではありません

 

催眠術と聞くと、

「相手を自由に操るもの?」

「意識がなくなって、何でも言うことを聞いてしまう?」

そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

 

しかし、催眠というのは
一方的に誰かを操るようなものではありません。

 

言葉を聞く。

何かをイメージする。

身体の感覚に意識を向ける。

そして、そこで起きている反応を見ながら進めていく。

 

催眠術師だけが何かをして成立するのではなく
体験する人との協力があって進んでいきます。

 

無理やり目的地まで連れていくというより
同じ方向へ一緒に歩きながら、進みやすくなるように少し後押しする。

そんなイメージの方が近いかもしれません。

 

もちろん、催眠への反応には個人差があります。

同じことをしても、すぐに身体や感覚の変化を感じる人もいれば
ほとんど変化を感じない人もいます。

だから「誰でも必ず同じ反応になる」というものではありません。

 

今回の婚活交流会でも、無理に催眠術を体験してもらうことはありません。

やってみたい人は参加する。

少し不安なら、ほかの人の体験を見て楽しむ。

それぞれの距離感で参加できます。

 

催眠術で大切なことは、コミュニケーションでも大切

 

人と話しているとき
私たちは言葉だけを受け取っているわけではありません。

声の大きさやトーン。

話すスピード。

表情や視線。

身体の向き。

相手との距離。

会話の間。

 

例えば、まったく同じ「大丈夫」という一言でも
笑顔でゆっくり言われる場合と、目を合わせず早口で言われる場合では
受け取る印象は違います。

 

言葉は同じなのに、感じ方は同じではありません。

催眠術でも、決められた言葉を言えば自動的に何かが起こるわけではありません。

相手はどこに意識を向けているのか。

どんな言葉ならイメージしやすいのか。

身体にどんな小さな変化が起きているのか。

その反応を見ながら進めていきます。

 

つまり催眠術では
自分が何をするかだけではなく
相手がどう反応しているかを見ることがとても大切です。

 

これも、人とのコミュニケーションと同じです。

自分が話したいことだけを話すのではなく、相手の反応を見る。

一方的に距離を縮めるのではなく、相手に合わせる。

言葉だけではなく、その人全体を見る。

婚活でも、こうした部分はとても大切なのではないでしょうか。

 

催眠は心理学・認知科学・脳科学でも研究されています

 

「催眠術」という言葉だけを聞くと
テレビのバラエティ番組や少し怪しいものを想像する方もいるかもしれません。

 

しかし、催眠は心理学や認知科学、脳科学でも研究されている分野です。

 

その中では
注意、期待、暗示、イメージ、知覚など
人が情報をどのように受け取り
どのように反応するのかというテーマも扱われています。

 

例えば、

「右手が少しずつ重くなっていくところを想像してください」

と言われたとします。

 

単なる言葉として聞く人もいれば
右手へ意識を向け、重さをイメージする人もいます。

すると実際に、何らかの身体感覚の変化を感じる人もいます。

もちろん、全員に同じことが起こるわけではありません。

でも興味深いのは、実際に右手へ重りをつけたわけではないということです。

 

外側の状況が同じでも
何に注意を向け
何をイメージし
どう受け取るかによって
体験や反応が変わることがあります。

 

これは催眠術の中だけで起きる特別な話ではありません。

例えば、気になる人からメッセージの返信が来ないとき。

「仕事が忙しいのかな」

と考える場合と、

「嫌われたのかな」

と考える場合。

目の前にある事実は、どちらも「まだ返信が来ていない」です。

 

それでも、その後に生まれる気持ちや身体の反応は違ってきます。

人は、外側で起きた出来事だけに反応しているわけではありません。

その出来事をどう受け取り、何に意識を向け、どんな意味を与えるか。

そこまで含めて、私たちの体験がつくられています。

 

催眠というのは
普段なら気づかずに通り過ぎている
そんな人間の反応を少し分かりやすい形で体験できるものでもあります。

 

婚活だからこそ、「上手に話す」だけではない

 

婚活イベントに参加すると、

「会話を盛り上げなければ」

「面白いことを話さなければ」

「相手によく思ってもらいたい」

そんなことを考えてしまうこともあると思います。

 

でも、人との距離が近づくきっかけは、上手な会話だけとは限りません。

一緒に笑った。

同じものを見て驚いた。

二人とも同じタイミングで「え?」となった。

ちょっと不思議なことを一緒に体験した。

「あれ、どうなってたんだろう?」

と後から話した。

そんな小さな共有体験も、相手を知るきっかけになります。

 

今回の婚活交流会で催眠術を取り入れる面白さも、そこにあります。

 

催眠術を見て終わるのではなく
同じ体験を共有すること自体がコミュニケーションのきっかけになる。

 

誰かの身体に不思議な反応が起きた。

自分にも少し変化があった。

思っていた催眠術とは違った。

逆に、自分にはほとんど変化がなかった。

どれも、その人自身の体験です。

 

そして、その直後なら、

「どうだった?」

という一言からでも会話が始まります。

 

「何を話そう」と頭の中で話題を探さなくても
数秒前に一緒に体験したことが、そのまま二人の共通の話題になります。

 

「かかった・かからなかった」だけでは見えないもの

 

催眠術というと、どうしても、

「かかった?」

「かからなかった?」

という二択で考えられがちです。

でも、その途中にもさまざまな反応があります。

 

少し身体が重く感じた。

イメージしていたら自然に身体が動いた。

頭では動かせると思っているのに、なぜか少し動かしにくかった。

いつもと感覚が違った。

特に何も変わらなかった。

 

催眠で興味深いのは、こうした反応が人によって違うことです。

 

そして、人とのコミュニケーションも同じです。

同じ言葉を伝えても、全員が同じように受け取るわけではありません。

だからこそ、相手を見る。

決めつけない。

一方的に進めない。

相手の反応を見ながら、少しずつ関係をつくっていく。

催眠術を体験する時間の中には、そんな普段の人間関係にも通じる部分があります。

 

初対面だからこそ、「一緒に体験する」

 

今回のイベントでは、難しい心理学や脳科学の講義をするわけではありません。

 

中心になるのは、実際に見て、参加して、体験することです。

 

催眠術を見るのが初めての方。

テレビやYouTubeでは見たことがあるけれど、自分で体験したことがない方。

婚活イベント自体に少し緊張している方。

最初から上手に話そうとしなくても大丈夫です。

同じ場所で、同じものを見て、一緒に体験する。

 

そのあと、

「今のすごかったですね」

という一言が出てくれば、そこから会話が始まるかもしれません。

 

今回の90分が、催眠術そのものを楽しむだけではなく
人と人が自然に関わり始めるきっかけになればと思います。

 

2026年8月25日
「ひめringセミナー Vol.9 ~催眠術を楽しむ体験会~」開催概要

開催日
2026年8月25日(火)

時間
受付 18:00〜
交流会 18:30〜20:00

会場
Joint Terrace ひめring(ひめりん)
愛媛県松山市湊町5-1-1 まつちかタウン内
伊予鉄松山市駅から徒歩1分

定員
20名程度

主催
えひめ結婚支援センター

催眠術師・マジシャン
Kerzu(カズ)
催眠術&マジック Cafe & Bar Spread One

※本イベントの参加受付は終了しています。

 

イベントの詳細は、えひめ結婚支援センター公式ページをご覧ください。

Instagramでもイベントについて紹介されています。

 

Spread Oneとは?
松山でマジックと催眠術を体験できるCafe & Bar

 

Spread Oneは、愛媛県松山市三番町にある
マジックと催眠術の両方を目の前で楽しめる参加型のCafe & Bar
です。

 

 

催眠術師・マジシャンのKerzu(カズ)が
マジックと催眠術という二つの異なる「不思議な体験」を提供しています。

 

Spread Oneでは、どちらか一方だけを扱っているわけではありません。

 

マジックと催眠術は、どちらもSpread Oneをつくる大切な要素です。

 

マジックでは、目の前で起きているのに理由が分からない「見る不思議」。

催眠術では、自分自身の感覚や身体に反応が起きるかもしれない
「自分に起きる不思議」。

 

同じ「不思議」でも、体験してみるとその違いが分かります。

 

松山で、目の前のマジックを楽しむ

 

Spread Oneのマジックは、遠くのステージを眺めるだけではありません。

目の前という近い距離だからこそ、

「今、確かに見ていたはずなのに」

という感覚を楽しめます。

 

カードなど身近なものを使ったマジックでも
実際に目の前で見ると、動画で見るのとは印象が変わります。

見る位置も近い。

音も聞こえる。

その場にいる人の反応も伝わってくる。

そして、ときには自分自身がマジックに参加する側になる。

これが、参加型・体験型マジックの面白さです。

 

愛媛や松山でマジックを見てみたい方
マジシャンによるマジックを間近で楽しみたい方
松山でマジックバーや体験型バーを探している方にも
Spread Oneではカフェやバーで過ごしながらマジックを楽しんでいただけます。

 

「見る不思議」のマジックと「起きる不思議」の催眠術

 

マジックと催眠術には、大きな違いがあります。

 

マジックでは、

「どうやったんだろう?」

と、目の前で起きたことに驚く。

 

催眠術では、

「なんで自分の身体がこんな反応をするんだろう?」

と、自分自身に起きていることに驚く場合があります。

 

マジックは「見る不思議」。
催眠術は「起きる不思議」。

 

Spread Oneでは、その両方を同じ空間で楽しめます。

マジックを見るために来店して、初めて催眠術を体験する。

 

反対に、催眠術に興味を持って来店して
目の前で見るマジックの面白さを知る。

 

そんな楽しみ方もあります。

 

最初からマジックや催眠術に詳しい必要はありません。

「一度見てみたい」

「テレビで見る催眠術って実際はどうなんだろう?」

「近くでマジックを見てみたい」

そのくらいの興味からでも楽しめます。

 

催眠術師でもあり、マジシャンでもあるKerzu(カズ)

 

Spread Oneでマジックと催眠術を行っているKerzu(カズ)は
催眠術師であると同時にマジシャンとしても活動しています。

 

催眠術とマジックは方法こそ異なりますが
どちらも目の前にいる人とのコミュニケーションが大切です。

ただ技術を見せるだけではなく
相手の反応によって、その場の空気や体験そのものが変わっていく。

 

だからSpread Oneでは
「ショーを見る人」と「見せる人」という一方向だけではなく
その場にいる人も一緒になって楽しめる参加型の時間を大切にしています。

 

マジックを見て驚く。

催眠術を体験して、自分の反応に驚く。

誰かの反応を見て、みんなで笑う。

そこから自然に会話が始まる。

 

今回の婚活交流会にも
Spread Oneで大切にしているそんな考え方がつながっています。

 

デート、友人、一人でも。

 

Spread Oneには、決まった一つの楽しみ方があるわけではありません。

友人同士で来て、一緒にマジックや催眠術を楽しむ。

デートで、普段とは少し違う体験を共有する。

一人で来店して、その場の会話や不思議な体験を楽しむ。

それぞれの過ごし方ができます。

 

催眠術についても、無理に体験する必要はありません。

まずは見ているだけでも大丈夫です。

そして、

「ちょっとやってみたい」

と思ったときに参加してみる。

 

反応には個人差があるからこそ、友人同士やカップルで体験すると、

「自分はこうだった」

「全然違う反応だった」

という違いそのものが、その後の会話になることもあります。

 

マジックも同じです。

一人が驚いた瞬間に、隣にいる人の顔を見る。

「今見た?」

と話したくなる。

不思議な体験には、その場にいる人同士の会話を自然に生み出す面白さがあります。

 

道後温泉や愛媛観光のあとに、もう一つの松山体験を

 

松山には、道後温泉や松山城をはじめ、多くの観光スポットがあります。

 

観光地を見る。

愛媛の食事を楽しむ。

そして、そのあとに少し違った松山を体験してみる。

 

Spread Oneでは、物を持ち帰るのではなく、

「あのとき、あれ何だったんだろう?」

という体験を持ち帰ってもらえたらと考えています。

 

旅行から帰ったあと、

「松山で何した?」

と聞かれたとき、

「道後温泉に行った」

「愛媛の美味しいものを食べた」

そのあとに、

「それから、目の前でマジックを見て、催眠術も体験した」

という話が一つ増える。

 

愛媛観光や松山観光で訪れた方にも
そんな少し変わった時間を楽しんでいただけます。

 

不思議な体験は、その後の会話まで続いていく

 

今回の婚活交流会と、Spread Oneで普段行っているマジックや催眠術。

 

場所も目的も違います。

でも、共通しているものがあります。

 

同じ体験をした人同士には、そのあとに話したくなることが残る。

 

マジックを見れば、

「どうなってたんだろう?」

 

催眠術を体験すれば、

「なんであんな感覚になったんだろう?」

 

誰かの反応を見れば、

「自分だったらどうなるんだろう?」

 

その答えがすぐに出ないからこそ、体験が終わってからも会話が続きます。

 

そして今回の婚活交流会では
その「続き」が、初めて会った誰かとの会話になるかもしれません。

 

8月25日。

初めて会った人たちが、一緒に催眠術を体験したとき
そこからどんな会話が始まるのか。

そして、自分自身にはどんな反応が起きるのか。

その続きは、実際に体験した人だけが知ることになります。

神戸催眠術フェス2026|テレビで見た催眠術を体験・学ぶ・身につける3日間【初心者歓迎】

目次

神戸催眠術フェス2026

催眠術を「体験し、学び、身につける」3日間

 

 

テレビやYouTubeで見てきた、あの催眠術。

手を開こうとしているのに、なぜか開かない。

立ち上がろうとしているのに、身体が動きにくい。

いつもの水なのに、味が違って感じられる。

 

その様子を見ながら、

 

「本当に起きているの?」

「演技ではないの?」

「自分にも同じことが起こるの?」

 

そう思ったことはありませんか。

 

その答えは、画面の中だけでは分かりません。

実際に目の前で見て、自分自身で体験したとき、初めて分かる感覚があります。

 

2026年11月6日(金)・7日(土)・8日(日)の3日間、神戸市内で
「神戸催眠術フェス2026」を開催します。

 

愛媛県松山市で営業する催眠術&マジック Cafe & Bar Spread Oneが
神戸の大学の学園祭への出演に合わせて開催する特別イベントです。

 

普段は愛媛県松山市を中心に開催している
催眠体験教室・催眠体験スクール・ショー催眠マスター講座を
神戸で直接受講していただけます。

 

催眠術を一度体験してみたい方。

仕組みを理解し、自分でも実践してみたい方。

ショー催眠を仕事やパフォーマンスへ取り入れたい方。

あなたの目的に合わせて、3つのコースからお選びいただけます。

 


神戸催眠術フェス2026とは

 

神戸催眠術フェス2026は、催眠術を「見るだけ」で終わらせないイベントです。

目の前で催眠術を見る。

自分自身で催眠術を体験する。

なぜその反応が起こるのかを知る。

自分でも催眠術をやってみる。

 

さらに希望する方は
ショー催眠を仕事として活用するための専門技術まで学ぶことができます。

 

テレビや動画では、催眠術に反応している人を見ることはできます。

 

しかし、

本人はどんな感覚なのか。

催眠術師は何を見ながら進めているのか。

反応が弱いときは、どう判断しているのか。

そこまでは画面越しでは分かりません。

実際に体験し、目の前で反応を見ることで、初めて理解できることがあります。

 

この3日間は、そんな「見るだけでは分からなかった催眠術」を
自分自身で体験できる時間です。

 


神戸で開催する理由

 

今回の開催は、神戸の大学の学園祭への出演がきっかけとなりました。

通常、催眠体験教室や催眠体験スクール、ショー催眠マスター講座は、愛

媛県松山市を中心に開催しています。

 

そのため、

「神戸でも開催してほしい。」

「愛媛までは行けない。」

というご要望をいただくことも少なくありませんでした。

 

そこで今回は、大学学園祭出演に合わせて、3日間限定で神戸開催を実現しました。

 

11月7日(土)には、神戸の大学の学園祭で催眠術ショーにも出演予定です。

 

ショーを見る。

体験する。

学ぶ。

実践する。

 

催眠術を一つの流れとして楽しめる、特別な3日間となります。

 

なお、神戸での次回開催は現在未定です。

 


あなたの目的に合わせて選べる3つのコース

 

催眠術に興味を持つ理由は、人それぞれです。

 

「まずは一度、自分で体験してみたい。」

「催眠術の仕組みを理解したい。」

「自分でも催眠術をできるようになりたい。」

「仕事やパフォーマンスに取り入れたい。」

 

神戸催眠術フェス2026では、その目的に合わせて3つのコースをご用意しました。

 

初めての方から、本格的に学びたい方まで
それぞれに合った内容をお選びいただけます。

 


① 催眠体験教室

 

テレビでは味わえない催眠術を、自分自身で体験する入門コース

約2時間

5,000円(税込)

「まずは体験してみたい」という方におすすめです。

 


② 催眠体験スクール

 

催眠術の仕組みを理解し、自分でも実践できるようになる実践コース

約3時間

15,000円(税込)

体験だけで終わらず、催眠術を技術として学びたい方におすすめです。

 


③ ショー催眠マスター講座

 

ショー催眠を仕事・イベント・パフォーマンスへ活かす専門コース

約6時間

250,000円(税込)

実際の現場で活かせる技術・演出・安全管理まで学びたい方におすすめです。

 


定員について

 

少人数制で、一人ひとりの反応を確認しながら進めるため、
各コースとも定員を設けています。

 

催眠体験教室 各回10名限定

催眠体験スクール 各回10名限定

ショー催眠マスター講座 5名限定

 

定員になり次第、受付を終了いたします。

参加をご検討中の方は、お早めのお申し込みをおすすめします。

 

▶ お申し込みはこちら

 


① 催眠体験教室

 

「本当に起こる」を、自分自身で体験する。

 

料金:5,000円(税込)

時間:約2時間

対象:初心者・未経験者歓迎

定員:各回10名限定

 

催眠術に興味はあるけれど、

「本当に自分にも起こるのかな。」

「テレビで見るような催眠術を、一度体験してみたい。」

そんな方におすすめなのが、催眠体験教室です。

 

この教室の目的は、催眠術の理論を覚えることではありません。

まずは実際に体験し、

「本当にこんな感覚になるんだ。」

という驚きを、ご自身で感じていただくことです。

 


テレビでは分からない感覚があります

 

催眠術は、見ているだけでは伝わらないことがたくさんあります。

手が開きにくくなる感覚。

身体が重く感じる感覚。

味の感じ方が変わる感覚。

「分かっているのに身体が反応する」

そんな不思議な体験は、実際に受けてみなければ分かりません。

神戸催眠術フェスでは、その感覚をご自身で体験していただきます。

 


体験できる内容の一例

 

参加者の反応や進行状況に合わせて、時間の許す範囲でさまざまな催眠現象を体験していただきます。

・手が開きにくく感じる

・椅子から立ち上がりにくく感じる

・腕が軽く感じたり重く感じたりする

・水の味が違って感じられる

・感情の感じ方が変化する

・五感の受け取り方が変わる

すべての方に同じ反応が起こるわけではありません。

反応が早い方もいれば、小さな変化から始まる方もいます。

そのため、一人ひとりの様子を確認しながら
その方に合った進め方で体験していただきます。

 


「受ける」だけでは終わりません

 

催眠体験教室では、催眠術を受けるだけではありません。

簡単な催眠術であれば、参加者同士で実際にかける体験にも挑戦します。

自分が受ける。

目の前で反応を見る。

自分でもやってみる。

この3つを体験することで、催眠術の面白さがさらに深まります。

 

「こんな伝え方で反応が変わるんだ。」

「相手を見ることが大切なんだ。」

そんな発見を楽しみながら学べます。

 


初めての方でも安心です

 

催眠術という言葉に、不安を感じる方もいらっしゃいます。

本イベントでは、催眠術を始める前に流れや注意事項をご説明し
参加者一人ひとりの様子を確認しながら進めます。

ご本人の意思に反して催眠術を行うことはありません。

分からないことや不安なことがあれば、その場でご相談いただけます。

初めて参加される方がほとんどですので、安心してご参加ください。

 


このような方におすすめです

 

・催眠術を一度体験してみたい

・テレビで見る催眠術を実際に体験したい

・自分がどのように反応するのか知りたい

・家族や友人と非日常を楽しみたい

・心理や無意識に興味がある

・難しい勉強より、まず体験してみたい

・簡単な催眠術を自分でもやってみたい

 


開催日時

11月6日(金)13:00〜15:00

11月6日(金)20:00〜22:00

11月7日(土)10:00〜12:00

11月8日(日)10:00〜12:00

 


定員

各回10名限定

参加者一人ひとりへ目が届く人数で開催するため、少人数制となっています。

定員になり次第、受付を終了いたします。

 


料金

5,000円(税込)

 


「少し気になる。」

その気持ちだけで十分です。

催眠術は、見るだけではなく、体験することで初めて分かる世界があります。

「本当に起こるのかな。」

そう思っている今こそ、一歩踏み出すタイミングかもしれません。

各回10名限定となりますので、参加をご希望の方は、お早めにお申し込みください。

 

▶ 催眠体験教室に申し込む

 


② 催眠体験スクール

 

「体験する」から、「できるようになる」へ。

料金:15,000円(税込)

時間:約3時間

対象:初心者から経験者まで

定員:各回10名限定

 

催眠体験教室を受講された方から、最も多くいただくご感想があります。

 

「どうして、あんな反応が起こるの?」

「自分でも催眠術ができるようになりたい。」

「テレビの催眠術師は、何を見ながら進めているの?」

その疑問にお応えするのが、催眠体験スクールです。

このスクールは、催眠術を体験するだけではありません。

催眠術の仕組みを理解し、自分でも実践できるようになることを目的としています。

 


催眠術は特別な才能ではありません

 

「催眠術は一部の人だけができるもの。」

そう思われることがあります。

しかし実際には、催眠術には基本となる考え方や進め方があります。

 

・相手との信頼関係のつくり方

・言葉の選び方

・反応を見るポイント

・相手に合わせた進め方

・安全に行うための考え方

 

これらを理解し、繰り返し実践することで
初めての方でも基礎から身につけることができます。

このスクールでは、決められた言葉を暗記するのではなく、

「なぜ、その流れなのか。」

という理由まで理解しながら学んでいきます。

 


理論だけでは身につきません

 

動画や本でも催眠術を学ぶことはできます。

しかし、

実際に相手へ催眠術を行うと、

「思ったように反応しない。」

「どこを直せばいいのか分からない。」

「言葉がうまく伝わらない。」

という場面は少なくありません。

だからこそ、このスクールでは実践を大切にしています。

実際に体験しながら学ぶことで、知識だけでは身につかない感覚を養っていきます。

 


「かける側」と「かけられる側」の両方を体験

 

スクールでは参加者同士で、

催眠術を受ける。

催眠術をかける。

この両方を体験します。

実際に相手へ言葉をかけることで、

 

「言葉の順番で反応が変わる。」

「相手を見ることが大切なんだ。」

「タイミングで反応が変わる。」

 

ということを実感できます。

 

講師が一人ひとりの様子を確認しながら、

 

・言葉の使い方

・誘導の流れ

・相手の見方

・改善点

 

をその場でお伝えします。

初めての方でも安心して取り組める内容です。

 


催眠術以外にも役立つ学びがあります

 

催眠術は、人とのコミュニケーションが土台になります。

そのため、このスクールで身につくのは催眠術だけではありません。

 

・相手の反応を見る力

・安心感を与える話し方

・伝わりやすい言葉の選び方

・相手に合わせるコミュニケーション

 

これらは、

接客。

営業。

教育。

講師業。

マジック。

パフォーマンス。

さまざまな場面でも活かせる力です。

 


このような方におすすめです

 

・催眠術の仕組みを理解したい

・自分でも催眠術を実践したい

・心理学やコミュニケーションに興味がある

・営業や接客へ活かしたい

・マジックやパフォーマンスの幅を広げたい

・体験だけでは物足りない

・本や動画では学べない実践を学びたい

 


開催日時

11月6日(金)16:00〜19:00

11月7日(土)17:00〜20:00

11月8日(日)13:00〜16:00

 


定員

各回10名限定

少人数制だからこそ、一人ひとりへ直接アドバイスしながら進めます。

定員になり次第、受付を終了いたします。

 


料金

15,000円(税込)

 


「知っている」から「できる」へ。

 

催眠術は、体験するだけでも十分楽しめます。

しかし、

「自分でもできるようになった。」

その瞬間から、催眠術はさらに面白くなります。

知識だけではなく、実践できる力を身につけたい方は
ぜひ催眠体験スクールへご参加ください。

 

各回10名限定となります。

参加をご希望の方は、お早めにお申し込みください。

 

▶ 催眠体験スクールに申し込む

 


③ ショー催眠マスター講座

 

人を驚かせるだけではない。

人を魅了し、感動させるショーを創り上げる。

料金:250,000円(税込)

時間:約6時間

開催期間:11月6日(金)〜11月8日(日)

形式:対面限定

定員:5名限定

 

この講座は、催眠術を体験するための講座ではありません。

 

ショー催眠を、仕事やパフォーマンスとして提供したい方のための実践講座です。

 

催眠術の技法だけを覚えても、人前でショーを成立させることはできません。

ショーを成功させるためには、

参加者との信頼関係。

会場全体の空気づくり。

ステージ演出。

観客を引き込む構成。

安全管理。

そして、その場で判断する力。

これらすべてが必要になります。

本講座では、実際の現場で培ってきた経験をもとに、それらを体系的にお伝えします。

 


現場では毎回、状況が違います

 

イベント。

大学学園祭。

ホテル。

企業パーティー。

地域イベント。

同じショーは一つとしてありません。

参加者の人数。

年齢層。

会場の広さ。

設備。

持ち時間。

会場全体の雰囲気。

そして、参加者一人ひとりの反応。

そのすべてが毎回異なります。

予定どおりに進まないこともあります。

反応が思ったより弱いこともあります。

 

そんな時に必要なのが、

「その場で判断し、ショー全体を組み立て直す力」

です。

 


動画や本では学べない「現場力」

 

現在では、催眠術に関する動画や書籍も数多くあります。

しかし、

どの参加者を選ぶのか。

どの演目から始めるのか。

反応が弱い時にどう切り替えるのか。

会場全体をどう盛り上げるのか。

安全に終えるには何を確認するのか。

こうした「現場での判断」は、動画を見るだけでは身につきません。

 

本講座では、実際の現場を想定しながら
考え方と判断基準も含めて学んでいただきます。

 


主なカリキュラム

 

・ショー催眠の基本構成

・参加者の選び方

・反応を見極めるポイント

・催眠へ入りやすい雰囲気づくり

・催眠誘導の組み立て方

・瞬間催眠

・カタレプシー(身体の硬直)

・身体感覚の変化

・味覚変化

・感情変化

・催眠マジック

・ショー全体の演出方法

・反応が弱い場合の対応

・トラブルを防ぐ安全管理

・催眠の解除方法

・仕事として提供するための考え方

 

受講者の経験や目的に合わせて、必要な内容を重点的にお伝えします。

 


この講座で目指すこと

 

この講座の目的は、

催眠術を知ることではありません。

現場で、自信を持ってショー催眠を提供できるようになることです。

 

そのために必要な、

・催眠技術

・観察力

・判断力

・コミュニケーション力

・ステージでの表現力

・演出力

・安全管理

を総合的に身につけていきます。

 

「催眠現象が起きたから成功」ではなく、

参加者が安心して楽しめること。

観客全体が満足できること。

最後まで安全に進行できること。

そこまで含めて、一つのショーとして完成させる力を養います。

 


このような方におすすめです

 

・ショー催眠を仕事として取り入れたい

・イベントや学園祭へ出演したい

・マジックへ催眠術を取り入れたい

・他にはない強みを身につけたい

・パフォーマンスの幅を広げたい

・動画や書籍では学べない現場対応を身につけたい

・安全に催眠術を提供できるようになりたい

・自分だけのショーを構成できるようになりたい

 


開催方法

開催期間中(11月6日〜11月8日)の中で、ご都合に合わせて日程を調整いたします。

受講方法は、

約6時間を1日で受講

または

約3時間×2日間

など、ご希望に応じて対応いたします。

お申し込み後に、ご都合や目標をお伺いし、最適な内容で進めます。

 


定員

5名限定

一人ひとりに合わせた実践指導を行うため、少人数限定で開催します。

定員になり次第、受付を終了いたします。

 


料金

250,000円(税込)

 


「できる人」を目指すなら、この講座です。

 

ショー催眠は、技法だけでは成立しません。

現場で判断する力。

人を安心させる力。

会場全体を引き込む力。

そして、安全に終える責任。

 

それらすべてを身につけて初めて

人前で自信を持ってショー催眠を提供できるようになります。

 

本気でショー催眠を学びたい方のために、この講座をご用意しました。

募集は5名限定です。

ご興味のある方は、お早めにご相談・お申し込みください。

 

▶ ショー催眠マスター講座に申し込む

 


講師紹介

 

催眠術師 Kerzu(カズ)

神戸催眠術フェス2026で講師を務めるのは
愛媛県松山市にある催眠術&マジック Cafe & Bar Spread Oneのオーナー
催眠術師 ・マジシャンのKerzu(カズ)です。

 

店舗では、「見るだけではなく、自分自身が体験できる催眠術」をコンセプトに
参加型の催眠術とマジックを提供しています。

 

テレビや動画では伝わらない「実際に体験する驚き」を大切にし
初めての方でも安心して楽しめる催眠体験から
本格的に学びたい方向けの講座まで幅広く開催しています。

 

これまで、大学学園祭、企業イベント、ホテル、地域イベントなど
さまざまな場所で催眠術ショーを行ってきました。

 

ショーでは「驚き」と「楽しさ」を。

講座では「理解」と「実践」を。

それぞれの目的に合わせた内容でお届けしています。

 

催眠術は、一人ひとり反応が違います。

 

だからこそ、決められた流れを押し付けるのではなく
その方の反応を見ながら、その場で最適な進め方を選ぶことを大切にしています。

初めて体験される方も、本格的に学びたい方も、安心してご参加ください。

 


初めて参加される方へ

 

神戸催眠術フェス2026へ参加される方の多くは、催眠術を体験するのが初めてです。

 

「本当に自分でも体験できるのかな。」

「催眠術って少し怖そう。」

「恥ずかしいことをさせられないかな。」

 

そんな不安を感じる方も少なくありません。

そのため、本イベントでは催眠術を始める前に
流れや注意事項を分かりやすくご説明します。

分からないことや不安なことがあれば、その場でお気軽にご質問ください。

参加者一人ひとりの様子を確認しながら進めますので
無理に催眠術を行うことはありません。

安心してご参加いただけます。

 


お一人での参加も歓迎しています

 

「一人で参加しても大丈夫かな。」

そんなご相談もよくいただきます。

もちろん、お一人でのご参加も大歓迎です。

催眠体験教室や催眠体験スクールでは、講師が全体を見ながら進行しますので
一緒に参加する方がいなくても安心して受講できます。

実際に、お一人で参加される方も多くいらっしゃいます。

 


女性お一人で参加をご検討の方へ

 

女性お一人で参加される方も多くいらっしゃいます。

催眠術という内容から、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

本イベントでは、ご本人の意思を尊重しながら、安全面に十分配慮して進行いたします。

無理に催眠術を行うことはありませんので、安心してご参加ください。

 


高校生以下の方へ

 

高校生以下の方もご参加いただけます。

ただし、安全管理のため、保護者同伴でお願いいたします。

保護者の方も参加または見学としてお申し込みが必要です。

年齢や理解度に合わせながら進めますので、ご家族でも安心してご参加いただけます。

 


当日の流れ

 

受付

受付にてお申し込み内容を確認し、お席へご案内いたします。

開始時間を過ぎますと進行上ご案内できない場合がありますので
お時間に余裕を持ってお越しください。

 


オリエンテーション

イベントの流れや注意事項、安全に楽しんでいただくための説明を行います。

催眠術が初めての方にも分かりやすくご説明します。

 


各コース開始

お申し込みいただいたコースごとに進行します。

参加者一人ひとりの反応を確認しながら進めるため
無理に催眠術を行うことはありません。

 


質疑応答

終了後は、ご質問やご相談にも対応しています。

催眠術について気になったことや、さらに学びたい内容など、お気軽にご相談ください。

 


持ち物・服装

 

特別な持ち物は必要ありません。

普段着のままご参加いただけます。

催眠体験スクールやショー催眠マスター講座でメモを取りたい方は、筆記用具をご持参ください。

身体を動かす場面がありますので、動きやすい服装をおすすめします。

 


ご参加にあたって

 

皆さまに安心して楽しんでいただくため、次の点についてご協力をお願いいたします。

・開始時間までにご来場ください。

・体調が優れない場合は無理をせず、事前にご相談ください。

・講師およびスタッフの案内にご協力ください。

・他の参加者へのご配慮をお願いいたします。

・許可のない録音・録画・ライブ配信はご遠慮ください。

イベントの様子を記録・広報目的で撮影する場合があります。

掲載を希望されない方は、受付時にお申し付けください。

 


よくあるご質問

 

Q. 催眠術を体験するのは初めてですが、参加できますか?

もちろんご参加いただけます。

参加される方の多くが、催眠術を体験するのは初めてです。

催眠体験教室・催眠体験スクールともに
初めての方にも分かりやすい内容で進めますので、安心してご参加ください。

 


Q. 一人でも参加できますか?

 

はい。

お一人で参加される方も多くいらっしゃいます。

参加者同士で実践する場面がある場合も、講師が全体を見ながら進行しますので
安心してご参加いただけます。

 


Q. 女性一人でも参加できますか?

 

はい。

女性お一人で参加される方も多くいらっしゃいます。

ご本人の意思を尊重しながら、安全面に十分配慮して進行いたしますので
安心してご参加ください。

 


Q. 催眠術に反応が少なかった場合はどうなりますか?

 

催眠術への反応の現れ方には個人差があります。

同じ言葉でも、すぐに大きな変化を感じる方もいれば
小さな変化から始まる方もいます。

そのため、一つの反応だけで判断することはありません。

参加者一人ひとりの反応を確認しながら
その方に合った進め方で体験していただきます。

また、本イベントは「催眠現象を体験すること」だけを
目的とした内容ではありません。

自分がどのような言葉やイメージに反応しやすいのか
催眠術がどのような流れで進むのかを知ることも、大切な学びの一つです。

 


Q. 自分の意思に反することをさせられませんか?

 

いいえ、そのようなことはありません。

催眠術中も意識がなくなるわけではなく、ご自身の意識や判断力は保たれています。

「やりたくない」と思うことは断ることができますし
ご本人の意思に反する行動を無理に行うことはありません。

本イベントでは、参加者の意思を尊重し、安全面にも十分配慮しながら進行いたします。

 


Q. 高校生以下でも参加できますか?

 

はい。

高校生以下の方もご参加いただけます。

ただし、安全管理のため保護者同伴でお願いいたします。

保護者の方も参加または見学としてお申し込みをお願いいたします。

 


Q. 見学だけでも参加できますか?

 

見学のみでの参加も可能です。

ただし、参加・見学ともに受講料は同額となります。

催眠術は、目の前で起こる反応や会場全体の雰囲気も含めて体験していただくことで
より理解が深まります。

そのため、可能であれば体験へのご参加をおすすめしています。

 


Q. 催眠体験教室を受講せずに、催眠体験スクールへ参加できますか?

 

はい。

最初から催眠体験スクールへ参加していただくことも可能です。

基礎から分かりやすく説明しますので
催眠術を学ぶのが初めての方でも安心して受講できます。

 


Q. ショー催眠マスター講座は初心者でも受講できますか?

 

はい。

初心者の方でも受講していただけます。

ただし、この講座は体験を目的とした内容ではなく、ショー催眠を仕事やパフォーマンスとして提供できるようになることを目指す専門講座です。

受講者の経験や目標に合わせて内容を調整しながら進めます。

 


Q. 家族や友人と一緒に参加できますか?

 

もちろん可能です。

同じ日時に空きがあれば、一緒にお申し込みいただけます。

ご家族やご友人と一緒に参加することで
お互いの反応の違いを見ながら催眠術を体験できるため
より楽しみながら学ぶことができます。

 


Q. キャンセルや返金はできますか?

 

お申し込み後のキャンセルによる返金は行っておりません。

やむを得ない事情で参加できなくなった場合は、

別日開催またはオンライン講座への振替についてご相談ください。

できる限り参加していただける方法をご案内いたします。

 


「少し気になる。」

 

その気持ちが、参加する理由になります。

催眠術を仕事にしたい。

そこまで考えていなくても大丈夫です。

テレビで見た催眠術を一度体験してみたい。

自分にも起こるのか確かめてみたい。

家族や友人と非日常を楽しんでみたい。

心理学や人の心に興味がある。

その気持ちだけで、十分参加する理由になります。

 

まずは催眠体験教室。

もっと学びたくなったら催眠体験スクール。

仕事として身につけたい方はショー催眠マスター講座。

あなたの目的に合わせて、一歩ずつ学べるようにご用意しています。

各コースとも少人数制のため、定員になり次第受付を終了いたします。

 

▶ お申し込みはこちら

 


開催概要

 

イベント名

神戸催眠術フェス2026

 


開催日

 

2026年11月6日(金)

2026年11月7日(土)

2026年11月8日(日)

3日間限定開催

 


開催場所

 

神戸市内

※会場の詳細は、お申し込みいただいた方へ個別にご案内いたします。

 


開催スケジュール

 

11月6日(金)

13:00〜15:00

催眠体験教室

16:00〜19:00

催眠体験スクール

20:00〜22:00

催眠体験教室(夜の部)

 


11月7日(土)

10:00〜12:00

催眠体験教室

14:00〜15:00(仮)

神戸の大学の学園祭出演

※出演時間・内容は変更となる場合があります。

17:00〜20:00

催眠体験スクール

 


11月8日(日)

10:00〜12:00

催眠体験教室

13:00〜16:00

催眠体験スクール

 


11月6~8日

ショー催眠マスター講座

受講者様のご都合に合わせて開催いたします。

約6時間を1日、

または約3時間×2日など、ご希望に合わせて日程を調整いたします。

 


各コースの定員

 

催眠体験教室

各回10名限定

 


催眠体験スクール

各回10名限定

 


ショー催眠マスター講座

5名限定

少人数制だからこそ、一人ひとりへ丁寧な指導を行える環境を大切にしています。

定員に達した時点で受付を終了いたします。

 


各コースの料金

 

催眠体験教室

約2時間

5,000円(税込)

 


催眠体験スクール

約3時間

15,000円(税込)

 


ショー催眠マスター講座

約6時間

250,000円(税込)

 


ご予約方法

 

各コースとも事前予約制です。

お申込みフォームよりお申し込みください。

ご希望の日時を選択してご予約いただけます。

ショー催眠マスター講座をご希望の方は
お申し込み後に受講目的やご都合をお伺いし、日程を調整いたします。

 

▶ ご予約はこちら

 


ご予約前にご確認ください

 

お支払いについて

お申し込み後、お支払い方法をご案内いたします。

ショー催眠マスター講座は、日程決定後にご案内いたします。

 


キャンセル・振替について

 

お申し込み後のキャンセルによる返金は行っておりません。

やむを得ない事情で参加できなくなった場合は、

別日開催またはオンライン講座への振替についてご相談ください。

 


個人情報について

 

お申し込み時にお預かりした個人情報は
イベント運営およびご連絡の目的以外には使用いたしません。

法令に基づく場合を除き、ご本人の同意なく第三者へ提供することはありません。

 


「体験してみたい」

 

その気持ちを、行動に変えてみませんか。

催眠術は、動画を見るだけでは分からない世界があります。

本を読むだけでは身につかない技術があります。

そして、実際に体験した人だけが知る驚きがあります。

「少し気になる。」

その気持ちだけで十分です。

まずは一歩、体験してみてください。

きっと、催眠術に対する見方が変わるはずです。

 


神戸で受講できる、この機会をお見逃しなく

 

神戸催眠術フェス2026は
神戸の大学の学園祭出演に合わせて開催する3日間限定の特別イベントです。

通常は愛媛県松山市で開催している内容のため
神戸で受講できる機会は多くありません。

さらに、

 

催眠体験教室 各回10名限定

催眠体験スクール 各回10名限定

ショー催眠マスター講座 5名限定

 

となっています。

 

少人数制だからこそ、一人ひとりに合わせた体験と指導が可能です。

神戸での次回開催は現在未定です。

「いつか参加してみたい。」

そう思っているうちに機会を逃してしまう方も少なくありません。

興味を持った今が、一番参加しやすいタイミングです。

 


ご予約・お問い合わせ

 

各コースとも定員になり次第、受付を終了いたします。

ご希望の日時で参加したい方は、お早めのお申し込みをおすすめいたします。

 

▶ ご予約はこちら

 

ご不明な点や、どのコースを選べばよいか迷われている場合は
お気軽にお問い合わせください。

 


主催

催眠術&マジック Cafe & Bar Spread One


講師

催眠術師  ・ マジシャン Kerzu(カズ)


TEL

070-4498-5433


MAIL

bar.spread.one@gmail.com


所在地

〒790-0003

愛媛県松山市三番町7丁目7-1 村上ビル1F


ホームページ

https://www.spread-one.com


申込フォーム

https://forms.gle/N1SXDvirN4rhZDtZA


公式LINE

https://lin.ee/gYM9adV


Instagram

@cafe_bar_spread_one

 


神戸でお会いできることを楽しみにしています。

 

見るだけでは終わらない。

体験するだけでも終わらない。

理解し、身につけ、その先へ進む。

その第一歩を、この3日間で踏み出してみませんか。

スタッフ一同、皆さまと神戸でお会いできることを心より楽しみにしております。